
INTERSPORT CUP DAY3
みなさんこんにちは!今日はIntersport Cup 最終日の模様をお届けします。
アップ中手を振ってくれた横嶋選手、藤田選手(カメラを向けるとニヤッとしてます笑)
本日の相手はホームであるノルウェー。これまでの2戦とは全く違う雰囲気の中で闘います。
スターティングメンバー(敬称略)
GK 亀谷 さくら
LW 田邉 夕貴
LB 佐々木 春乃
CB 大山 真奈
RB 角南 唯
RW 秋山 なつみ
PV 角南 果帆
開始から両チーム点が入らず、2分からウルリック監督は7人攻撃を仕掛けます。しかしこれはうまく機能せず、ノルウェーはダブルポストの状態で点数を取ります。日本も大山選手がミドルシュートを放ち食らいつきますが、RWのシュートで失点。
日本はOFが苦しくなり、角南唯選手がステップシュートを放ちますがこれはゴールポストに嫌われ、ノルウェー自慢の速攻で失点します。日本は再び7人攻撃を仕掛け、ポストの角南果帆選手にパスが通りますがシュートを外してしまいます。ここでコートに戻ろうとした亀谷選手とゴールレフェリーが接触し、レフェリーが足首を負傷します。治療後何とか彼女も気合でコートに戻り、会場からは温かい拍手が送られました。
さて日本は序盤から3:2:1(3:3)DFを仕掛けて高身長であるノルウェーのロングシュートを防ごうとしますが、ノルウェーはRBがポストに入って攻める形を試合を通じて行い、これに日本は苦戦します。ポストシュートを決められると、続けてLWからもサイドシュートを浴びます。さらにOFではポストパスが通らずノルウェーの速攻に。しかしここのロングシュートは亀谷選手がセーブして何とか持ちこたえます。5-1となったところでウルリック監督は1回目のタイムアウト。
タイムアウトが明け7人攻撃で大山選手が7mスローを獲得し、原選手が決めます。戻ったDFでは相手のクロスに対応しきれずフリーシュートになりますがここも亀谷選手がセーブ。しかし次のDFでも大山選手が1:1を守り切れず7mスロー。OFでもポストパスが通らず速攻、また7mスローも決められて、3連続失点。さらにまたサイドシュートを受けますがまた亀谷選手がセーブ。この間のOFはスカイプレーもセーブされるほどで、再三相手のGKに止められます。やはり昨日の調子のまま今日も当たっているようです。16分で8-2とします。
ここで日本は石立選手、多田選手を投入。亀谷選手はポストシュートと速攻を2連続セーブし、7人攻撃で多田選手が得点。続いて石立選手も7mスローを獲得し大山選手が決めます。DFではサイドシュートを亀谷選手がセーブしますがこのDFで永田しおり選手がプッシングによる退場。勝連選手、河田選手が入って6人攻撃をしますが失敗し、無人ゴールに投げ込まれますがこれは枠に収まりません。
人数が少ない攻撃は機能せず速攻で失点します。何とか点を取りたいところで秋山選手が狭い角度からサイドシュートを決めますが、やり返すとばかりにRWが1:1で勝連選手を抜き去り得点を奪います。OFでは多田選手がアウトカットインでシュートを決めると同時に2枚目の選手が2分間退場に。
一進一退の状況を打開したい日本はRWに中山選手、DFに塩田選手を投入。再び多田選手がシュートに飛び込んで7mスローを獲得し、大山選手が決めます。しかしRWのシュートを決められ、同時に永田美香選手も2分間退場に。26分で11-6となったところでノルウェーはタイムアウトを取ります。
再開後LBのロングシュートで失点。6人攻撃も失敗しますが、中山選手が長身を生かし執念のカットを見せます。その中山選手にシュートが回ってきますが、ここもGKが顔面でのセーブ。なかなかOFがうまく機能しません。そんな中でもノルウェーはLWがしっかりシュートを決め、最大の7点差に。日本は何とかシュートまでもっていきたいところですが石立選手のシュートはGKに阻まれます。戻ったDFでその石立選手がインターセプトし、勝連選手へとボールが渡り鮮やかなループシュートで得点。さらには前半終了間際河田選手が狭い角度からのサイドシュートをねじ込み、13-8と5点差で折り返します。
