上半期観た映画🥈

🥈笑いのカイブツ

オードリーANNのハガキ職人から若林さんに見初められて構成作家になったRNツチヤタカユキ本人が書いた小説(小説の体をとった自伝というべきかドキュメンタリーというべきか)が今年、岡山天音主演で映画化された。

「ツチヤタカユキ」という名前を自分が初めて聞いたのは中学生の頃。当時聴いていたオードリーANNで若林さんのエピソードトークに度々出てきた名前で、映画にも出てきた「人間関係不得意」というメッセージを残して音信不通になった話なんかはちょうど聴いていた記憶がある。とはいえ当時は業界の詳しいことはなにも知らない身だったので、なんとなく「ハガキ職人を経て構成作家になったけど人間関係がうまくいかずに去ってしまった人」くらいの記憶で止まっていた。

実際映画の概要自体は「(ケータイ大喜利のレジェンド→)ハガキ職人を経て構成作家になったけど人間関係がうまくいかずに去ってしまった人」で合ってはいたけど、「おもろい」だけが正義と信じてひたすら努力してきた天才がぶち当たった社会という壁、自分の方がおもろいのに自分より社会性があるだけで重宝されている人間が目の前にいる現実を受け止めきれない苦しみ、理解できる次元ではないけれどすごく心に来るものがあり、今後も何度も見返す作品になるなと思いました。

けっこうなにかの原動力になる一作だと思います。

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