あまショコの話:本当はココが凄いよ天宮みくり
以前みくりについて思ったことをさらっと述べたので、ちょっと掘り下げます。
というわけで、1作目のメインヒロインの天宮みくりについてです。
みくりの特徴と言えば何といっても、神様の声を聞くことができる巫女さんであることだと思うのですが、みくりって実は巫女として相当優秀な人材だったんじゃないのかな?というのが今回のお話です。
みくりに対して、語り掛ける神様の存在として、もともと里を出るきっかけにもなったのがあまショコ3のヒロインでもあるコハナでした。もっともコハナって本当に神的存在だったのかはやや疑問なんですけど、これは別の機会に。
みくりは夕渚町に来た後に、いろんな神様がいることについて言及していました。そのうえで、元々の里の山の神様に神楽を奉納していることから、遠くの里の神様と交信しながらも、町にいる神様やコハナらとの複数回線での交信を行っていたことになります。
みくり曰く、神様は勝手にみくりに語りかけてくるし、頭の中に直接の言葉ではないイメージのようなもので伝えているということで、割と何でもないときにみくりは神様の声を聞いていそう(ビジョンを見ていそう)なのですが、それに対して発狂状態にならずに、しかも他人に分かる形で翻訳して言葉で伝えたりしているので「実はみくりってめちゃくちゃ地頭いいし、そもそも神様の言葉を伝える巫女としてこれ以上ないくらい優秀だよね?」という話になります。
ちなみに、みくりってテストの赤点取っちゃいそうって話でテスト勉強を頑張るエピソードなんかもありますが、作中でもあったようにそもそも里に学校なんてなくて勉強すらしていなかったわけで、それでいきなり高校レベルの学園に編入して赤点回避の得点を取れるのだから、普通に学習能力も理解する能力もバケモノクラスなんですよね。(※1)
少なくとも天宮みくりって、アホの子という括りではないんだな。というのが自分の見解です。みくりは頭が悪いわけではなかったし、空気が読めないというのも違う。ただ、異文化に触れてまだ日が浅いだけで、そんな環境の中でもみくりがみくりの頭の中で考えたなりに、自分のできることをできる限りやる。そんなみくりの性格の良さが作品内で見え隠れしているのではないかなと思っています。
※1:まぁ、普通に先生が良かったっていうのもある。
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