未来は見えていたのに進むのは理由があるかるから……かもしれない
以前noteに『異種族レビュアーズ』というマンガが面白かった、アニメ放送が楽しみ、という話を書きました。
あれから約1か月。TOKYO MXで放送されていたアニメは、第5話以降が放送中止になりました。内容が過激だったためです。
残念以上に「やっぱり」という感想。回を増すごとに規制は強くなるし、時間の問題だったのでしょう。今後はAmazonプライムで追いかけます。
そもそも原作を読んだ人なら「これをアニメ化して地上波で流すの? マジで?」と誰しもが考える内容。
むしろ第4話までよく放送できたなと一種の尊敬すら覚えます。
倫理観の重視が増していく昨今、こうなることは初めから予測できていたんじゃないか。もしかして途中で放送中止になることも視野にいれていたのでは……なんて妄想すらしてしまいます。
アニメの放送中止は話題になっていて『異種族レビュアーズ』のタイトルは露出が多くなっています。いいか悪いかは別として上がる知名度。
もともと今期の話題作でしたが、さらに拍車がかかります。
代わりに放送された番組は『洋上の楽園クルーズ』という船旅番組。これもネット上では「MXは狙っている」と話題になっています。
昔、同じように過激な内容のため最終回が放送中止になった「School Days」というアニメがありました。ショッキング過ぎる内容が、放送前日に起こった殺人事件と共通点があったためです。
その際に差し替えられた環境映像中に川を渡る船の画像がありました。そこに海外のネット掲示板からコメントされた「Nice boat.」が待ちわびていた視聴者の心を和らげ、深く考えると分からないけど伝説級に有名な一言に。
放送中止作品の枠に船の映像――繰り返される歴史。ネットでは「これはやったな」と別方向に盛り上がっています。
『異種族レビュアーズ』はそして伝説へ……妄想はともかく、今後の放送指針として歴史に名を刻むのだと思います。
そして自分は変わらずラジオを聴いて、単行本を買います。面白いから。