見出し画像

お土産らぁ麺 応用レシピ vol.1~中華麺カルボナーラ~

料理は愛情です。結城 貢先生の素敵なお言葉ですが、本当にそう思います。しかし、これは愛を持って作るのではなく、作り手に対して愛情がなければ成立しない話であります。作り手は相手を思いながら作り、受け手は作ってくれた相手を思いながら食す。これぞ、料理は愛情なのです。

とまぁ、小噺はさておき、本日のレシピはカルボナーラです。みんなお好きでしょう。美味しいですよねー。私も好きです。よく作ります。今回は当店の麺を用いた簡単なカルボナーラをご紹介しましょう。

・用意するもの

画像1

〜材料〜

・麺 140g

・にんにく 5g(5gなんて測るのなんて面倒って方は1片いっても構いません)

・粉チーズ 20g

・卵 1個

・チャーシュー 2枚 30g

・オリーブオイル(お好みの量で)

・事前に覚えておきたいことリスト

1:卵は常温に戻す

何故、卵を常温に戻す必要があるのか。理由は単純で卵を炒る作業がないのです。ということは即ち、麺の温度だけで卵に熱を入れる必要があります。結果としてその熱量を保持する為には卵はなるべく常温に戻しておいた方が麺の熱量も下がりにくくなり、より美味しく召し上がることができます。大事です。覚えておきましょう。

2:麺を揚げて、ボウルに入れる際に手早くオリーブオイルをかける

これも何故か。麺がメチャクチャくっつくからです。それを阻止する為には油で麺をコーティングしてあげる必要があります。それも時間勝負です。短期決戦で挑まないと最悪の結果を招きます。感覚としては揚げてすぐにボウルに移し、すぐにオリーブオイルをかけつつ、麺全体に浸透するように混ぜてあげるというのが大切です。これは恐らくパスタであればこの工程は不要なのですが、今回は中華麺を使用するから発生する作業であると考えてください。

・では、詳しい調理工程を説明します

1 食材カット

にんにく

画像2

にんにくはみじん切りです。にんにくのみじん切りはしっかりやりましょう。私は玉ねぎのみじん切りの要領でやっておりますが、それでもにんにくのみじん切りは難しく、粒に多少の差が出るだけで炒めた時にそれぞれ対しての熱の入り方が均一にならず、出来が(=nanoレベルでもありますが)劣ります。それを避ける為には出来るだけ努力や工夫を惜しまず、なるべくそれぞれの粒が均等になるようなみじん切りを目指してみましょう。

最初はこの切り方でにんにくを切るのは困難ですけどね……。料理人はすぐにこう言います。慣れたら簡単と(笑)

チャーシュー

画像3

正直な話、これはたけにぼのお土産らぁ麺を使ったレシピが故にチャーシューを使用しているのですが、ぶっちゃけてしまえばベーコンに代用していただいても構わないのですよね。勿論、両方使用しても構いません。それでカット方法なのですが、チャーシューのみを使用される際はお好きな形にカットしてください。しかしベーコンは市場で売られているものは若干臭みがありますので、それを消し去る為にはなるべく5ミリ角ほどにカットするのをオススメします。

2 カットした食材を炒める

まずはお好みの量のオリーブオイル(前述通り、麺にオリーブオイルを掛ける過程もありますので、ここは食材を炒める程度の量で構いません)をフライパンに入れ、まず火力を強火にします。そして手のひらでフライパンの熱を感じられたら、まずはチャーシューのみを中火で炒めましょう。画像4

これも理由は単純です。にんにくは焦げやすいです。それを避ける為にはまずチャーシュー炒めます。にんにくを投下するまでのチャーシューの色の目安としては本来の色より少し色味が増すのがポイントです。

そしてにんにくの投下なのですが、その際、必ず火力は中火から弱火に落としましょう。ここをサボるとにんにくの火の入れ加減の調整が困難になります。私の調理方法は炒める際にヘラをフライパンに入れる過程を少なくする理論を用いております。理由は単純で、ヘラは食材に傷をつけたり、潰したりする時があるので、あまり好きではないのです。更にはヘラで混ぜ続けることによって食材に対して均一に火が入りにくくなるというデメリットもあります。炒めるという言葉はある意味まやかしみたいなものがあり「強火でヘラでガシガシやる」というイメージが先行してしまう言葉になりがちですが、それは本日で卒業です。正直、2分に一回、お好み焼きを返すような要領で一混ぜしてまた2分くらい様子みるというスタンスが美味しさの秘訣です。

画像6

私は食材をここまで炒めます。にんにくの香りとオリーブオイルの香りを調和させたいからですが、色味を重視されたい方はこの一歩手前がオススメです。ラーメン屋は香味油はこれくらい炒めないと落ち着かない節があります……(笑)

3 炒めた食材と卵と粉チーズをボウルに入れる

画像7

写真通りです。工夫なし。

4 麺を投入する

画像8

まずそのまま麺は投下します。そしてすぐさま注意事項のオリーブオイルを麺にかけてあげてください。そして全体を均一にする意識でまぜていただければ……

画像9

あとは整えて完成であります。

・いかがでしたか?

私も作って食べてみましたが美味しかったです。サクサクっと食べれちゃうから怖いレシピでもあります。是非とも皆様も作ってみてください。料理は強引に作るのではなく、優しく作ってあげると必ず、美味しく仕上がりますよ!

次回はどうしましょう。未定です。案はまだ沢山あるのですが、何を出そうか悩んでいるのが現状です。本来ならばここで次回は○○です! って言えればカッコいいんでしょうけどね。

優柔不断なにだいめでした。