【自家製サッカー概論】95 先週から今週にかけて雑感
なんか締まりのないタイトルですいません。
内容が2つあり、振り幅が広くて、こんなことになりました。
一つ目は、日本サッカー協会(JFA)について。
宮本恒靖新会長が挨拶をしたとのこと。W杯でのベスト8など目標を掲げたという。(なんか気の無い書き方だなぁ…)
いつも思うのだけど、JFAが日本サッカーの強化に寄与することってどれくらいあるのだろう。
スポンサー集め。その資金から代表の航空機の手配とか、遠征のシェフの用意とか。
そんなことくらいしか思いつかないのだけど。
後は代表監督の選出とか? それくらい?
技術的、戦術的な部分で、代表に何か提案できる立場なんだが、そうしたことをしたというのは寡聞にして聞かない。
つまり、国際大会を受けての日本サッカーの現在地の報告や、世界と比較しての成長点や課題の提起など、そういったことがあるのかどうなのか……。
こうした現在地の状況が分からないのに「ベスト8」を掲げられても、何となく漠然としてしまうのである。
これと似た様なのがJ2やJ3クラブが言う「3年で昇格」スローガン。
(だから、その道筋を示さないと!) と、いつも心の中でツッコんでいた記憶がある。
といっても、宮本新会長のやろうとしていることは素晴らしいと思うので頑張って欲しいです。 ガンバレ宮本会長!(とってつけた様に…)
そんなJFAにこちらからの要望が一つ。
それは「日本人をAFC理事に入れる」ということ。
(「理事」でいいのかな? 「役員?」 …まあいいか)
今回のW杯予選のドタバタ。
AFCの決定に従うのは当然だが、その決定のプロセスが全く見えないのは何とも歯がゆくて仕方ない。
AFCの中枢。少なくとも理事がどう動いているかといった情報は知りたいところ。
そのためにも、日本人からAFC理事を出さないといけないのではないか。
今回のドタバタに限らず、予選の組分けにも疑問が残る。
シリア、ミャンマー、北朝鮮。これって、国際的に問題のある国ばっかじゃん!
どうしてこうなった?
例えば、オマーン、パキスタン、シンガポールとか、そんなのにしてくれれば何の問題もなかったと思う。
AFCの意思決定に日本サッカーの思惑も入れ込む。こうしたことを考えないといけないのではないか。
さてさて、話は変わってU-23日本代表とウクライナの一戦である。
細かなことははしょって、全体的な印象は「インテンシティの高い試合」だったと感じた。
特に右サイドバック関根大輝選手が、ボールを受けて相手のプレッシャーがかかる中、ボールを中に持ち出して攻撃を持続させたのは新鮮だった。
マリ戦では、日本代表のビルドアップは「ボールを取られてはいけない」というボールの持ち方だった様に思う。
それがウクライナ戦では「チャレンジしていこう」という気持ちが感じられた。
これがインテンシティの高さにつながったのではないか。
こうしたチャレンジ精神がプレーに現れたのは良かったと思う。
各選手、クラブへ戻っても、チャレンジ精神持って野心的に戦えれば成長につながるのではないか。
逆に、大切にしようとするあまり慎重な戦いになるのは気を付けた方がいいと思う。
「慎重な戦い方」と「チャレンジする戦い方」。両者が一戦交えればどういう内容になるか。
この辺りを、もう一度確認してもいいのではないか。
U-23日本代表の2試合。貴重なことを教えてくれた様に思う。
いよいよパリ五輪への最終予選へ。
U-23日本代表には、力強く、たくましい戦いが出来る様に、本当に頑張ってもらいたいものである。