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精神疾患に対するヘイターをいかに減少させるかという課題

精神疾患や社会問題についてはほぼnoteに書かないつもりだったが、この問題は歴史的な経緯も絡むので書くことにした。

インターネット上にはSNSやブログを始めとして様々なソーシャルプラットフォームが存在するが、その中でもXやFacebook、YouTubeでの精神疾患の患者に対する誹謗中傷が特にひどい。もっとひどいのは5ちゃんねるだと思うが、それは放置しておく。

歴史的に、ハンセン病を始めとして、被差別者は差別されても仕方がないという慣れというか諦めに似た心境があるものだが、その点部落解放同盟や朝鮮総連、韓国民団といった在日のマイノリティの人々が集団を形成して差別に反対している姿勢には僕は共感している。

で、インターネットのソーシャルプラットフォームでの精神疾患の患者に対するヘイトはある意味惰性で、患者の側も言われても仕方がないという風潮があるが、それはないだろうと強く主張しておく。

しばらく前からインフルエンサーと称されているひろゆきがYouTubeで発しているメンヘラという言葉は、メンヘラ女子という発展型を生み、精神疾患の患者(特に女性)の人格を否定し、存在すら無いものとするような言説が跋扈している状況だ。それに一矢報いたいと思うので、インターネットの情報にはインターネットだろうと、朝早くからこの記事を書いているのだ。

言っておきたいのは、精神疾患についての罹患率は厚生労働省のHPに譲るとして、心の病は病気だから誰でも罹る可能性があるのだよ、実際のところ。1ヶ月後にあなたが心の病を患っている可能性は無きにしもあらずだと言える。

それを、病気を恐れ、患者を嫌うあまりにヘイターと化し、最新技術を使ったソーシャルメディアの中で50年くらい前と同じ意識のヘイト的発言を行ったり、患者に対して荒らしを行うのは、あまりにも幼稚過ぎ、歴史的経緯も知らない無知蒙昧の輩だと書き記しておこう。

昨日は各政党やメディアや人権団体へ、精神疾患についてのネット上での誹謗中傷の酷さについて対策を取るか報道してくれるようにメールフォームにメッセージを送っておいた。インターネットによるアクティビズムだからこれは簡単に済んだ。

著名人であるひろゆき一人を指摘しても何も変わらないので、社会的ステークホルダーに投書してみたがどうなることやら。患者団体は社会に訴えるよりも障害者権利条約によって社会的状況を制度的に改善させる方向を選択したようだが、僕は社会の人々にも知性や理性は存在するものと捉えているのでこうやって文を記している。

とにかく、今すぐにでも精神疾患についてのヘイトを止めて欲しい。心の病にはあなたも罹る可能性は十分にあるとだけ書いて今回は締めくくりたい。


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