謝罪会見で見た様々な脆弱性。
うーん、宮迫さんと亮さんの会見見たけど…なんか違和感ありまくり。ずっと見てて、
ここまでひどいことしてたのかな?
としか最初から最後まで感じなかった。
とは言え全部見て、私もここは問題だな…というポイントは以下の通り。
1:虚偽に走って保身してしまった点
2:漫才以外に対する認識がかなり甘い
3:主体性に乏しく、自主的な行動が希薄に感じる
この辺は問題意識がお笑い芸人本人にも年齢に比して低いな…と感じましたが。これを見て感じた弊害としては
一つのことしか知らない人は弱い
という事。やはり、私個人が思うようないろんな体験を持ってる人は替えが効くので強い、ということ。彼らもまた、お笑いというフィールドを取り上げられたら選択肢がないことに今更ながら気づいたんでしょう。
Y社のことはオイトイテ、彼らの立場も実は不安定という事が分かったものの、一方でつるし上げた”世間”もホント、危ういな…としか思えない。
今の傾向として、やたらとモラルにうるさい批判に疲弊していく日本の社会を感じますが…断言できますけど
こんなことしたって息苦しくなるだけだぞ
というだけ。何の役にも立たないよ。
私は歴史を勉強しているので、こういう社会傾向の時にどういう事が起きていたのか、がある程度わかる。共通しているのは
きれいごとに偏り過ぎると社会から活力が失われる
だけって結末。つまり、今のモラルにうるさい状況はその道へまっしぐらで向かっちゃってますからね。
そもそも、今回のことでもカネの出どころは確かに問題あったが、いくつかのことを収められたポイントがあった。それが
1:カネもらっていたことを明らかにし、出元が良くないことを自覚して返却・還元する
2:グレーゾーンについて、どの水準までは許容するのか明確な線引きを業界基準として採用する
3:彼らの自発的な謝罪意思を最大限に生かした場を用意し、演出すべきだった
という点。これらのチャンスを失ったY社の対応はやはり、まずい。
1については寄付という形で返却となったんでしょうが、2は全面禁止を打ち出してしまった。でも、会見でも暴露してましたが
そもそもY社も一枚かんでいた件もあったのに入江さんを解雇
という部分。これはトカゲのしっぽきりだなーと明らかに思われる。二人がちゃんと本人の件と会社主体の件、と二件存在していたことを明かしてますからね。
全面禁止にしても、要は会社都合で管理しやすくする意図が見え隠れする。よって、会社任せにしがちな芸人側、マネジメントの名のもとに自分たちのやりやすいような制約をはめてしまおうという会社側。双方に問題ある。
いずれにせよ、契約書を用意しないことをむしろ良い事のように見せているのは問題ですね。形にしないことによって、裁量が生まれる分力関係によって線引きが勝手に変わる。個人的な意見としては、契約書の存在しない雇用形態をこのような大手といわれる会社が継続すべきではないですね。弁護士立てた後の対応、社長による録音=言質に対する防衛反応などをみても、残らないことを悪用することを分かっている印象をもちましたから。
とにかく、今回のことで
一芸に秀でるのは良いが、その芸以外全くの無知はありえない
ことを露呈したと思います。私から見る限り、かなり幼く感じて可愛そうになってきた程だったし。もったいないし、残念ですね。