有名人なら、誰でもいい。
うーん、著名人と見られる人にかみつく構図って大体同じような動機だから、もったいないとしか思わないんだよね。心の飢えが分かるようで、残念な気持ちにしかならないよ。
餅ロン、当人の行為は無駄だし何のプラスにもならない。理屈だけでいえば自分に変化がある訳ではないので、たんなるガス抜きだよなーと。でも本人はそんなこと、どこかで分かってるんだろうね。
この辺は私自身がいわゆる”一般人”のカテゴリに入るので、わからないではない。私はミーハー的な意識は希薄だから、ウラヤマシイとかないケド。著名な人には、今回の様なリスクもあると知ってるし。私自身が実名さらさないのも、そのリスクを重大視しているからでもある。
その代わり、自分を出さないなら出さないなりの
ルール
ってあると思っている。だから、
他人に矛先向けない
公共に資することだけ別
という線引きでもって批判・評論する。それと、批判だけじゃなくて当事者がどうしたらよいのかも必ず用意する。これが、最低限のマナーだと思う。
でもこういう自主規制が取れる人はそんなに多くない。匿名性を安直に振りかざして当座のストレス解消に走る人が出てくるのは、SNSでありうること。仕方ないではなく、起こりうるリスクだし。
私がフォローしているロッシェルさんについては、事実に基づく指摘や意見といったモノを中心にツイートされている。その中で鋭いモノも多い。日本のことをよく研究されているな、理解されているんだな、というのが感じられる。だからフォローしてその考えを普段から目にすることは為になってる。
でも、こうした行為って苦言の類だから、快く思わない人が出てくるもの。しかも情けないことに、こういう事実を”外国人”に指摘されることに対して腹立てる人がいる。私は海外留学の経験もあるので、こういうローカルな感覚になってしまうことも、間違っていることもハッキリわかる。
このよからぬ感覚ってなぜなんだろう?と思ってもう一度勉強しておきたい、と思った原動力にもなっているけど
日本の歴史と社会が作り出してる間違った価値観
に起因していると思う。荘園ができたころからずっと追いかけてみて、かなり確信が得られた。どうして今、こうなのかも。
ロッシェルさんのトラブルに関しても、
お前らは自分トコのことだけやってりゃいい、我々のことに知ったかぶりするな
という感情が見て取れた。ロッシェルさんは誠実に事実を提示しながら反論、というキチンとした議論のスタイルをとっていたのにね。
ロッシェルさんに対する批判ではないんだけど、でもこれって全然意味ないの。(苦笑)相手はそういう”屁理屈”なんて全然見てない。おそらくあるのは
外国人のくせに偉そう
俺らの国のことは俺らの方が知ってるから黙ってろ
ちょっと有名だからってお高くとまってんじゃねえ
という感情。それが根底にあるから、せっかくのロッシェルさんの議論が空回り。そんな感じがして、もったいないなーと思った。
私がツイッター上でロッシェルさん相手に議論をしないのも、単純に
自分が事実に基づく理論の展開できるか
というトコ。情報提供程度なら場合によってはできるが(印鑑の件はそう)、議論ともなるとそうはいかないと思ってるからだ。
従って私はご本人のツイートに関する感想という形でRTつきでつぶやいたり、という程度にとどまる。だから今回の件を見てて、
うわー、相手に事実や根拠出させて自身はナンも出さないんだ
周囲が自分の振る舞いをどうとらえるのか、わからないのかな?
と残念になりましたね。これじゃ日本人ってだから議論ができないんだよ…と取られかねないから。
何よりどうしようもないと思ったのは
大抵の場合、こういう人たちは上下の価値観でしかない
こと。つまり
上から目線でマウント取りたがる
っていうね。だから、ロッシェルさん本人は同じ目線で…と思っていても相手は”勝手に権威や脅威を感じてる”から、自分が上に立とうとする。この辺りの心理も良くわかる。
なのでこういう人たちに対しては
むしろ逆用して自分の肥やしにする
時間の無駄だから相手しない
と言ったやり方になってしまうと思う。でも対応に幅が無くなっていくことって
一番迷惑するのはわきまえた人たち
なんだよね。まさに、
悪貨は良貨を駆逐する
んだよ。ロッシェルさんが今回のことで、ツイッター上で議論したりする気持ちが無くならないことを願うよ…。日本人の一人として、謝りたいね。それ位、恥ずかしいし情けない行為なのにな。