アレクサは優秀、アイツは博識
パソコンで文章を書くとき、いつも時間を設定しています。
人間の集中力が切れる45分を区切りにして、15分の休憩を挟む。その繰り返しで質のよい時間を使うよう心がけています。
時間の管理には『Amazon Echo Show 5』を利用。音声サービスのアレクサに「45分タイマーかけて」「15分タイマーかけて」を繰り返しお願いします。口頭だけで物事が済むのは大変便利です。テクノロジーばんざい。
今日も同じように頼もうとしたら、途中であくびが出てしまいました。
「アレクサ、よんじゅうぐふぉ~おん分タイマーかけて」
生理現象なので仕方ない。それでもアレクサは優秀なので
「何分後にアラーム鳴らしますか?」
と聞き返してくれる。改めて45分と伝えると
「45分後にアラーム、5分後に豆知識を設定します」
いやいや、タイマー設定はお願いしたけど豆知識はお願いしてない。ていうか豆知識ってなに?
せっかくなので解除せず豆知識とやらを聞いてみることにしました。
45分後。
アラームが鳴って、画面には『豆知識5分タイマーが終了しました』の一文が表示。いつものタイマーと何一つ変わりない。とりあえず音を止める。
…………………………教えてくれないんかい!
5分後に豆知識とは一体なんだったのか。気になったので、同じことを頼んでみました。
「アレクサ、5分後に豆知識かけて」
「ごめんなさい、ちょっと分かりません」
なんでだよ!
「代わりに『マメシバ』というスキルを試してみますか?」
マメシバというスキル……?
アレクサには「スキル」と呼ばれる拡張機能が備わっている。スマホでいうところのアプリみたいなもので、音声だけで指定地区の天気を確認したり、ラジオを聴いたりできる。
自分はまだ使ったことがない。だからアレクサの提案にもピンとこない。でもせっかくなのでお願いしよう。このままじゃ消化不良だ。
「アレクサ、マメシバのスキルおねがい」
「分かりました、マメシバです」
豆しば出てきた! 声も一緒だ!
「どうしたの~?」
あらためて何か教えてと頼んでみる。ちなみに頼むときも「アレクサ」と頭につけないと反応しない。豆しばは偉い地位にいるようだ。
「ねぇ知ってる? ニュージーランドのスティーブンイワサザイという鳥は発見された年に絶滅しちゃったんだよ」
う、うん……すごくどうでもいい知識をありがとう。もういいよ。
「なーんだ」
まーいにちひとーつー、まーめちしきランランラン♪
CMでよく聴く曲がフレーズが流れ、豆しばは帰っていきました。
なんの時間だったのか……。
こんな楽しいやりとりもできるので、Echo Show 5を買ってよかったと思います。