合気道の達人は本当かを解説 続き
前回合気道の達人と言われた、塩田剛三氏の動画を紹介し、いくつか普通の人とは違うポイントを上げました。今回はその続きです。
前回の続きの動画になりますが、5分程度なので、こちらも良ければ見てみて下さい。
前回の動画では、いくつか普通の人とは違うところはあっても、それでも「やらせだろう」と、思った人もいたかもしれません。
しかし同じように、
ロバートケネディも疑問に思い、自分のボディーガードを立ち合わせた所、簡単に倒されてしまった。
まさかロバートケネディが、テレビのためにやらせを行う筈がないですね。またボディーガードの嬉しそうな顔も、演技ではないでしょう。
つまりこの映像から、強いかどうかは別にしても、合気道の不思議な技が、本当であることの一つの証明になっている訳です。
ついでにこちらは、表に出ている動画としては、少し珍しく、弟子が受け身を取り損ねた、割りと貴重な映像。
1分4秒の所ですが、これを見れば、「合気道の技が、効かない訳でもなさそうだ」と、少し分かって貰えるかと思います。
またこれの前の53秒の所でも、実は受け身を取れきれていませんが、やらせであれば、じいちゃんに気を使って、ぶつかることなく、あらかじめ飛んでおけばいいはずです。
そうしたとしても、上手に行えば、会場で見ている分には、よく分かりません。しかし動画で見る限り、そうではなく、体が接触しています。
接触しているということは、体格が上回る弟子が、力とスピードを付けてきている以上、多少ならずとも、自分もショックを受けるはずです。
またスタントが失敗することがあるとすれば、勢い余って余計にじいちゃんに、ぶつかってしまう可能性もあり得ます。
それにも関わらず、また更に小柄なじいさんが、倒れたり、バランスを崩すことなく、平気でいるというのは、普通とは何か違うものがあるからですね。
以上、ここまでいくつかポイントを説明してきました。
実力がどれ程のものかというのは、少し分かりにくいかもしれませんが、それでもロバートケネディに、納得させるものは持っていたことと、普通とは少し違うことは、分かって貰えたと思います。
また合気道をやれば、こうしたことが出来るようになる、と思われているかもしれませんが、合気道をやったからと言って、達人にもなれないし、不思議な技も中々出来るようになりません。
しかし一括りに考えてしまうと、合気道をやっている人が、達人でなければ、合気道は全て嘘である、といった結論を持たれたりもします。
そうではなく、野球をやって殆どの人がイチローのようになれないように、全て個人的な事なのです。
合気道をやって達人になれる人もいれば、空手など他の武道で達人もいるし、その逆に殆どの人は、達人になれない。
また自分が野球を真剣にやっても、まるでイチローの足元にも及ばないことがあるように、武道の世界でも同じことはあり得る、といった様に考えれば、達人がいたとしても、それ程不思議なことでもないでしょう。
もっと詳しいことに関しては、これから少しずつ書いていきますが、興味のある方は、合気道開祖、植芝盛平翁の不思議なエピソードを読んでみて下さい。