【紹介】星杯スプライト
星杯スプライトの紹介記事です。
DUELIST CUP2024 DEC 1stステージのLv.17~19をこのデッキで突破しました。
実質DC1stを突破するパワーがあると考えて良いでしょう。
アドバイスを頂いた有識者の方々に感謝します。
サンプルレシピ
星杯スプライトの特徴
星杯スプライトはリンク主体テーマの星杯と組み合わせたデッキです。
OCGから遅れる事約1年、2024年12月6日適用のリミットレギュレーションでついに星杯の神子イヴが禁止から無制限に規制緩和されました。
アドバンス召喚した星遺物ー『星杯』がフィールドから離れることで星杯モンスターを2体リクルート。
この動きからスプライトに繋いでいく動きを目指すデッキなのですが、これまでのカードプールでは要求値の高かったその動きを星杯の神子イヴ1枚で再現できます。
これにより大幅に盤面の要求値が下がり、強い動きの再現性が高まりました。
要は強くなったという事です!(説明放棄)
構築について
必要なカードを入れていったら47枚になりました。
初動を厚めにとった結果であり、40枚にこだわる理由も特になかったとも言えます。
………いやほんと必要だったんですって信じてお願い。
初動を厚めにとった結果、手札誘発を体感ではっきりわかるくらい引き込みにくくなっています。
お好みで誘発を追加してください。
3枚くらい追加しても大丈夫でしょう。
また、EXの枠がカツカツだったりバニラを初動に使うため後攻で妨害を踏みにくかったりと若干先攻番長のきらいはありますが、それを補って余りある展開力を有しています。
以下採用枚数と理由の簡単な紹介です。
採用カード
【星杯を戴く巫女】
ここでは便宜上「バニライヴ」と呼びます。
あらゆる初動に関わるカードです。
リンク1イムドゥークの素材にするため、ギガンティックの効果でリクルートできないという ちょっと面倒な 拠無き事情から直接手札に引き込みたく3枚採用。
【星杯に選ばれし者】
ここでは便宜上「バニラアウラム」と呼びます。
神子イヴのレベル5シンクロに必要なパーツです。
ただしレベル3のためスプライトとの噛み合わせが悪く、召喚権も必要なため重ね引きは避けたく2枚。
【星杯の守護竜】
星杯の効果でリクルートするためのモンスター。
リンク素材として墓地に落とした後、自身の墓地効果で星杯モンスターを蘇生するのが役割です。
手札に来られても困るので1枚。
一応手札誘発としての役割もこなします。
無効破壊は強力ですが、誘発の内訳がモンスター効果無効に偏るためドロバや幽鬼うさぎより優先順位は低いと判断しました。
【星杯の妖精リース】
星杯をサーチするためのカードです。
星杯のアドバンス召喚まで繋げられなかった場合、自身の墓地効果でサーチした星杯を墓地に送ることでリイヴのリンク召喚には持ち込めます。
こちらはバニライヴと違ってギガンティックの効果でリクルートできます。
星杯がフィールドを離れた際の効果でもリクルートでき、1枚でも展開に困りませんが、リース初動のルートがある事を考慮して2枚でもOKです。
【星遺物ー『星杯』】
このデッキのキーカードです。
神子イヴかリースの効果でサーチしましょう。
素引きすると神子イヴで星杯以外をサーチ先でき上振れになるため2~3枚でも良いのですが、このデッキでは先攻で初動か後攻で誘発を引く確率を上げたく展開に必要な1枚のみとしています。
【星遺物を継ぐもの】
リンクモンスターのリンク先にモンスターを蘇生します。
リイヴの効果でサーチしましょう。
【星遺物に響く残叫】
継ぐもの、もしくは星杯を素引きしている時のサーチ先としての採用です。
発動条件として相互リンク状態のモンスターを要求します。
ピットナイト・アーリィとスプライト・エルフを相互リンクさせると良いでしょう。
スプライトテーマ内のカードについては以下の記事で解説してるので効果は割愛します。
スプライトの採用枚数ですが、実際に回してみると星杯展開が手札誘発に阻まれる事が多く、貫通札のスプライトを薄くしてしまうと妥協盤面が弱くなってしまいます。
そのため実用に耐えうる展開の強度が欲しくここは厚めにとってます。
星杯側で貫通手段を用意できる場合はスプライトを減らしてデッキの星杯の比率を上げても良いでしょう。
【深海のディーヴァ】
【黄紡鮄デュオニギス】
レベル5シンクロの神子イヴにアクセスするギミックです。
