インタビューしあうのカンペ(その3)
この投稿は インタビューしあうAdventCalendar2020 4日目にエントリーした投稿です。
「インタビューしあう」の中ではインタビューしてみた感想(ふりかえり)を語る時間を設けています。その中で「聞き手としてどんなことを聞いたらいいか迷う」という声があります。
なぜ迷うのか、主催者が「聞き手」をするときはどうしているのかをふりかえっています。前回までは「なぜ迷うのか」と「主催者がどうしているのか(前半)」を書きました。今回は「主催者がどうしているのか(後半)」を書いてみます。もちろんこれも一例であり実際に聞き手がどうするか自由です。
断片的な聞き方になるとき
「インタビューしあう」でおススメしている時間の使い方はこんな感じ。
・初めの5分はテーマについて話し手が話す
・次の5分は聞き手から聞き返して話し手が答える
・次の5分は流れに任せてご自由に
その中で聞き手からの質問が「一問一答」のようになることもあります。やりかたは自由なので一問一答もOKです。断片的じゃない聞き方もしてみたいというときには、わたしはこんな感じで聞いています。
「話し手が使った言葉」に「気になること」を添えて聞き返してみる
・お話の中にあった〇〇にはどんな背景(経緯)があったんですか
・今後は〇〇がどうなってほしいとか、どしていきたいとかありますか
・〇〇でこんな影響があるんじゃないかとか、譲れないこととかありますか
書いてみると少し硬い感じの聞き方ですね。もっとシンプルなのは「なんで?」「それで?」と子供みたいに聞いてみることだけど、大人からそう聞かれるとそっけない印象があることもあります。そっけない印象にならないためには関心を寄せてる前向きさが伝わるときいいですね、そして相づちのようなリズムで流れるように聞いてみる「それはなにゆえ?」。なんとなく和んでつなげて聞ける…かもしれません。場の空気によっては、掛け合いのように「そのこころは?」と聞けることもありますね。
なにゆえなのか知りたいです、聞いてもいいですか?
(大喜利のノリ、もしくはぼんやりと)その「こころ」は?
アドバイスしそうになるとき
話し手の話につられて聞き手も伝えたいことが浮かんでくることがあります、自然と出てきてしまうものなのではじめは無理に我慢しない方が場を楽しめると思いますが、うっかりすると聞き手がいつのまにか話し手にすり替わってがっつり語ってしまうことが起きます。大抵はアドバイスを語っているときがそうなりがちなように感じています。
自分の中にある情報や知識やテクニックを休ませる
・誰かのモノサシで評価しない(否定しない、称賛しない、比べない)
・目の前の話し手だけ、その個人だけを見て聞く
・自分のアドバイスが届かないラジオの向こうの話を聞くように聞く
クロージングのしかたがわからないとき
わからないって気持ちわかります、わたしもいまだにクロージングどうしていいかわからない。
講演でも雑談でもないから「話し終わり」というタイミングもないし、何かにコミットしたら終わりというわけでもない、何か成果物があるわけでもなく、ただ「話す・聞く」という時間を終えるだけ。終わる時間は予定時間より長くても短くてもいい、そして話し手・聞き手のどちらが終わることをリードするのかも曖昧でお互いソワソワする笑。
わたしは最近はこんな感じでやっています。
そろそろお時間になったのでここまでにしましょうか。
ありがとうございました。
「オチないんかーい」とお互いに笑って終わることもあれば、ひとつの儀式が終わったような神妙な空気で終わることもあります。
そんな空気を漂わせたまま「インタビューしあう」の「ふりかえりしあう」に移ります。その「ふりかえり」で語り合ったことをこのアドベントカレンダーで報告してもらっています。
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。
次回以降はわたしが今年やってみた「インタビューしあう」のふりかえりを書いていきます。今年は年末以外もいろんな方に試してもらったのでたくさんインタビューしあうができました。似たようなふりかえりが続くかもしれないけどそれならそれでそれも発見です。(これから書くのでどうなるやら)
#インタビューしあう #インタビューしあうアドベントカレンダー
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アウトプット下手なりに時々書く機会を作っています。息切れしない程度に散漫ぶりを書き出していきたいなと思ってます。いろいろ体験したい!