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ひといき短歌

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#日記

ひといき短歌-11

ひといき短歌-11

~梅雨明け希望~​

少なくとも言葉は同じに暮してるならばあなたと私は似てる

どうしようもなくて結局わかり合う
同じところが擦れる歯車

個々人であるかプールに揺れあって端と端とから見つめ合うのか

認めてはいけないようでその通り私も歩き始めた道理

斎一の声で繫がるのが嫌いだから互いに喰らわしたがる

よく ある は 宜しく は ない よく 失くす 記憶 よく ある 虚言 よろしく

つまらな

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ひといき短歌-07

ひといき短歌-07

~おことわりだ~

魂をプロトコールに売ってから夜なべ仕事に文字を繕い

カランドリエ 夜空の星が引き合ってその掌にまた成した歌

一節の声がこの世に劈開を見せる 私はインクルージョン

メタファーと世界の仕組み 仕組まれた生もあるんだ 詩を組み立てた

​ありあわせで一番うまくなるように考えるのが料理ですよね

ひといき短歌-06

ひといき短歌-06

~なんで、🥺~

もしかすればローファンタジー小説に生きているかも分からないだろ

知っていて萎む手筈の風船に息吹き込んで胸が苦しい

自分撮り 鏡写しに願望を収める 今日は皆んなアリスだ

この町が家が私であることが嫌だ不思議のケーキを食べた

春が来る ダウンジャケットと一緒に膨れた自我を脱ぎ捨ててみる

多分もう少しで思春期が終わりそう

ひといき短歌-05

ひといき短歌-05

~よく寝よう~

病み期ではなくてお腹が空いてると気づくときには乗り過ごす夜

私:「進化の末、人は寒いと不安がるようになったんだって」

私:(震える)

絶望に淵と言われる部位がありそこから海へ繋がっている

誰のせいでもない自然を悲しいと思う自分のせいで悲しい

生ま/れ/つき/受け/た/命/を/逃げ/延び/て/受動/で/は/なく/自発/「生ま/れる」

滅茶苦茶だ……​