日本シリーズ、素人目に映ったなぜなにはてな。
うーん、ホークスが地力の強さを見せて寄り切った感じでしたね。なので、試合展開をずっと見てましたが内容で見ても分かるくらい、完敗。もうどうしようもないよねこれ…って感じでした。
何より、最後にヒットが出て…という程度じゃ当然ながら勝てない。私が戦前にこうした方が良くないか?と思ったことを書いておきます。
1 失点を何としても防がないといけないので、炭谷が先発マスク
2 その上で得点のチャンスでは一点をとにかく貪欲に取りに行く
3 一戦必勝で投手陣はワンポイントを辞さない位で投じる
コレは、実力が拮抗しているチームならこういう選択はしないんですよ。前回書いたように、ホークスとジャイアンツでは実力差がある。となると、とにかく弱者として先行してないといけない。同点のままだと
早くリードしなきゃ
点を先にやったら…
となるので心理的にプレッシャーがかかりすぎる。よーいドンでやって行ったら、敵地でもあるためこらえきれずに失点してしまう。こういう見通しがあったので、上の考えがあった。
間違っているという事ではありませんが、原監督はあえてオーダーをいじらなかった。おそらくですが、逆に動かないことでスタメンに据えたメンバーへ
落ち着いてプレイしてくれ
という無言のメッセージを届けたかったんじゃないかと。とにかく選手が固くなっている、守りに入っている、といった心理を感じ取っていたのかも。
ただ、それであっても私はディフェンシブなラインナップにシフトした方が良かったと思っています。それは敵地であること、3戦目で場所が変わったこと、3連敗だと後がなくなるので、ここで是が非でも一勝を挙げておかねばならないこと。コレがポイントになると思っていたから。
でも、痛い失投から2点を先行され、その後もフォアボールやミスからの出塁があったにもかかわらず、攻撃がバラバラ。相手のミスに付け込む形よりも、自分たちがもらったチャンスを焦ってつぶしていく感じに。モノにしなきゃ!という心理が強く出過ぎたんじゃないかな…と思えるほど、チグハグでしたね。
そうしているうちに、7回についにという形で致命的な3点目・4点目が入る。この時点で
勝ちはなくなったな
と思いました。ファンでもないから、辛辣ですがホークスの投手陣を考えたらとてもそこで点とれるとは思えなかったので。
ただ、もったいないシーンや疑問に残るシーンはあった。それが
デッドボールを受けた中島になぜ代走を出さなかったのか
セカンドに進んでもまだ出さなかった
ワンヒットで返って来るのに、中島の足ではDoよ?
という点。あのシーンは、なぜ下げないんだろう?と疑問に思うところ。
それ以外でも、序盤でバントを試みたら失敗し、二点差で中盤では強攻。まずは一点をとる、という考えにはならなかったのだろうか?とこの点でも一点に対する執着が感じられなかった。ホークスの方が、どういう形で一点をもぎ取るのか?という意識がヒシヒシと感じられた。長谷川が分かりやすくめっちゃ悔しがってたからじゃないですよ?(苦笑)
こうした点からも、完全に呑まれちゃってるな…と感じる。ホークスが予告先発の和田が余程悪くない限り、そのまま押し切っちゃうでしょうね。ジャイアンツが四連勝するためには、とにかく
ホークスに対する自分たちの勝ち方
を見出すこと。それが打ちまくることなのか、一点を争うクロスゲームなのか。原監督の選択肢はもはや多くはないと思いますね…。
いぢょー。