2022年8月②

8月の忙しさも、もう8月終わりますがようやく落ち着いてきて、それに合わせてテレワーク頻度を一気に高め、早々に夏休みの宿題を終わらせた優秀小学生並みに悠々自適な8月下旬を過ごしています。

先週後半ぐらいからテレワーク生活を再開できたのですが、そのタイミングで、私立恵比寿中学(以下、エビ中)の新メンバーオーディションの3泊4日合宿審査をほぼ終日垂れ流しするニコ生が放送され、結果的に4日間フルでとはいかないまでも各日要点を充分押さえられるくらいにはがっつり観てしまいました。昨年エビ中として初めて行われた同形式のオーディションの中継はあんまり観られていなかったので、今回はじめて全編通して、それこそ最初の参加者の紹介から、レッスンやチャレンジ企画で見えてくる各々のスキルやパーソナルな部分、それが合宿を通じてどのように成長していくかの過程など、放送に乗っている範囲内ではあるけれども、基本朝から晩までカメラ回しっぱなしの中継ということもあり、かなり見てとれるものが多く、結果参加者全員に対してめちゃくちゃ思い入れができました。大袈裟じゃなく全然初日の段階で全員合格してほしいという気持ちになりましたね。

エビ中が新メンバーをオーディションで決めるのは昨年に続き2回目なんですが、元々エビ中は特にメジャーデビュー以降メンバー入れ替えがほとんど無くて、途中新メンバーが入ったときも事務所内から偉い人が選んでくるという感じだったし、何なら既存メンバーのほぼ全員が事務所にスカウトで入ってるというのも含め、昨年のオーディションというのは完全に新たな試みだったし、オタク側の僕としてもあまり耐性がないところだったこともあり、合宿審査を公開されたところであまりしっかり見られなかった、というのが昨年の僕の正直なところです。ただ、言い方だけが悪くなってしまうけどそれまでのエビ中の新メンバーがハズレだったことは1回も無く、寧ろ皆最高のエビ中メンバーになってくれていて、それだけマネージャーの校長だったりその上の理事長(限スタダ社長)の見る目に対する絶大な信頼があり、オーディションであれ最終的に選ばれる子はきっとエビ中にとって良い子であると思ってたので、そこまでオーディションの過程を把握することに固執していなかった、という面も昨年はありました。実際、昨年選ばれた3人の新メンバーは、めちゃくちゃ良いエビ中メンバーになってくれていることをこの1年見てきて強く感じています。

昨年はそんな感じだったのになぜ今年のオーディションは結構ちゃんと見ようとして見ていたかというと、やはり、今回のオーディションが、メンバーの柏木ひなたさんが今年いっぱいでエビ中を転校していってしまうことを受けてのオーディションだったというのが大きいです。エビ中といえば今やアイドル界トップクラスのパフォーマンスを魅せるグループになっていますが、柏木ひなたさんは間違いなくその最高のパフォーマンスを牽引する存在だし(もちろん他メンバーのパフォーマンスもマジで最高なんですが)、はっきりと一番人気だし、何より僕自身10年来推し続けているメンバーでもあります。そんな柏木ひなたさんがエビ中メンバーでなくなってしまうということで、その代わりになるような存在が決しているわけではないものの、どうしても空いてしまう大きい穴を補強してくれるような子に入ってほしい、そういう子がいてくれたらいいなぁという思いで、どうしても気になって、合宿オーディションの最初から見てみることにしました。

実際にオーディションを見てみると、さすが約7000人の応募の中から選ばれた最終候補10人なだけあって、もちろんこれまでの経験値によって能力の差はあるし当然現メンバーと比べると及ばない点は数多くあるけど、それぞれがちゃんと個性をもっていて、事あるごとに目を見張るような能力や、努力の姿勢も込みの魅力を発揮していて、更に合宿を通じてそういう良い部分が増していくような子たちばかりで、序盤に書きましたがちゃんと全員に思い入れができて誰が合格しても喜べるくらいになりました。もちろんその中でも、僕の個人的な感覚で、特にこの子が魅力的だ、この子が加入したエビ中を見てみたい、というように思える子が何人かいて、その子らが加入してくれたら最高に最高なんですが、そうでなくても、マジで全員何かしら良い結果に繋がってほしいです。
現実的に全員がこのオーディションに合格し、全員エビ中としてアイドルデビューすることなんてないと理解はしているけど、だからといって、ここでそうなれなかった子には、アイドルを、アイドルでなくても何かしら表現する側になることを、諦めてほしくないなって思いました。僕がそう感じたことに関しては当然何の効力も無く、ただひとりのオタクが感想でしかないけど、エビ中が好きなだけでエビ中に入りたい子を好きなわけではない、何なら好きなエビ中に入りたいだけで入られても困るぜくらいに思ってしまうようなイタいオタクに、そういうことを感じさせてこういうとこに書かせてしまうくらい、今回の合宿オーディション参加者はみんな魅力的だったということです。

もしかしたら、このオーディションの結果がダメだったことで、もう2度と表舞台に出てこなくなる子もいるかもしれません。本人の意思で別の未来にすすむためにそういう選択をするのならそれは英断ですが、本人的にはアイドルだったり芸能の世界でがんばりたいという気持ちがあるのに、その機会に恵まれないまま終わってしまう、なんてことが起こり得るなら、それは寂しいことだと思ってしまいます。
こんなデビュー前のオーディションであっても、厳しい事前審査を経て合宿中継という多くの人の目に触れるところまで自分の力で勝ち抜いてきて、実際に多くの視聴者の心を動かしたことは、オーディションの結果に問わず参加者の確かな実績だと思うので、それに見合う何かしらの次に繋がる機会が与えられてほしいなぁと思いますね。それがエビ中以外のグループに入るチャンスをあげることなのか、新しいグループを作るということなのか、一般参加の子であれば最近できたというスタプラ研究生として所属させてレッスンを受けさせてあげるのか、もしくはアイドル以外での表現の場を与えてあげるのか、道はいろいろあると思いますが、とにかくここでダメならそれで終わりとしてしまうのは勿体ないから、何かしら救済があってほしいと思っちゃいます。ただ僕がチョロいオタクなだけで、プロの目線ではもっと厳しい評価になるのかもしれませんが、是非またどこかで活躍している姿を見させてほしい、それがエビ中であれば最高なんですが、と思わせてくれる、それくらい素敵な10人でした。


オーディションの結果は、校長はもっと早めに出したいみたいなこと言ってたけど公式では12月となっていて、おそらく柏木ひなたさんと入れ替わりのタイミングでの発表になるのかなぁと思われます。そうなるとまだ3〜4ヶ月先の話で、それまでの間にこの俄かに上がった新メンバー熱も徐々に冷めていってしまうかもしれないのですが、いつ発表となったとしても、大事なのは結果が出てからであることに変わりはないので、どんな結果が出たとしても、みんなのその先の未来が、明るいものになってくれることを願います。そしてそれぞれの明るい未来が、また僕たちの目に触れるところで実現されるものであってくれたら、何も言うことはありません。

ずっとめっちゃ綺麗事を言っていますが、割とちゃんと本心です。


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