相変わらずなタイガースの場当たり補強
うーん、タイガースファンじゃないけど去年からのドタバタ劇についてはまたか…と思っていたので残念。で、私はこの原因は
タイガースを牛耳る人たち
にあると思っているので驚きはないんですよね。
まず、さっさと本題に入ると…
外国人の緊急補強なんて何年連続だ?
って話。これは外国人自体の良しあしというよりも、チームマネジメント=人事が機能していない証拠だと思う。
昨年の金本前監督の事実上の解雇にしても、もう忘れている人たちが多いなら苦言を呈するようですが
ファンも含めたチームの体質
であり、誰かのせいというだけで片付かないと思います。これはファンじゃないから言えると思っているので、不愉快になった方はスルーでお願いします。
監督を交代した理由にしても、ツッコミどころが満載。そもそも頼んでおいてあんなクビの仕方ってありえない。そもそも未経験の監督を無理に据えたのは誰なのか。こういうところからしても、最後には
プロ野球監督させてやったんだから
みたいな権威主義的思考が見え隠れしてガッカリしたし。
そもそも補強についてもどれくらい前監督の意向がキチンと反映されていたのかが疑問だった。今のタイガースの外国人に絞っての問題は
ケチってリスクマネジメントを怠ってる
こと。ホークスみてごらん。ドラゴンズでさえ、あれだけの外国人選手を多数抱えておいて、競争と穴埋めの両立を試みている。タイガースの補強のやり方は
人員の穴埋め
にすぎません。
ここ3年程、ずっと外国人野手が当たりがない…という表現自体が穴埋め的発想のみにとどまっていることを証明していると思う。じゃあ逆に、
当たらない時の対応策は講じていましたか?
にこたえられるか。そこまでしないと思うようなチーム編成や運営ができないところまで、競争のレベルが上がっていると思わないとね。
タイガースが今後、必要なポイントは以下の通り。
1:外国人はメイン・保険という前提で複数獲得
2:他球団同様、囲い込む形で長期雇用も視野に入れる
3:国内の独立リーグと連携した形で育成の場を設ける
タイガースのチーム状況に合わせて必要な要素はこれらでしょう。
1は簡単、ピンポイントでしか人数揃えない考え方を改めないと。単に無駄になるのをケチってるだけ、としか思えない。何しろバースの契約を杜撰にして、高額の支払いが発生しそうだから契約解除してしまった球団だからね。(笑)
2については、ダブルスタンダードによる乖離がずっと埋まってないのだから、これを縮めないと。要するに、育成による長期雇用を保証しつつ、長期契約によって大成した際の”投資回収”の流れを作ること。広島のバティスタ達の契約を見習ったらいい。彼らだって、あの意味は分かっていて受け入れている。取材でも本人が語っていたのだから、方針さえ説明できれば事前にトラブル回避できる。
3は今後各球団がドンドンと行っていくだろうことは想像がつく。自軍にいる選手たちの問題点は、
実戦を積む機会が限られている
点にあるとたびたび聞こえてくるのだから。社会人や独立リーグとの包括的なリーグ構想も現実的だろう。実現は先でも、いずれそうなると思う。だったら先行しておけば有利な立場を作っておくことができる。こういう感覚を持たないと。
こうした点は比較的簡単に実現できるもので、監督人事とかとかかわりない、タイガースの球団内でできること。逆に言えばこれができてないということは
内部で決定権を握る人物がボンクラ
だってこと。ファンも本当のことに気づかないと、優勝を狙える強いチームにならないよ。Aクラスにいて、優勝争いができそうなら充分!夢見させてくれる程度でいい、と思ってるんじゃ?とファンじゃない人間から見えるくらいだから。