見出し画像

『育児 × 3Dプリンター』で日々の悩み解決!

こんにちは。
今回の記事は育児に3Dプリンターを取り入れたら、毎日のちょっとした悩みを解決できた話です。


1歳1か月のおてんば娘

私には今1歳1か月になる娘がいます。
最近ひとり歩きができるようになり、保育園から帰ってくると毎日楽しそうに、ニコニコしながら部屋中を歩き回っています。
トトロのメイちゃんのような元気でおてんばな子です。
毎日目が離せないです。可愛いのでずっと見ていますが。

いままではハイハイでしか移動ができなかったので、移動速度が遅かったんですが、歩き始めてからは想像以上に速いスピードで部屋中の至るところを弄りにいきます。
いろいろな物を触って遊ぶ姿は可愛らしいのですが、たまに触ってほしくない危ない所も弄りにいきます。


スライドドアは危険!

特に、部屋を分けるためにあるスライドドアを動かして遊ぶのは、指を挟みそうで触ってほしくない所です。

画像1


家のスライドドアは、三枚のドアが壁に隠れる様になっています。
ちょうど娘の指が挟まりそうな隙間がドア同士の間にあります。

画像2


なんとかスライドドアを弄るのを止めてもらいたくて、いろいろと調べてみたら、引き出しにカギを付ける商品がありました。

画像3


いろいろと同じような商品を調べてみたのですが、スライドドア三枚重ねを止められるようなものがありませんでした。
また、うちは賃貸なので、ネジ穴や強力な粘着テープは使えません。


う~ん。どうしたものか。。。


CADでモデリング

そうだ!作ればいいのか!

そうと決まれば、ドアの周りを計測、CADでさくっとモデリング。

画像6


反対側はドアノブに固定します。

画像7

設計要件としては、

・スライドドアを大きく動かすことができない
・楽に取り外しできる
・ネジや接着テープ以外で固定
・3Dプリンターで造形できる形状

これらを意識して設計しました。


3Dプリンターで造形

モデリングしたデータを3Dプリンターで造形していきます。
赤い部品は硬いPLA樹脂、青い部品は弾性のあるTPU樹脂で造形しました。
家にある材料で造形したので、色合いがどぎつくなってしました。

画像4


実際に使ってみる

スライドドアへ実際に取り付けてみました。

画像5

良い感じにフィットしています。
ネジも接着テープも使わず固定もできました。

ミッションコンプリート!
これで娘が指を挟む心配がなくなりました!
妻にも簡単に取り外しができるので、好評でした。


育児に3Dプリンターのメリットを活かす

今回は、3Dプリンターで日々の悩みを解消する物を製作しました。

実は、こういったそれぞれのお家の状況に合わせて、物を製作することが3Dプリンターは大得意です。
少量多品種製造と言いますが、一つの種類のものを一つだけ作る、たくさんの種類のものを一つずつ作るという状況に3Dプリンターは適しています。
既製品に合わせて状況を変えるのではなく、お家の状況や子供の個性に合わせた物を製作できます。

子育てをしている家庭毎に悩みや心配が違います。
子供の癖や個性なんかも一人一人違うので、当たり前ですが。
その状況に合わせて、悩みや心配を解消する物が出来ることは素晴らしいことです。
ぜひ、ご興味があったら、3Dプリンターを家庭に導入してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

タケノート │ TAKEnote
良かったら、サポートよろしくお願いします。 製作活動の励みになります! いただいたサポートはコンテンツ制作へ使わせて頂きます。