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ひといき短歌

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2021年1月の記事一覧

ひといき短歌-03

ひといき短歌-03

~甘党です~

この森に私は水でお前は樹 精白された誌面ではなく

追憶はかくや甘かる しゃぶるほど肥立ちのよくもならざるソフィア

水盤にフチがはっきりあるように意思をはんぶん信じていよう

当て所ない歌を草いきれに漬けて寝かした味のジンジャーエール

​辛いものも好きです、マゾの証拠って聞くけど

ひといき短歌-02

ひといき短歌-02

~ストップうらみごと~

フイルムのように私を選びたいあとは燃やして灯りにしよう

「芯のある人に惹かれる」「芯のある人に惹かれる人を惹きたい」

モットーが理性を縛るさま少しポジショントークに似たると思ふ

無いものをねだりあの人になりたいばかりに夢をすい続けてる

シアターを出て惑わん布張りの昏き通路の甘く香れば

​擬古調が大好き 中二病だから

ひといき短歌-01

~スタート張り切っちゃうタイプ~

飽くまでも悔しがりたい的確にあなたが呉れるそら色の春

ありふれた情と妥協と嘘一つなくて私はこうしていない

優しさを疑う時と場所と人 貰えるものは頂くけれど

語群から選んでみよう:わたし?こと?なんか?なんで?が?こんな?に?あなた?

こんな後ろ向きのお茶タイムばかりあってたまるか​

ひといき短歌-00

ひといき短歌-00

息抜きに短歌を作っています。

お茶でも飲むようなゆるさ、軽さで

読み流してもらえる歌が目標です。

とりとめなくその日の思いつきを煎じて

いくつかの歌にまとめてみます。

自意識の殻を言葉に起こしたようなもの

ばかりになるかもしれませんが……。

初心者ですが、恥ずかしがらずに

余り日を置かずに、愚痴っぽくなり過ぎずに

長く続けていきたいと思います。

どうぞご贔屓に☻