皇室問題、長引くことでどこに不利益が?
私個人としては、この問題って早く解決して欲しいなと思いマス。それはやはり、皇室という存在に傷をつけるような事態は早く収束して欲しいなという個人的な感情があるから。
その前提で言うと、前回も触れましたがご本人の主張は余り説得力がないと思う。あくまで弁護的な内容であって、国民側が求めているモノと違うなと。
どういうモノが?というのは自分が分かっているという表現は使いませんが、推測的な部分と自分の考えとを入れながら書いておきます。どちらかというと備忘録的な感じです。
今回のご本人の主張に対してどうこう、というよりも私が今に至るまでの報道とその反応を見る限り…
ケジメの部分で不安視
されているのではないか?と感じています。
だから、彼本人がクリーンだとか、報道内容が嘘か誠かという事ではなくて…
皇族と結婚しても、不安がないように見せられてるか
というエモーショナルな部分。これが一番大事になってるのでは?と思うのですよね。
報道を見ていると、今もDisってる内容ってヤッパリ
母親の金銭感覚のいじきたなさ
や、
彼本人はそうした母親の権謀術数のおかげで…
という文脈でアレコレされてる。多少マイルドな内容でも、彼自身は悪くなくても、母親がどぎついとかあくが強いので、二人が結婚してもあの人が皇族と親族になったら…と思われている。そういう内容が割と見かけることが多いんですよ。
私自身はそうした内容は話半分で見ていますが、それに対して彼が対策として出した方がイイのでは?と思ったのは冒頭でも書いた通り
事実の主張
というよりも…
不安を抱かせない姿勢や振る舞い も 見せること
だと思うのです。
だからこそ、彼に必要な振る舞いは…
自分に関わる金銭の部分で、完全に線引きをすること
でしょう。それは即ち、
自分に関わる贈与の名で出されたお金の返済
ということになるんじゃないでしょうか。でも、あの文章を出して数日後に出してきた。これでは、もう意味がありません。後出しじゃんけん以外の何物でもないから。逆効果です。
これは今までの批判記事がお金に汚い、という文脈で批判記事が展開されることが多いから。だったらお金にケジメをちゃんとつけられますよ?という姿勢を態度で見せることで、最低限母親はともかくとして、彼自身には不安を抱かせないで済む。それ位、大人として、ケジメを自己判断で下して行動できるなら…と、風向きは変わるのでは?と見込んでいたのにね。
だけど、彼の文章を見るとあくまで
相手が贈与して、その後も返済は無用といってる
に終始してしまっている。あの中で文章として出されても、物的証拠が文章の中では判定できないのはでっち上げと批判するマスコミと同じになってしまう。
肝心なところで、全部は反論できないからしない、とかキリがないから、と自分サイドの論理で態度を決めてしまってる。こうした部分も、相手の印象がプラスに働くことは無いでしょう。しかも、その後で払います、だからねぇ…。
こうしたことで一番懸念されることはというと、
批判の対象がふたりから皇室へ移っていくこと
なのですよね。この流れだと、
1 彼への批判
2 彼を切らない内親王への批判
3 対応しきれない皇室への批判
へとつながりかねない。おそらくですが、この点を秋篠宮殿下と天皇陛下が憂慮されたものだと解釈してます。
あの文章の中で、皇室に対する言及って自分のことなのに入れたらダメだろ…と判断したかもしれませんよね。でも、
皇室に対する自分の感情
は入れておいてよい事。騒動という形で巻き込んでいることは現実として横たわっているのだから、そこに対してはかき回しているマスコミのせいにせず…
自分の背景から出てしまったこと
という姿勢で気持ちを出した方が良かった。そういう心理学的な分析が足りないな、と感じました。
やはり
幼いなぁ
という印象なぬぐえないですよね。
実際、すでにその後マスコミから本人の主張を崩すような報道が出始めているし。なおかつ、私が見た範囲でのネットの反応やアンケート結果も…
ネガティブ
とされている。これらは参考程度で私の結論には影響しないように線引きしておりますが、それでも自分のこうして展開している考えと似ているか、一致している点も非常に多い。
一番興味深かったのは、当初擁護的な記事を書いていた媒体ですら
コリャダメだわ
とばかりに否定的なトーンに変わっていたこと。流石に商業誌だから、彼個人のために擁護し続けることは無理なのだからね。こういう変化を見ても、彼への風当たりは和らいだどころか強まっているといえます。
私としては、とにかく皇室への影響を考えたら宮内庁も二人に任せすぎず、キチンとした線引きをした方が良いと思う。ある意味、皇室の盾ともならなきゃいけない部分はある。そうでないのなら、何のための
宮内”庁”
なの?と存在意義も問われるよ。旧憲法とは違うのだから、そこまでの組織が必要なのか?という事にもつながって来るしね。
いぢょー。
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