レベル5シンクロが立つギミックは他にもたくさんありますが、レベル2初動で妨害されても後続にスプライトが続ける=貫通札になり得る札が多い事を評価しました。
ディーヴァは初動なので3枚。
デュオニギスはデッキにいてくれることを願って1枚です。
【EM:Pグレニャード】
貫通&妨害札です。
極めて優秀なカードですが初動にはなり得ず、とにかく初動の安定が欲しいこのデッキでは抜いても良いかもしれません。
ギガンティックの3番目のリクルート先、もしくはスプリンドで墓地に落とせるように1枚だけ挿してあります。
【緊急テレポート】
バニラアウラム専用サーチ魔法。
召喚権を使わずにレベル3のバニラアウラムを召喚できる意義は大きく、準制限のフル採用2枚です。
【予想GUY】
このデッキの最強初動です。
召喚権を使わずにバニライヴ、バニラアウラムをリクルートできます。
当然3枚。
【転生炎獣アルミラージ】
役割はひとつだけ。
これでアドバンス召喚した星杯を墓地に落として下さい。
いずれオルフェゴール・ガラテアiが実装されたらガラテアiがその役割を果たします。
【グラビティ・コントローラー】
このカードも神子イヴを墓地に落とす為だけの採用です。
【I:Pマスカレーナ】
【S:Pリトルナイト】
【召命の神弓-アポロウーサ】
おなじみマスカレーナとその出力先です。
リイヴのバウンス効果発動のため、マスカレーナはこのデッキの最終盤面に必須です。
【双穹の騎士アストラム】
このデッキのエースです。
何故かデッキにいませんがエースです。
言い訳をするなら先攻展開でEXデッキを最大11枚消費するこのデッキにおいては枠がなく、ましてリンク4は優秀な制圧モンスターが割拠する激戦区。
アーゼウスすら入れないこのEXデッキに能動的な妨害を持たない彼に割く枠はありませんでした。
【トロイメア・グリフォン】
リイヴとアーリィのリンクマーカーが横に伸びるこのデッキとは相性が良くマスカレーナの出力先として有力候補。
天盃龍に対するメタカードになり得ること、星杯とトロイメアのストーリー上の繋がりから召喚時にテンションぶち上げとなることも追い風となりますが無念…枠がありませんでした。
【天霆號アーゼウス】
いくら枠がないとはいえ、このカードは上記の2枚とは役割が違います。
先攻寄りのこのデッキにおいてアーゼウスで強行突破したい場面は多く、入れるなら継戦能力と引き換えにギガンティックと入れ替えになります。
【ピットナイト・アーリィ】
他のデッキ解説でも説明しましたが、いつも通りの使い方です。
ただ1点、カウンター罠の残叫を使う場合相互リンク状態が発動条件になります。
このデッキのリンクモンスターで相互リンクをする場合、アーリィのリンクマーカーが必須になります。
盤面を作る際は注意して下さい。
〈手札誘発について〉
デッキ48枚に対してこの枚数は少ないです。
引きムラが強すぎてなかなか手札に引き込めないためお好みで枚数を増やして下さい。
展開ルート
【ディーヴァ 1枚初動 リンク型】
ディーヴァの1枚初動とはなっていますが、要は最初にレベル5シンクロができれば同じ動きになります。
神子イヴの「星杯」通常モンスターをチューナーとして扱える効果外テキストと緊急テレポート、予想GUYを駆使すればあらゆる組み合わせで神子イヴをシンクロ召喚できます。
⑲の手順で継ぐものを素引きしている場合は残響をセット。
その場合はアーリィとエルフを相互リンクするように配置して下さい。
アーリィとリイヴでも可能ですが、リイヴはフィールドを離れて真価を発揮します。
〈展開ルート〉
〈最終盤面〉
①『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
②『マスカレーナ』『リイヴ』『ブルー』で『アポロウーサ』をリンク召喚して発動無効
③『アーリィ』のターン終了時まで効果無効&攻撃力0
④『エルフ』で『ブルー』を蘇生し『ピクシーズ』サーチでバトルフェイズ妨害
⑤『キャロット』の魔法罠無効
⑥墓地の『咎姫』のモンスター破壊
⑦墓地の『グレニャード』のバウンス
【ディーヴァ 1枚初動 シンクロ型】
※今回のサンプルレシピではEXデッキに出力するシンクロモンスターがいないため、できない展開ルートです。
このルートを採用する場合はスプリンドと入れ替えで出力するモンスターを採用して下さい。
上記の展開ルートの手順⑩で分岐します。
