ピナクルズ国立公園とサンフランシスコ・サンシメオン(2/6)
2日目:ピナクルズ国立公園でハイキング!
ピナクルズ国立公園は西側と東側に分かれていると書いたが、お互い車では行き来できない。だが、ハイキングコースでつながっている。ソルダッドで1泊した翌朝は、西側の入口から入ってみた。
洞窟のあるトレイルヘッドまで、車で進んでいく。その途中の道は、車が2台すれ違うことができないほどの狭さ。なぜ新しく国立公園になったときに、道を広げなかったのか。今は(暑さのため)オフシーズンで人が少ないからいいが、サンフランシスコからの観光バスなどはどうやってここを通るのだろう。
そんなことを考えながら、トレイルヘッドに到着。
朝早い(8時)せいもあるが、我々のほかに、停まっている車は2~3台だけ。
なんたって日中は華氏100度以上にもなるのだから、まだ気温が低いうちにハイキングをすませたい。
ハイキングトレイルはいくつかある。
洞窟を通るバルコニー・トレイル(Balconies Trail)を選んだが、しばらく山へ向かって歩いていくと、そのうち右回りと左回りの分かれ道に来る。
右側はバルコニー・ケーブ・トレイル(Balconies Cave Trail)、左側はバルコニー・クリフ・トレイル(Balconies Cliffs Trail)という名前がついている。
直観で、左回りを選んだ。クリフ、つまり崖を歩くルートだ。
どんどん、山の稜線を登っていく。
山の頂上まではいかないが、頂上を旋回する鷹の群れが見えた。
遊んでいるんだろうか? あんなにたくさんの鷹は見たことがない。
トレイルが下り坂になり、川が見えてきた。
そこで出会ったハイカーが、「まっすぐ行くと、洞窟があるよ」と教えてくれた。
あまり歩いている人に会わない上に、何の表示もないので、そのアドバイスはありがたかった。
岩をよじ登っていくと、確かに金網で入口が仕切られている洞窟が。
中は真っ暗。この先をどう進めばいいか、わからない。
よーく見たら、洞窟の岩陰に黄色い矢印が付いていたのだが、そのときは気づかず、後戻りしてしまった。
でも、洞窟の先を進まなければ、駐車場に戻れない。
再び洞窟に引き返し、洞窟をさらによじ登っていく小さな隙間を発見。
先に旦那、次に娘、最後に私の順番でよじ登っていき、やっと洞窟の外に出ることができた。
このハイキングは、頭につけるライトが必要だ。今回はスマホのライトが大活躍だった。
ハイキングの後は、サリナス(Salinas)のインアンドアウトバーガー(In-N-Out Burger)でハンバーガーのランチをとる。
その後、サンフランシスコまで、I-101をさらに北上。
サンフランシスコでの宿泊は、Rodeway Inn Civic Center。でもチェックインまでにまだ時間があるので、先にサンフランシスコの名物、ゴールデン・ゲート・ブリッジを見に行くことに。
Google Mapのナビ通りに進んでいくと、なぜかダウンタウンに入ってしまった。そこからゴールデン・ゲート・ブリッジを通過し、対岸のビューポイントで駐車。
風が強かったが、橋はとてもきれいに見えた。
ダウンタウンへ向かうときは、橋を渡る料金が必要。
昔と違って、コインを投げ入れればいいというものではない。
どうやって払えばいいのか? よくわからないうちに、渡り終えてしまった(以前からFastrakという有料道路の自動支払いプランに加入していたため、それを通じて支払いがされていることが、後日わかった。)
そのまま、モーテルRodeway Inn Civic Centerに到着。
その名のとおり、シビックセンターの近くで、ジャパンタウンまで徒歩15分で行ける。
チェックインした後、さっそく歩いてジャパンタウンに行ってみた。
ここは、ロサンゼルスのリトル・トーキョーに勝るとも劣らないくらい、大きなコミュニティーになっている! 25年ほど前に訪れたときから、かなり規模が拡大した感じだ。
大きなモールの中を散策してみたが、とても楽しかった。さまざまな飲食店、小物屋、植木屋(赤玉土など、日本の園芸番組でしかお目にかかれない資材が揃ってる!)、リカーショップ、2階もある広々とした紀伊国屋書店、ファンシー小物や文房具の、わが地元にもあるMAIDO(これも2階あり)、抹茶のスイーツだらけのMatcha Maikoなどなど。
Nijiyaマーケットもあった。
ジャパンタウン内のHinodeyaというラーメン屋さんで夕食にした。
ここは、メニューをオーダーするのも、支払いをするのも、スマホでするというしくみ。それが結構面倒くさいし、決済システムはまず個人情報を入れなければいけないので、それも嫌だった。
なのであまり好きなお店ではないが、若者たちには人気があるらしく、混んでいた。
Nijiyaマーケットに戻っておつまみなどの買い物をして、また徒歩でRodeway Inn Civic Centerに戻った。
このモーテルは、両隣を立派なビルではさまれている分、しょぼさが目立つ(旦那が参加していることもあり、今回の宿泊はどこもモーテル)。3階建てで、私たちは最上階。きっと上にも部屋があったら、足音が響いてうるさかっただろう。だが、隣の若者たち?のしゃべる声が、夜遅くまで聞こえた。
でも、ティッシュなど必要なものはちゃんと備わっていた(考えてみれば当然なのだが・・・)ので、ソルダッドのモーテル6よりは私的には高評価。バス停にも近く、ロケーションも〇。
オーナー(or マネージャー)はインド人らしい。受付のインド人の女の子も、聞くといろいろ教えてくれるし、サンフランシスコのマップもくれて、親切だった。彼女のいる小さなオフィスからは、いつもスパイスの香りがする・笑。
唯一の欠点は、氷の機械が壊れていたこと!