後半は原選手がCB、大山選手がLBで再開。早速亀谷選手がフリーシュートをセーブしますが、速攻で失点。日本も田邉選手にパスが渡りシュートまでいきますが、ここもセーブされます。亀谷選手も負けじとロングシュート、サイドシュートを連続セーブし、7人攻撃で攻めますが大山選手がチャージングの判定。ポストシュートで失点し、日本も角南果帆選手にパスが通りますが体勢を崩し得点ならず。OFがしんどい中1:1も抜かれてしまいますがここも亀谷選手が助けます。それを上回るかのように田邉選手から角南唯選手へのスカイプレーも止められ、秋山選手のサイドシュートも止められます。日本は再び7人攻撃を仕掛け、低いDFの上から原選手がシュートを放ち、後半7分で日本が初得点。15-9とします。
ここまで安定している亀谷選手でしたが、一度はシュートをセーブしたもののボールがゴールに入ってしまい失点。ここはOFでカバーし角南唯選手が7mスローを獲得し原選手が決め、亀谷選手の2連続セーブのあとには原選手が速攻で強引にシュートをねじ込みます。後半10分で16-11と何とか食らいつきます。
ここからノルウェーの猛攻が続きます。RW、RBのシュートで失点し田邉選手が2分間退場、秋山選手のシュートはまたも止められ、LBのロングシュートで失点。勝連選手がループシュートで得点しますが再びRBに大山選手が押し込まれ得点、退場。日本は角南唯選手の1:1から勝連選手がサイドシュートを決めます。DFでは人数の少ない中ポストシュートが決まり、OFでも角南唯選手がステップシュートを放ちますが惜しくもGKに止められてしまいます。
15分で21:13と8点差にされた日本は大幅にメンバーチェンジ。LW田邉、LB佐々木、CB石立、RB多田、RW角南唯、PV角南果帆(敬称略)と今大会では見なかった布陣に。
早速角南唯選手がサイドシュートに行きますがラインクロスの判定に。しかし戻ったDFでチャージングを獲得。その角南唯選手がポジションチェンジから1:1を仕掛け、田邊選手のサイドシュートまでもっていきます。
ノルウェーはOFでもパスミスを起こし苦しい展開に。その間日本は7人攻撃で、LBから飛ばしパスを受け角南唯選手がサイドシュートを決め、亀谷選手が狭い角度のサイドシュートをしっかりとセーブして、続けて角南唯選手が技ありのスピンシュートで得点。しかしDFで石立選手がLBに押し込まれ2分間退場。板野選手が対しますが7mスローも決められてしまい、19分22-16となったところでウルリック監督は2回目のタイムアウトを取ります。
6人攻撃を仕掛け多田選手がアウトカットインでDFを引きずり、得点と退場を奪います。ノルウェーは6人攻撃を失敗するなか日本は7-5攻撃で確実に点を取りにかかりますが、多田選手が手にボールがつかずターンオーバーとなり、ボールはむなしくも無人のゴールに。
ノルウェーは少ない人数でも狭い角度からRWが決め切り、さらに速攻で連続得点をしたところでウルリック監督が最後のタイムアウトを切ります。
日本はダブルスカイをやってのけようやく得点。サイドシュートを亀谷選手がきっちりセーブして秋山選手がサイドシュートを決めます。しかしノルウェーも狭い角度から再びRWが決め切り、原選手がシュートに行きますがゴールポストに当たって外れます。27分26-19となったところでノルウェーがタイムアウト。
日本もGKを板野選手に交代。しかしマークミスでPVがフリーになってしまい失点。日本は原選手のカットイン、秋山選手のサイドシュートで点数を重ねますが、LBのロングシュートで失点。ここで日本は7人攻撃で角南唯選手から果帆選手への姉妹パスが(今大会初めて?)通りこれを果帆選手がループで決めますが、ここでタイムアップ。
*音がずれてしまっていますがご了承ください。
最終スコア
Norway ー Japan
28 ー 22 (13-8、15-14)
日本は得失点差でブラジルを上回り今大会を2位で終えました。なお優勝はノルウェー、3位ブラジル4位アルゼンチンとなっています。
おりひめジャパンの皆さん、本当にお疲れさまでした。しかし、彼女たちは明日の朝飛行機ですぐさま日本に帰って今度は茨城国体が待っています。それぞれのチームに戻ってすぐにマッチアップです。こちらも目が離せませんね。
僕はいまStavanger空港で夜を明かし、明日の早朝にストックホルムに戻ります。
本日のレポートはここまでですが、また明日以降でこの大会の地震の感想をまとめたいと思います。こちらもぜひご覧ください。
おりひめジャパンの皆さん本当にお疲れさまでした!ゆっくり休んでくださいとも言えない日程ですが、これからも世界選手権、東京オリンピックに向かって頑張ってください!また東京オリンピックでお会いしましょう!
おまけ:選手からいただいたサイン こちらもありがとうございました。