2024年6月6日夢

アマチュアで大喜利をやっているという界隈、そんな界隈があることがいよいよ異常なことではなくなってきているくらい、近年急激に勢力を拡大している感があるが、そんな界隈に属していると、睡眠中「大喜利をする夢を見る」ということも全然起こり得る話である。普通に寝ているときに見る夢が現実のトレースのような世界観になることは人間誰しもがあり、現実世界で趣味の一環で大喜利をしているんだから、そら当然夢の中で大喜利することも何ら珍しいことはない。

僕自身、頻繁にというわけではないが、過去何度か夢の中で大喜利をしている、大喜利の会に参加している、ということはあり、今朝見た夢も、大喜利の会に参加しているところだった。記憶に残っている部分は少ないのだが、久々に見た大喜利の夢だったので、書き記しておこうと思う。


会場はたぶんはじめて行く場所だったと思うが、会議室とかじゃなくて劇場みたいなところで、前にしっかり舞台があり、参加者は客席に座る感じで、既に結構人が集まっていて各々はじまるのを待っている感じだった。ただ、自分の意志で参加しに来たはずだが、これがどういう大喜利の会なのか、大会なのかライブなのか、よくわかっていなかった。というか、このときの夢の中の僕がこれからはじまる会がどういうものかを想像したりしていなかったから、思い返してもわからないのかもしれない。
参加者は、ひとりひとり覚えているわけではないが、パッと見渡す感じ本当に最近の大喜利会に来ているみなさんって感じだったが、人数が結構いたので全員は把握できなかった。とりあえず空いてる席に座ったら隣の席がぺるともだったというのは、今や大喜利の代表みたいな人だし流石に隣だったので覚えている。

そして、いよいよ大喜利がはじまるとなり、会の趣旨がわかったのだが、この会はちょっと普通の、お題が出てフリップで答えるという所謂大喜利じゃなくて、特定の状況と役柄が用意されてそれに沿った流れの中で一言ボケるという、所謂『シチュエーション大喜利』の会でした。もしかしたら最初にシチュエーション大喜利をするってだけでそれ専門の会じゃないかもしれないが、とにかく最初に出されたのが、シチュエーション大喜利だった。
そしてその1問目のシチュエーションが、「自分が落語家になって、寄席の出番が来るので前に出て軽く落語っぽいことをして、出番を終えて袖にハケようとしたところで何か闇の組織っぽい2人組に襲われるので、たまたま袖にあった銃を構えて、一言」という、かなり入り組んだ激ムズシチュエーションだった。何より、ただのフリである部分で軽く落語っぽいことをしないといけないのはカロリー高すぎる。ただ、この落語っぽいことをするのはあくまでもメインじゃないから、別にそこは実際は形になってなくても、落語をする体のジェスチャーで全然いい、ということで、そこだけ凄い現実的ではあった。まぁその譲歩があったとしても1問目からとんでもないお題が出されたことには変わらず、僕は震え上がった。

現実の大喜利だと大会でもライブでも、参加者をグループに分けてグループごとに登壇して大喜利をするというのが通例だが、この会はまさにライブのエンディングみたいに、全員参加で出来た人から挙手して舞台に上がっていく、という形式で、つまり参加者全員、なので自分も、このお題に参加することになっていた。
いきなりムズいのきたなぁと思っていると、スタートしてすぐ誰か手を挙げた人がいて、舞台に上がっていったのは、ヨネダ2000の誠だった。てっきり参加者はいつものアマチュア大喜利の面々だと思っていたら、ごく一部プロの参加者もいたらしく、しかもいきなりのビッグネームが自らトップバッターを買って出ててビックリした。自分の回答を考えながらだったので誠が何をしたかは覚えてないが、めっちゃウケてて流石すぎると思った記憶は残っている。

そっから続々と挙手して舞台に向かう参加者が出てきて、程なくして舞台に向かう待機列が出来上がるくらいみんな前のめりで、それもかなり流石だなぁと思った。依然として自分は自分のを考えるのに必死で、誰が何をやったか、そもそもどんな参加者が誠の後に続いていったかも覚えていない。まぁ夢だからそもそもその辺あやふやではあるのだが。
ただ、その後ようやく自分も何とか思いついて、意を決して舞台に上がるべく待機列に並びに行こうとしたら、同じタイミングで並びかけて、僕に順番譲ってくれた人が、隣人の橋本市民球場だったのは、インパクトあったので覚えている。覚えているというか、夢のときにはちゃんと認識できてなくて、目が覚めてからあの感じのビジュアルって誰やっけって少し考えて、あ〜隣人の、てなったから、その過程込みではっきり覚えている。

そしていよいよ僕の番になって、僕が出した(やった)回答はというと、まず落語家として前に出たところでいきなり寿限無の、寿限無の名前を言うくだりをやろうとして(流石に実際の落語は出来ないのであくまでも体でいいというのを受けて途中のくだりからはじめて)、「じゅ……、じゅ……」と、何故か「じゅ」しか言えない感じを演じて、その消化不良のまま袖にハケようとしたら例の謎の2人組に襲われ、本当にたまたま袖にあった銃を構えて、オチの一言「やはり貴様らの仕業か!ダークひらがな軍『げ』と『む』!」と言い切り、その瞬間、完全に目が覚めてこの夢は終わった。

一応恥を忍んで解説をすると、襲ってきた敵はダークひらがな軍という、特定のひらがなを悪に染める組織で、そいつらによってダークサイドに堕ちたひらがなを我々は使えなくなる、という世界観で、よりによって寿限無の落語をするタイミングで『げ』と『む』を冠するダークひらがな軍の2人が襲撃してきたことで、「じゅ」しか言えなくなっていた、という感じでした。まぁ、夢なんで、こんな感じですよ。

とはいえ夢の中の自分は結構ウケる算段があったようで、自信ありげに舞台に向かっていったことは覚えている。ただ、オチの一言を言ったところで目が覚めてしまったので、実際これがウケたかどうかは、もう知ることはできない。まぁこれがもしウケてたとしたら、オチを言い切るまでに助走的なウケのザワつきが起こっていたはずで、まぁそんなのがあった記憶は全然ないんだけど、本当に記憶に残ってないだけかもしれないので、もしかしたら夢の中では、ウケてたかもしれないです。
真相は、闇の中ならぬ、夢の中…



終わりや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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