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【イベント登壇レポート】不動産tech Product Night〜#2 スタートアップがAI技術で挑む!巨大産業の課題解決(資料公開)
こんにちは、GA technologiesの橋本です。自社エンジニアの紹介がきっかけで「不動産tech Product Night〜#2 スタートアップがAI技術で挑む!巨大産業の課題解決」に先日登壇しました。
久しぶりのリアルでの登壇で満席の会場に少し緊張しましたが、運営・会場のみなさまのおかげで盛況のうちに終わりました。
資料と合わせてレポートします。
イベント概要
冠の不動産tech Product Night(#不動産テックナイト)が示す通りエンジニア、デザイナー、PM、PdMなどを対象にプロダクト界隈の活性化を目指すイベントです。
7月に開催された第1回は「不動産プロダクト領域で、小さく積立てて価値を出していく」がテーマでした。
第2回目の今回は「#2 スタートアップがAI技術で挑む!巨大産業の課題解決」がテーマ。不動産領域へのAI技術導入の知見や失敗について、LT登壇やその後の懇談で参加者同士共有し合い、盛り上がりました。
発表紹介_「Data&EngineeringからのAIことはじめ」(GA technologies 橋本)
前職のデータサイエンス・AIサービス提供企業から不動産の事業会社であるGA technologiesに転職して以降の経験から強く感じた”Data”と”Engineering”の重要性について紹介しました。
不動産テックの取り組みはスピーディな試行錯誤が肝と考えており、そのためには整備されたDataと実行のためのEngineering力が必要なことを伝えました。
時間都合で詳細は紹介していませんが不動産techのKFSについて日本不動産学会誌の論文にまとめましたのであわせてご参照ください。
不動産techのKFS(Key Factor of Success)
①事業会社の優位性
②プロトタイプ開発によるアプローチ
③エンジニアリング力
④多様性の尊重
⑤GRIT:情熱、粘り強さ、やり抜く力
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jares/37/1/37_11/_article/-char/ja
発表紹介_他の登壇者
他の登壇者の発表もとてもよかったです。
noteを記載しながら改めて振り返ってみて、登壇された方のメッセージが表現は異なれど伝えたい意図は皆似ていると感じたのが印象的でした。公開されている資料はURLをつけていますのでぜひご覧ください!
AIと共に歩む新たな住まい探しのカタチ (LIFULL 山﨑さん)
生成AIの開発は、はじめにトップスピードになるが、
— かねこつよし (@tsuyoshi_osiire) September 10, 2024
一方で時間をかけても100%にするのは難しい。
開発者が完成度のイメージを高く持たなければいけない。
LIFULLさん登壇
#不動産techプロダクトナイト pic.twitter.com/WFHmFoAFKE
”従来の開発”と”生成AIの開発”の差異について時間(X軸)と完成度(Y軸)で説明した上記グラフが白眉でした。
AI活用したくてもできなかった不動産SaaSの今とこれから (ニーリー 三宅さん)
”誤回答の許容度の低さ(X軸)と反復性の高さ(Y軸)のポジショニングマップ(P10)”によるAI活用領域の検討がとてもわかりやすく、新たにAI活用を模索されている企業で活用可能と思います。
不動産売買取引におけるAIの可能性とプロダクトでのAI活用 (GOGEN 楠本さん)
レリーズ契約管理における事例”ファイルの誤送信防止”や”入力補助・契約書のデータ化”などはAIの実態を踏まえた上できちんとユーザのかゆいところに手が届いている印象を受けました。
事前準備が肝!AI活用のための業務改革 (LayerX 松永さん)
「生成AI採用の必然性や事前準備の重要性を考える」(P22)として提示した5つのチェックの視点が秀逸でした。生成AIで新しい取り組みを始める際のチェックリストとして使えると思います。
①実行回数、②モデルの性能、③業務のコントローラビリティ、④予算、⑤要求精度
不動産 × AIことはじめ ~ データの価値を拓くために (estie 岩成さん)
”都心のオフィス賃料のうちウェブで賃料が分かるのはわずか11%”という衝撃の数字とともにデータ流通・管理の業務インフラ不在という問題を提起し、複数のデータセットを基にデータアセット化の取り組みを紹介。オフィス(estie)と居住用(投資・賃貸)(GA)と対象は異なれど取り組みの着眼は一緒だなと強く感じました。
謝辞
お忙しい中事前の準備から飲食、会場提供、遅くまで残られての後片付けまで担当いただいた運営のみなさま(LayerX、estie、GOGEN)、色々意見交換させていただいた登壇者のみなさま、また、広報協力いただいたGA technologiesのPRチーム、プロダクトの活動をずっといっしょに行っているTeam BLDG Developersのみなさん(+ OBのS木さん、M山さん、O谷さん)、本当にありがとうございました!
GA technologiesではエンジニア、デザイナー、PdMをはじめとしたプロダクト関連の積極採用を行っています!カジュアル面談なども柔軟に対応していますので、ご関心ある方はお気軽にお声がけください!