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国立大学法人電気通信大学とのAI・データサイエンス人材育成の取り組み紹介
こんにちは、Advanced Innovation Strategy Center(AISC)の橋本です。
AISCではAI・データサイエンス領域の活性化に貢献すべく、産学連携の取り組みにも力を入れています。今日は国立大学法人 電気通信大学との取り組みを紹介します。
お伝えしたいメッセージのまとめ
AISCは2018年より文部科学省 データ関連人材育成プログラム 『データアントレプレナーフェロープログラム』に関与
データアントレプレナーフェロープログラムは本当に力がつくカリキュラム!
産学連携の取り組みは長期で見れば企業にも必ずリターンがあります。AI・データサイエンス領域の活性化に向け、ぜひ、産学の垣根をどんどんなくしていきましょう!
国立大学法人 電気通信大学とAISCの関わり
一般社団法人データサイエンティスト協会での活動がご縁で、田村先生よりお声がけいただき、2018年にデータサイエンティスト特論の講義をお引き受けしました。
以降、データアントレプレナーの正会員として講義や法人会員のワーキンググループ(WG)、イベント、審査など様々な取り組みに参画しています。
講義
データサイエンティスト特論 *(Ⅲ-9)データサイエンティスト特論 参照
回帰モデル分析 *春夏の年2回
統計検定2級 自習教材作成
WG(法人会員同士の情報交換会)
データサイエンスWGの主査
イベント
インターンマッチングイベント
その他
ピッチコンテストでの審査協力、など
データアントレプレナーフェロープログラム(DEFP)とは
正式名称は文部科学省 データ関連人材育成プログラム 『データアントレプレナーフェロープログラム』(Data Entrepreneur Fellows Program)。2015年に科学技術人材育成費補助事業に採択されスタートしました。
一番の特徴は”手が動くことを重視したカリキュラム”。データサイエンティストとして手が動くのはとても大切ですが、そのためには時間が必要です。本プログラムは1年間、データによる問題解決のケースを繰り返すことで、きちんと取り組めば必ず手が動くようになっています。
(受講者の声をご覧いただければ分かる通り、1年間毎週本当に大変ではありますが…)
※電通大の先生から聞いた以下のやり取りが一番印象に残っています。
先日、受講生の所属企業の責任者に「T大のAI・データサイエンスコースを受講したメンバーは能書きが言えるようになって帰ってきた。電通大のコースを受講したメンバーは手が動くようになって帰ってきた。」と言われた
※2024年度の募集も始まっています。ご関心ある方(学生/社会人)はぜひ募集要項をご覧ください。
※2023年からは新たな学士・修士一貫教育プログラム「デザイン思考・データサイエンス(D×2)プログラム」も始まっています。
企業における産学連携のすすめ
企業においてカルチャーの異なる大学との取り組みは難しいものがある点は承知しています。
関心・Goalが異なる(ex.論文 vs 事業成果)
短期的な営利に繋がりにくい / 効果測定が難しい
(結果)社内の申請や予算確保が難しい、など。
一方で産学連携には以下のメリットがあると考えています。
メンバーの育成契機
講師など業務以外の経験機会の提供
以下は2023/12に講師いただいたAISC 王さんの資料です。
賃料推定のプロジェクト推進の事例紹介を通じて”事例分析の有効性”や”仮説検証のアプローチ”の経験談を話していただきました。受講生からの質問も多くとても活況でした。
先生/研究室とのリレーション強化
リレーションが縁となり、過去に共同研究への発展や顧問就任、官公庁への紹介、案件の引き合いなど、様々な恩恵を受けています。
採用支援
講義を通じての認知向上や受講生との繋がりが結果として採用につながることもあります。
2018年に弊社が講義した際に年間MVPを受賞された方が、ご縁あって2021年よりGA technologiesに参画し、マーケティング分析のTeamで活躍されています。
PR
電通大との取り組みはプレスリリースやお知らせなど、軽く10回以上自社HPなどで紹介されています。
私個人も社外的な役割を担うことが多いため、電通大の”客員准教授”の肩書がもたらす信頼の恩恵を随所で被っています。
前述の通り、産学連携の取り組みは短期的には評価を受けることは多くはないですが、長期では企業/個人にも必ずリターンがある活動と信じています。AI・データサイエンス領域の活性化に向け、ぜひ、産学の垣根をどんどんなくしていきましょう!
謝辞
noteを書いていて約5年間、改めて色々な方のお世話になってきたなと感じました。
お世話になっている電通大 西野先生、斉藤先生、岡本先生、原田先生、佐野先生、長瀬先生、岩永先生、非常勤講師のネイチャーインサイト 中野さん、関根さん、Heliks Data 赤間さん、MNTSQ 平田さん、ならびにGA technologiesのCDC(広報)、ESC(人事)のみなさん、いつも講義を一緒に担当してくれているAISC 福中さん、三田さん、山内さん、王さんに心よりお礼申し上げます。
※参考.2023年度 講義資料抜粋 「プロジェクトでのデータ分析」
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