『アーリィ』ではなく『リイヴ』をリンク召喚して『神子イヴ』を蘇生する事でレベル8シンクロを立てられます。
レベル8シンクロはサベージではなくドラガイトなどでも良いですね。
EXがきついですがディーヴァ初動ならアクセルスタダからバロネスにも派生できます。
お好みで選んでください。
また、手順④でレベル3の『星杯に選ばれし者』ではなくレベル2の『星杯を戴く巫女』をリクルートすればレベル7シンクロに分岐します。
この場合は『ライトニングマスター』あたりが良いでしょう。
状況に応じてルートを使い分けてください。
〈展開ルート〉
※⑨までは上記と同じです。
〈最終盤面〉
①『サベージ』の万能無効
②『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
③『マスカレーナ』『リイヴ』『ジェット』で『アポロウーサ』をリンク召喚して発動無効
『アーリィ』のターン終了時まで効果無効&攻撃力0
④『エルフ』で『ブルー』を蘇生し『ピクシーズ』サーチでバトルフェイズ妨害
⑤『キャロット』の魔法罠無効
【星杯を戴く巫女+スプライト・ブルー(+手札コスト1枚)】
神子イヴを使わないルートです。
実戦ではレベル3に触れず初動で神子イヴにアクセスできない事もあるので、このルートも覚えておくと良いでしょう。
〈展開ルート〉
〈最終盤面〉
①『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
②『キャロット』の魔法罠無効
③『アーリィ』のターン終了時まで効果無効&攻撃力0
④『マスカレーナ』『リイヴ』で『リトルナイト』をリンク召喚して除外
⑤『エルフ』で『ブルー』を蘇生し『ピクシーズ』サーチでバトルフェイズ妨害
【リース+スプライト】
リースとスプライトモンスター(ここではブルーを使ってますが何が来ても最終盤面は同じになります)の盤面です。
リースの墓地効果で手札の星杯を無理やり墓地に送るのがポイントです。
妥協盤面ですが、神子イヴを出せないときのパターンは多く知っていて困ることはないので挙げておきます。
リンク値の関係で一度キャロットを墓地に落としてます。
相手ターンの蘇生前、開幕に全体除去を撃たれたらマスカレーナで回避して下さい。
マスカレーナを素材にしたモンスターには破壊耐性がつきます。
〈展開ルート〉
〈最終盤面〉
①『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
②『マスカレーナ』『リイヴ』で『リトルナイト』をリンク召喚して除外
③『エルフ』で『キャロット』を蘇生し魔法罠無効
【スプライト・スターター1枚初動】
スプライト・スターターを初動に使う事で温存した通常召喚権で星杯をアドバンス召喚します。
これによりスターターの1枚初動が可能になりました。
初動にスターターを使っている関係でキャロットを自ターンに呼び込むことができません。
魔法罠無効が欲しい場合は③の手順で2枚目の『スターター』をサーチして下さい。
2軸縛りはつきますが相手スタンバイフェイズに開くことでキャロットを特殊召喚でき、メイン1開幕の全体除去をケアできます。
〈展開ルート〉
〈最終盤面〉
①『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
②『マスカレーナ』『リイヴ』で『リトルナイト』をリンク召喚して除外
③『エルフ』で『ブルー』を蘇生しバトルフェイズ妨害
④『ダブルクロス』で相手モンスターコントロール奪取
【星杯+星杯を戴く巫女】
50枚デッキのピン挿しなのであまりないケースですが、星杯を素引きしてもバニライヴ初動なら展開できることは頭に入れておきましょう。
レベル3の星杯にバニラアウラム始動の場合は『ギガンティック』が呼べずルートが繋がらないことに注意して下さい。
〈展開ルート〉
〈最終盤面〉
①『リイヴ』を『マスカレーナ』の効果によるリンク召喚の素材として墓地に落としてバウンス
②『マスカレーナ』『リイヴ』で『リトルナイト』をリンク召喚して除外
③『エルフ』で『ブルー』を蘇生し『ピクシーズ』サーチでバトルフェイズ妨害
④『キャロット』の魔法罠無効
まとめ
取り急ぎで記事にしました。
そのため展開ルートの手順に間違いを見つけた場合はお手数ですが筆者のXのアカウントまでご連絡ください。
今後リストも更新して展開ルートや解説もバリエーションを増やしていく予定です。
ではまた。