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筆37 私の夢の長期ビジョン 3/4

▪️ 夢の長期ビジョンの各論(細部の企図)

ではここからは、私の夢の長期ビジョンについて、各論を語っていく。人生最大の目標であって最大の夢であること=音楽という力を利用して人類の恒久平和を実現することを果たすに資する企図、これを以下に顕現する。その基礎となるものは私が高校生のときにでき上がったものだが、幾つもあるのですべては列挙せず — 本稿が煩雑になるのを免れるようにするため、優先順位の高い8つの企図を限定的に且つ簡潔に昭示(しょうじ)する。

【細部の企図1】
1つ目は「大学生から生涯に渡り「人類の恒久平和の実現」等について作述し世界中で書物を出版」することである。私の夢の実現に向けた種々の取組みについて、地球という生活環境を共有する人々への発信を狙いとしている。そのために当面は「note」(ノート)という、このネット・サービスを用いて、個人的な平和思想を慎重に記述していきたい。積極的に今から主張の展開に努めていけば、いつかそれがワンランク上の活動に接続できることがあると期待する。

【細部の企図2】
2つ目は「余剰所得を毎年平和に向けた活動を展開する団体等への援助に」融通することである。高校生の自分がこれを考えたときは, 650万円を超えた分を他用するとしたが、現在になって考えてみると, 500万円(各種租税を差し引く前の収入額)を確保して、それを元に算出する余剰所得を他用できはしないか、と検討をし始めているところである。将来の家族が暮らすのに十分な金額を今節より前以て算出するのは難儀であるが、概ね手取り400万円あれば日本国民の平均的な暮らしは保てるだろう。

【細部の企図3】
3つ目は「音楽を通じて平和を訴えるため世界で音楽番組やドキュメンタリー、新開拓番組に出演」することである。これは【細部の企図1】に関係するが、私の夢の実現に向けた種々の取組みについて、世界の人々へ積極的に発信することを狙いとしており、音楽と平和運動ないし平和教育とを結び付けたテレビ番組もしくはネット番組の制作に携わりたい。「新開拓番組」とは、これまでにないような、既存ジャンルに縛られない、自由であり新味に富む番組を意味する。メディアの、特にテレビなど放送のネット網の影響力は、ネットが発達した現今も世界では未だにやはり絶大であり、平和な社会の形成に向けては、これを利用しない手はない。

【細部の企図4】
4つ目は「毎年少なくとも30曲以上を発売するような多作とライブ活動や楽曲提供・共作活動を展開」することである。30曲以上発売するのは私自身もかなりハードルが高いように思うが、これは共作活動も含めた目標曲数である。平和運動に係るプロジェクトを立ち上げて、人権擁護を推進するための楽曲を共同制作することなどを今から想定しているが、そこでの楽曲リリース数も含む。ただ、高質な楽曲制作や、高い人気を維持するライヴを継続的に提供するなら、多作で且つ精力的な展開方法はときにその弊害となり得る。多作で且つ精力的な活動展開は、音楽を通した平和運動の契機をたくさん導いて活発化してくれるが、質を高めることの弊害になり得ることには、精々留意したい。

【細部の企図5】
5つ目は「動画投稿サイトを生涯積極的に利用して多くの人々に影響を与えつつ反応を窺いたい」ということである。既に動画投稿サイトを利用している — 積極的かどうかは言明しない — が、これまでに投稿した各動画の再生回数は平均して(全世界に公開している動画に限る。)数十回であり,「多くの人々に影響を与え」ているかどうかには懐疑的にならねばならない。しかし、まだまだ投稿したいストック動画(未編集)があるし、内容を改善する余地があるだろうから、平和運動の拡大にとって必ず一助となる”ネット動画”というツールを、賢く活用してこれを善用したい。

【細部の企図6】
6つ目は「ラジオにすすんで出演」することである。単純なこととして、私は喋るのが好きだ。人々に向かって喋る仕事は、私にとって理想的である。(だからこそ、こうやって演述することに盛んに興じたり文芸に何気なく沈潜したりするし、人間観察に耽って人前で巧みに話をするのだ。)また,(たぶん)中学生の折からラジオをよく聞く少年で、とてもラジオに親しみを持っているということも、この企図ができるのに強く関連している。ラジオというメディアはテレビやネットとは一線を画する特質を有しており、それはまさしく手軽さと素朴さとであるが、これらの特質をよく感応する者として、ラジオに出演する機会を獲得することは密かに抱く悲願である。無論もしそのような好機が掴めたとしたら、そこにも平和運動へつながるメッセージを惜しみなく持ち込むつもりである。

【細部の企図7】
7つ目は「英語・アラビア語・フランス語とロシア語かスペイン語の5ヵ国語を物にしたい」ということ(母国語を含む。)である。これらの言語は国連において、現行の共通語である。国連の共通語として採用されているということは、相応して多様な人々との交流にとり必要性が高いということである。平和運動はいわずもがな、世界的に展開されねばならぬ。寧ろ、紛争や疾病といった死因に限定すれば、理性などで(確実に)守れるはずの命は、中東や南アジア、アフリカのサハラ以南にて一杯失墜されており、私が現在居住する日本よりも、そういったエリアに高い優先度が与えられねばならない。このとき、先に挙げた5ヶ国語について、その習得の有用性が高いことについては、容易に推考できよう。ただ、自身に説き聞かしたい:教材を購入し”積ん読”していることを猛省せよ。

【細部の企図8】
8つ目は「英語の習得のためにアメリカかイギリスへ留学する」ことである。私はリスニング (L) やスピーキング (S) が割と得意でなく、この力を付けるためには留学が必要であると目下考えている。またアメリカやイギリスは、世界に遍在的に蔓延る構造的貧困や人権啓発に、日本よりも(市民的に)強く意識が向けられ、恒久平和の実現のための芸術活動を展開するに、より都合の好い場所である — LとSの力を付けること以外に、この企図には付随的理由があるのだ。平和運動に仲間を集める際には、国際的に人脈拡張することが大切である。なぜなら、確固な平和構築を強力に促進するには、多数の芸術家による、多種の知恵が必要であるからだ。国内的な活動に留まっていては、極端ながらも何の意味も見出されない。平和運動や芸術活動と並行しながら語学力を高めることを見据え、その期間はおよそ1年とし検討中である。(続)

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随筆家・竹中ゆうすけ
サポートいただきました分は、私の夢である「世界の恒久平和の実現」のため、大切に使わせていただく所存です。私は日々、夢に向かって一歩ずつ── ときに半歩ずつ── 邁進しています。