にだいめが訊く ~概要~

こんにちは、にだいめです。ようやくもう一本の企画も始動します。これもやりたかった「たけにぼ出身者に対してのインタビュー」です。

・そもそも何故インタビューするのか?

私、対談の記事を読むのが好きなのです。そこには沢山のアイディアが詰まっているからです。そういうところで刺激を受けて、そしてこれからに生かす。ものすごく大事なことだと思っております。というのも、私、重度の飽き性なのは自覚しております。だからこそ、刺激がなければ生きていけれない人間なのです。その刺激は常に芸術にありと持論を持っております。なのでアーティストがどのような苦悩と葛藤を越えて、今でも活動を続けているのかというのが非常に興味があるのです。アーティストと言えば「音楽家」や「写真家」や「芸術家」などをご想像されると思います。ですが、私の理念は「創造する人」であります。そう、ジャンルは何でもいいのです。兎に角、ものを作る人は全てアーティストであるという考えが私のアートという理念なのです。だからこそ、この理念に乗っ取った上で、且つ、独自のやり方で唯一、メディアっぽいことをやろうと思ったのがきっかけです。

と、言いましても、これ、勘の鋭い方ならなんとなく分かるかもしれませんが、私が尊敬して止まない元任天堂の社長の岩田聡先生の企画なのですよね。

もし、知らない方がいらっしゃいましたら、是非とも岩田聡さんを知ってあげてください。様々な伝説を残された天才です。私はこの方の言葉は本当に好きで、くじけた時や、自分自身の考えがまとまらなくなった時などは原点回帰の一つとして岩田聡先生の言葉のきっかけを読み返す事が多いです。それほど、クリエイティビティの塊でありつつ、経営家であるという自覚を常に持たれてたアイデアマンでもあります。普通、クリエーターってどうしても、自分の表現を優先してしまい、その結果、製作費ってものをあまり考えいない傾向になりがちなのですよ。それを岩田さんは両立し続けました。これはジャンルは違えど、どの業界でも考えとしては持っておいた方が絶対に得するものです。もう亡くなられているのが本当に惜しい方です。

・そもそもクリエーターなんて存在はなくても世の中は回る

私の代から修行している弟子に対してかける言葉です。そもそもクリエーターなんていなくたって世の中は回せれるのです。この言葉の意味、少し紐解いていこうと思いますが、まず第一に「らぁ麺屋って職業が成り立ってること自体が奇跡に近い」訳であります。それは何故か。至って単純なのですが「らぁ麺なんて家庭でも気合を入れれば作れる」からです。この文章をさらに細かく砕きますと「らぁ麺は確かに食材や調理器具や時間や労力を揃えれば誰だって作れる」という意味が隠れています。私、一回この言葉を他のらぁ麺屋の店主に話をしたところ、その相手には「らぁ麺を馬鹿にするな」と言われたのですが、そうじゃないのです。大事なのは「それくらいのものであるからこそ、飯を食っていくには相当の覚悟がなければやれないよ」という話なのです。要は目線の問題です。少なくとも私は「だからこそ、気の抜けない職業である」という考えに到達するだけなのです。お客様は「自分で実行する労力、時間、お金のことを考え、それを節約する為に我々に投資してくださっている」から成り立つ訳であります。これを奇跡と言わず、何と言いましょう。その自覚がない店は大概、おかしくなっていきます。こういう考えがあるからこそ、私はあまり自分の考えを公言したくないというものがあるのです。

これがクリエーターが存在しなくたって、世の中が回る論理です。人の心を掴むって、どれだけ大変なことなのかを理解しなさいって意味を込めた言葉でもありますし、人に必要とされる為にはまず自分自身を否定する力が大事だと思ってます。

・けど、にだいめってあまり業界のお友達いないんですよ

そう、これが本当に居なくて居なくてねぇ……(涙)

悪いのは自分です! 全て自分が悪いのです!

これも理由は単純なのですが「人付き合いが苦手が故に、避けている」というのがあります。あまり自分を売る事も考えてなければ、人との摩擦を極力避けたりと、単刀直入に言えば「対人面倒臭がり屋」なんですよ。これ本当に駄目ですよ、皆様。絶対なっちゃいけない性格。しかも最悪なのが「対人面倒臭がりおしゃべりクソ野郎」でもあります(笑)

おしゃべり好きなのに何で人との関わりを嫌うんだ! って話ですよ(笑)

書いてて反省しております。こういうのを治さないと、成長が止まってしまうと、人は急に衰えてしまいますからね。自覚してるからこそ、治さなければならないポイントだと思っております。がんばります。許してください。ごめんなさい。

・なのでそこまで活発的な企画にならないと思ってください

この言葉が全てです。今、コロナ禍だからこそ、様々な職人が手を休まざるを得ない状態だからこそ、様々なトップランナーに感想を聞きたいのですが、私に果たして時間を割いてくださるかが要なのですよ。ですが、極力「当店の歴史をデジタル的に残したい」という気持ちと「創造のアイデアを皆で共有したい」という理念から活動を始めております。

・第一回目は国分寺 瑞笑様です

すでにご存知な方もいらっしゃると思いますが、第一回目は国分寺 瑞笑の高木オーナー様のインタビューをさせていただきました。ご安心を……、今流行りのリモートインタビューでございます(笑)

お楽しみいただければ光栄です。よろしくお願いいたします。