ハイツ友の会
芸人が解散するたびにみんな悲しい悲しいって言い出すの気持ち悪い。自分が大好きな芸人が解散したときにその芸人を特別好きでもない周りの人間がお気持ち表明してたら吐きそうになるから、本当に大好きな人の解散にしか言及したくない。そして本当に好きな芸人が解散した今やっぱり吐きそうなことになっているからあまりXでは言及したくないのでここに書いておく。
ハイツだけは世間よりも、お笑い好きな人たちの中でもわりと早く好きになった自信がある。2020年のオールザッツで若手の1分ネタコーナーがあって視力検査のネタをやっているのを見てはじめに面白いと思った。その後すぐに動画を漁ったりすることはなかったけど、翌年5月頃にちょうど大喜利を見るのにハマっていてマンゲキ女流大喜利の配信を買って見たときに、たぶん天ピとか紅しょうがとかエルフとかもいた中で「この2人の大喜利めっちゃ好きだな。あ、ハイツ友の会って去年オールザッツでちょっと気になった人じゃん!」とそこで繋がって好きになって配信を漁るようになり、その年のM-1で準々、翌年は準決勝に進出した。
ローテンションで淡々と喋るから「センス系」みたいな表現をよくされがちで、平場でもあまりハキハキと喋らないのを「キャラ付け」だとか「やる気ない」とか言われていたのを見たこともある。
いつか清水さんが「よく大喜利強いとかセンスとか言われるけど2人が思ってることをネタにしてるだけ」と話していた覚えがあって、たしかにハイツはウケのために演じたり嘘をついたりすることがあまりない漫才で、それってよっぽど直球勝負で「センス系」とは真逆で「キャラ付け」でもなければ「やる気ない」なんてのはとんだ見当違いで、たぶんそういうところが好きだった。
ハイツみたいな人たちが窮屈な思いをしない世の中だったらもっとこの先を見せてもらえたのになぁ。