2022年10月①

もう10月だというのに恐れ入りますが遅めの夏休みをいただいており、夏休みといっても旅行とか行くことはないのですが、一応3日ほど実家に帰省していたので、それに関する出来事と付随する感想等を書こうという、めっちゃ日記をしようと思います。何かひとつのことについて書くわけではないので無脈絡ですが、よろしければお目通し願います。

----------------------

帰省にあたり、数日前から新幹線の予約サイトにログインしようとしたら全然できず、原因を調べると、どうやら新幹線のEX予約の会員になるときに作ったクレジットカードの有効期限が切れていて予約ができなくなっていた。普通は有効期限が切れる前に新しいカードが届くはずだが、引っ越し後の住所変更をしてなくて郵便の転送期間も終わってからの有効期限切れだったので、僕の手元に届かず終いだったらしい。複数の条件が重なった結果の、でも完全に僕の不手際で出鼻を挫かれ、久しぶりに切符を往復分発券して、失くさないよう緊張感をもっての帰省となった。

行きの新幹線で、車内の英語アナウンスが完全に車掌のカタコトすぎる英語のときがあって、このパターンもあるんやとちょっと驚いた。僕の記憶では新横浜では完全に日本人男性車掌のカタコトアナウンスで、その後寝て起きたときの京都でのアナウンスはいつもの外国人女性音声になっていた。京都の手前まで寝ていたのでE席だったけど富士山は見ていない。


大阪に着き、時間に余裕があったので大阪城公園で降りて軽く歩いた。その日、大阪城ホールでSnowManのライブがあったらしく、駅から公園内まで大量のジャニオタで溢れていてだいぶ活気づいていた。ジャニオタといえば“うちわ”のイメージだが、自作の応援うちわに加え、メンバーの顔写真がプリントされてるグッズのうちわを全員がもっていて、そのうちわとの2ショットを自撮りするオタクたちが、公園内のあらゆる逆光の少ないエリアに屯していた。僕自身もオタクなのでそういった光景を、公園で遊び回る子どもを見るのと同じくらい微笑ましく、チラ見して通り過ぎた。

大阪城公園で降りたのは暇潰しだけが目的じゃなく、本当の理由は森ノ宮の漫才劇場に行くからだった。帰省する日を先に決めて、そのタイミングで行けそうなのを後から探したので、普通の寄席ライブを1つ観ただけだけど、出演者がめちゃ良くて(ニッ社マユリカヒューマン中村等)、しかもZUMAがいたのでかなり当たりだった。森ノ宮の漫劇は初めて行ったけど、クールジャパン何とかのホールの1つを借りてるのを知らなくて、他のホールのお客さんで周辺が溢れてたのを最初全員漫劇目当てだと思ってブームすぎると勘違いした。実際は舞台『女の友情と筋肉 THE MUSICAL』のお客さんだと分かり、女の友情と筋肉 THE MUSICALの客かいと思った。女の友情と筋肉 THE MUSICALのことは全く知りません。

ライブはやはりZUMAがおもろすぎてめっちゃわろたし、直後出番のヒューマンさん曰く、ZUMAのネタ時間が5分出番なのに3分20秒でバチバチ2〜3回戦に照準合わせてたとのことで最高だった。あとマユリカがたぶん勝負ネタとかじゃないと思うけどめちゃくちゃ面白くて、ちょっと無双状態入ってる感じだった。何もなければ今年は絶対決勝行くやろなぁと思ったし、行ってほしいです。


森ノ宮の駅前の交差点で、原付で信号待ちをしていたおっさんが、ヘルメットと顔の間にスマホを挟み込むかたちのアナログすぎるハンズフリーで電話していてだいぶ大阪だった。何よりこの構図は、昔オールザッツで土肥ポン太がやってた実話ショートコントの1つのオチそのもので、おもろ懐かしかった。


天王寺から近鉄に乗り換えると、車内に全身エビ中グッズを身に纏った人がいた。東京でもやってたエビ展という展示の大阪の会場が阿倍野のタワレコだったので全然不思議なことじゃないけど、この方面の電車で見るのが新鮮すぎてかなりチラ見してしまった。僕が更に乗り換える駅でまだ乗ってたから確実に奈良県南部の人だと思うけど、立地にめげずにがんばってエビ中を推し続けてほしい。


