弾幕シューティングが授ける尊い時間
テレビ東京の番組『勇者ああああ』が好きで毎週観ています。
ゲームを題材としたバラエティ番組で、MCのアルコ&ピースさんをはじめ、芸人さんたちが楽しく盛り上げてくれます。ペンギンズのノブオさん、GAGの宮戸さんなどゲーム好きの芸人さんを知ることができて楽しい。
1月31日深夜の放送回では「弾幕シューティングの衝撃映像ベスト5」を紹介。シューティングゲーム好きとして面白く拝聴しました。
弾幕シューティングとは何か?
シューティングは自分が戦闘機などを操作して、敵の弾丸を避けながら撃ち倒して進むジャンル。敵がえげつない量の攻撃を仕掛けてくるのが弾幕シューティングです。
参考動画として、自分の好きな「怒首領蜂大復活ブラックレーベル」のPVを貼っておきますね。
YouTube-Xbox 360「怒首領蜂大復活ブラックレーベル」PV 第2弾より
興味のない人には、何が起こっているのかさっぱり分からないと思います。好き嫌いがはっきり分かれるジャンルでしょう。
どこが面白いのかって? では自分の場合でお話します。
プレイしているときはとにかく弾丸を避けることに必死です。それ以外のことは何も考えていないし、考えられません。
言い換えれば「他のことをすべて忘れられる」んです。
どんなにしんどいことがあっても、圧倒的弾幕を前にもやもやする余地はありません。だって集中しないと撃墜されるから。
上手い人のプレイを見ているときは芸術鑑賞みたいな姿勢ですかね。
攻撃を紙一重で避けていく技術は「すげえ……すげえよ!」の繰り返しです。神のスティック捌きに語彙力は意味を持ちません。
作りこまれた弾幕シューティングは一見すると回避不可能でも、ちゃんと避けられる道があります。それを鍛錬の末に見極め、針の穴を通すように自機を抜けさせる。これを芸術と言わずしてなんとするか。
芸術と言えば弾幕自体もそう。敵の攻撃も激しさを通り越すと美しさに変貌します。
とにかく綺麗なんですよ。動画でいえば、ばらまかれる青と紫のコントラスト、放射される弾道のパターン。「綺麗だな……」とうっとりしてしまいます。操作しているとそんな余裕はないですけど。
弾幕シューティングの芸術性に魅了されたプレイヤーはたくさんいるはず。
頭をからっぽにするって、なかなか難しい行為だと思うんです。
それを半強制的に実行させてくれる弾幕シューティングは、人生において重要なジャンルである……なんて大げさでしょうか?