お土産らぁ麺 応用レシピ 〜概要〜
前回の記事は重めな文章だったと私、思っております。中には「何だよー、にだいめ! 真面目すぎて読むの疲れちゃったよー」って方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫! そんな方の為に、私、料理人の部分を活かした記事もしっかり書きますよ! 世の奥様方の味方であり続けたいにだいめからの愛を込めた記事をお届けします。
・実はnoteを始めた最大のきっかけは実はこの企画の為
実はnoteを始めた最大のきっかけはある日のTwitterでのお客様とのやりとりでした。その起点となったTweetがまずはこちらです。
ぬぅあんて素晴らしいことでしょうか。なんと当店のスープを使って、ご自身でアレンジレシピを作ってくださったのです。それにしても何て美味しそうなこと! 私、ものすごく心がトキメキましたね。と、同時にですよ……
あれ、これもしかして本来、私がやらなきゃいけないことでもあるよな……?
とも、思ったのですよ(笑)
と、同時に襲いかかってくるのは猛省の荒波です。何をやってるんだ! にだいめは! と、本当に心の底から深く反省を致しました。
なので、これからは題して「〜誰でも出来る時もあれば誰が出来るんだよコレって時もある〜お土産らぁ麺を用いた応用レシピシリーズ」という企画を立ち上げます。
・基本は誰でも出来る 稀に誰が出来るんだよって時もある
基本的には誰でも作れる優しいレシピを提供したく思っております。ですが、稀に調理器具の関係や、キッチンの構成上、家庭で作れる訳がないというレシピも公開したく思っております。何故そんな嫌味ったらしいを敢えてやるのか。それは父が亡くなった後、本当に助けられた番組に対してのリスペクトがあるからです。その番組の名前はイシバシ・レシピです。
まずこの番組にご出演された料理人は料理界のアベンジャーズばっかりです。更にこの料理界のアベンジャーズは自分たちの技術を公開できる範囲で公開してくださるのです。言わば、私の料理の教科書であり、私は自分の料理の腕が落ちたと思った時は基礎に立ち返る為に、この番組のDVDを全て観直します。それ程、私にとってこの番組があったお陰で今もこうして料理人が出来る訳なのです。
まぁ、具体的な事を申しますと、まず私自身、他の料理店での修行経験がありませんでした。今でもそうなのですが、普通、らぁ麺屋になりたいと思った方は様々な修行先を転々していき、資本金や実力などの自分自身を納得させれる条件が揃ったと思った時に初めて独り立ちするものです。ですが、私の場合はずっと同じ店で働いていたが故にその店の技術以外の能力が皆無に等しいと感じたのです。
ですが、それを感じた時は時既に遅く、父が他界してから数ヶ月後の話でもありました。正直、このままでは本当によろしくないと思った私はまず片っ端から凄腕と呼ばれている料理人のレシピ本を買い漁るという行為に出たのです。そして、そのレシピを兎に角、作る。これの繰り返しの日々が続きました。
しかし、最初は上手くいかないもんです。というか、失敗しかなかったです。けど、何故か面白いと感じてしまったのか、諦めたり辞めたり嫌気が刺したりすることが一切なく、次はこうしようという考えが湯水のように湧くのですよ。恐らくですが、私が最初に出会った料理本のセンスが尋常ではなかったからだと思います。
因みにですが、私が最初に物凄く参考にさせていただいた本はラーメン屋ではなくパティシエです。
杉野英実先生は本当に素晴らしい方で、この素材より素材らしくという言葉は本当に胸に響き続けています。そしてこの料理本なのですが、はっきし申し上げておきますが、家庭で作れる訳がねぇってレシピしか載っておりません。ですが、事実、私はこの超難解レシピや、杉野英実先生の料理的な哲学が篭ったお言葉から多くを学び続けているのも事実なのです。料理をするという作業が如何に繊細で且つ、創造であり、更には表現であるのかという常識的なんだけど、それを実行するのが非常に難しいという世界を高次元で実行される杉野先生には尊敬の念しかありません。
しかし、やはり本ではこの繊細さを表現するには限界もあったのです。それは行程に対し、もっと細かい技術的な部分を知りたいという欲に対し、それが文章と写真のみでしか表現されないという部分です。勿論、情報量は他の料理本と比べてみても圧倒的な差があるのも事実であり、これは本というアナログ的な方法でしか表現できないが故のジレンマでもあるのですが、それでも人は欲を持ってしまった以上、その欲を解決しない限りは先に進むことを躊躇します。そこで何か映像で高次元な技術を見せてくれるものはないだろうか……と、模索していた時に見つけたのがイシバシ・レシピだったのです。
本当に物凄い重鎮のご出演には驚きました。そして惜しみなく出されていく技術の数々に圧倒を感じましたね。またやっていただきた番組の一つでもあります。
で、その番組の冒頭が石橋貴明さんの料理から始まるのですが、これが酷い話で、タカさんが作った料理に対し、その道のプロがタカさんの作った料理を試食するのですが、大概ボロクソに言うのですよ(笑)
で、その後にタカさんが作った料理を1から作り直すというのが番組の流れなのですが、まぁ中にはタカさん見た事ないだろうなぁって調理器具が出てきたり、2〜3日掛けて作った秘伝の出汁とか平気で出てきたり、更にはそんなんできたら芸人さんやってないわ! ってくらいの超絶フライパンテクニックを披露したりと、その道のプロは滅茶苦茶やりたい放題なわけです(笑)
これが私に良い刺激を与えてくれたのです。この番組のお陰で私の知りたかった細かい部分が得れたのです。それは本当に感謝しております。
だからこそ、私は敢えて技術を惜しみなく披露する事もやるべきであると思ったのです。
・ちなみに第一回目はカルボナーラです
の予定です。お土産らぁ麺の麺を用いたカルボナーラを作ります。
難易度は★★☆☆☆ だと思っております
因みに難易度の詳細としましては
★☆☆☆☆ 誰でもできる
★★☆☆☆ やろうと思えば誰でもできる
★★★☆☆ 料理経験があればできる
★★★★☆ できるという気持ちがあればできる
★★★★★ こんなんできるか!!!!!
です。
それでは次回のnoteもお楽しみに。