地元に帰って改めて痛感したけど夜暗すぎる。駅から中心地と反対側に帰っていくから余計だけど基本一軒家以外の建築物がほぼ無いから灯りの漏れが極端に少なく、暗すぎて面食らった。あと虫の声がめちゃくちゃしてる。基本夏か年末年始の帰省しかしてなかったので、田舎の秋虫の声量をなめてて、そっちでも面食らった。それでも梅雨の時期の蛙の鳴き声に比べたら全然うるさくなくて、情緒を感じられる範囲内なのでそっちは全然よかった。

田舎エピソードついでに言うと、実家は気温に比べて全然涼しく、天気予報では当日奈良の気温は日中で30℃ほどあったようだけど、窓開けてれば風も入ってきてかなり過ごしやすく、ついつい畳でダラけているとそのままうたた寝してしまうくらい良い心地だった。ただこの窓開けにより巨大カメムシが2匹宅内に入り込んで、翌朝の姉の悲鳴を誘うことになり、これも含めての田舎やなぁだった。

更に田舎やなぁで言うとこれは母から聞いた話で、うちの地元ではかねてよりイノシシに農作物を荒らされる被害がしばしばあるらしいが、最近はそれに加えてアライグマによる被害も増えているらしい。ただ僕はその辺の山にアライグマが野生で生息してるイメージが全くなかったので、タヌキの間違いじゃないかと問いただすも、母自身も直接見たわけじゃなくて近所の人の話を聞いただけだったので、それはタヌキの見間違いだと僕が一方的に決めつけてその会話は終わった。ただ、後で調べたら実は全国的に野生のアライグマによる農作物被害は割とあるらしいとわかり、翌日改めて全国的に割とあるらしい旨を母に伝えて、そうなんやってなってその会話は終わった


そんな田舎なので帰省したところで特に何をするというのもなくて、久しぶりに時間が経つのが早くない1日を過ごした。朝夕テレビを観てると、丸山桂里奈がラヴィット!に出てる日の夕方にローカルの情報番組にもレギュラーで出てて、めちゃくちゃ忙しいのかスケジュールヘタクソなのか、流石に前者だと思うけど面白かった。因みに同日のその番組には元阪神の下柳もレギュラーで出てて面白かった(下柳はいつどこで見ても面白いので)。なおその日の下柳は試食のゴーフルを床に落として予定外の2枚目をもらってました。


東京に帰るときに、ついでに今度は難波の本家漫才劇場にもライブを観に行くことにした。やはり帰京する日を先に決めてそのタイミングで行けそうなのを後から探し、時間的に翔ライブが都合よかったので初めて翔ライブを観た。翔は東京でいう神保町と同じ世代の若手メンバーのライブで、名前すら知らない組とかもいたので楽しみだった。空前メテオとドーナツ・ピーナツが特に面白くてよかった。あとたまたまこのライブのMCがマユリカでまたマユリカのネタも観られたけどめちゃくちゃ面白くて、やはり無双状態入ってる感じだった。何もなければ今年は絶対決勝行くやろなぁと思ったし、行ってほしいです。

せっかく漫才劇場に来たのでこの辺っぽいご飯を食べようかなと少し考え、ふと一時ダイアンのユースケがラジオでよく「天政」の話をしていたのを思い出して、天政を目指した。天政はいわゆる立ち食いのうどん屋で、上京する前にそれこそお笑いライブを観に来たときに何度か寄って以来なのでたぶん10年ぶりくらいで、僕も例に漏れずこの店のかやくごはんが好きだったので久々に食べるのを楽しみに足を運んだところ、がっつり定休日だった。次また難波に行くことがあれば、ちゃんと営業状況を確認して必ず行きたいと決意し、結局心斎橋まで足を運んで宮田麺児に行った。勿論宮田麺児は美味しいので最高。


帰りの新幹線は平日のほぼ終電手前だったこともあり結構空いていて、最初から最後まで隣の席が空いたままで快適だった。別にお腹も空いてなかったけど満喫してる感を出したくてちょっとだけお菓子を買っていたので、名古屋を過ぎるまで待ってから食べた。僕の中では本気で新幹線を満喫したいときは柿の葉寿司を買うのが通例なんですけど今回はお腹空いてなかったので、ちょっとしたお菓子でちょうどよかった。E席だったけど流石に夜過ぎて富士山は見ていない。

----------------------

順当にいけば次の正月にまた帰省するはずなので、またよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?