思うところがあって、インターネットアクティビズムを再開してみた。
最初に説明しておくと、インターネットアクティビズムとは、スマホやPCといったデジタル端末を使ってインターネットで社会問題解決というか社会運動をすることだ。
道具としてはスマホとPCさえあれば十分だし、自分の主張をブログに書いたり、Change.orgといった署名サイトに署名を立ち上げたり、自分の支援する社会的NPOの会員になってみたり、寄付をしてみたり、デモや集会を呼びかけたり、クラウドファンディングをしてみたり、ネットコミュニティを作ってみたりと方法は色々考えられる。
AIに効果を尋ねてみると答えはその都度変わるのだが、情報化社会の昨今、実際に辺野古の基地反対運動のように現地でデモや集会をするばかりではなく、直接情報を届けるほうがコストが掛からず効率的に情報拡散できると考えているのだ。
しかしながら、活動の中心にしたいインターネット署名のChange.orgは署名が立ち上がるのに賛同者を5名集めないと本サイトに載らない決まりになっている。個人で精神疾患への偏見を無くすためのインターネットアクティビズムをやっている自分は、SNSのXやFacebookで賛同を募るのだが、なかなか理解してもらえないからか、精神疾患に対する偏見が強いためか、ほとんど賛同がない。今やっているネット署名ももうちょっとシェアを粘ってみるがどうなることやら。
でも、精神疾患に対するスティグマ(偏見)は社会的に大きな損害や損失を与えているように思うし、一般社会の側にも患者側にも間に大きな壁を作っているように感じる。患者に対する社会的排除は極端に言うと患者の自殺を招く。実際の調査結果では精神疾患患者の自殺率は病苦も相まって、一般市民よりも格段に高い。
実は、今回インターネットアクティビストを再開したのは、インフルエンサーと呼ばれるタレントのひろゆきの作ったインターネット掲示板2ちゃんねるがメンヘラという言葉を自然発生的に世間に拡散し、ひろゆき自体もYouTubeでメンヘラという言葉を多用している。GoogleのAIに推測させたところ、ひろゆきのメンヘラをテーマにした動画は数億回再生された結果らしい。これがどこまで当たっているかは不明だが、自分の見かけた一つの切り取り動画でも再生回数が12万回あったから、ひろゆきの影響で皆がメンヘラという精神疾患に対する侮蔑語を使い、患者の人権を軽視する風潮が社会的に蔓延してしまったように思える。
そういう状況に性格からか義憤を覚えたので、再度インターネットアクティビズム(インターネットによる社会活動)に取り組んでみることにした。でも、いろんなインターネット上のプラットフォームを人権活動に使用するだけなので、ほとんど時間は要らない。普通にネット上で情報発信するだけだ。
インターネットアクティビズムの効果はイギリスBBCのネット記事で確かめたし、イギリスのZ世代の若者もインターネットを使った社会活動をカジュアルな形で行っているようだ。彼らなりの社会や地球環境に対する問題意識もあるだろうし。
自分の場合は長年心の病を患ってきたが、数年前に「スティグマ」という学術書が発売されるほど、まだまだ精神疾患に対する差別と偏見は強いものがある。それも知らずに無自覚に偏見を増強させたインフルエンサーがひろゆきだと思っている。
でも、アンチひろゆきではあるが、それでは他人の共感を得られないので(個人的な逆恨みだと思われる)、一般的な書き方に直してネット署名を立ち上げてみた。
これからどのようにインターネットアクティビストを継続していくかに関しては、Webサイトはあまり効果がなかったので止めることにし、署名サイトとSNSのX、人権団体への寄付や投書、政党や政府機関、メディアへの投書を中心に、時々noteに書くようにしてみようと考えている。インターネットアクティビストといっても職業ではないので仮称といっていいかな、とりあえず。
ぼちぼちとインターネットを使ったアクティビズムを続けてみるが、どれをやったら効果的か?というのがだいたい分かってきたのは良かった。でも、本当に精神疾患に対する偏見の問題を提起している団体も個人もインターネット上では見当たらないな。差別解消の法律もあるくらいなのに何やってんだか。
愚痴はこのくらいにして、下にChange.orgの署名を貼っておくので、よければ賛同してください。それでは♪