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INTERSPORTCUP DAY2

先ほど行われたおりひめジャパン2戦目、アルゼンチン戦のマッチレポートです!

アルゼンチンは12月の世界選手権の1戦目の相手でもあり、勝ちがほしい試合です。


アップ前の石立選手

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スターティングメンバー(敬称略)

GK 亀谷 さくら

LW 田邉 夕貴*昨日の田邉選手の漢字が間違っており申し訳ありません。

LB 河田 知美

CB 横嶋 彩

RB 角南 唯

RW 藤田 明日香

PV 永田 美香

今日は昨日よりも残っている観客が多く、ほとんどが日本を応援してくれる人たちでした。額に日の丸のフェイスペイントをした少女たちを見つけ、早速”NIPPONNチャチャチャ”を教えて試合開始直後からもうアリーナは日本のホームに。

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先制したのは日本でした。速攻で角南選手が決めます。アルゼンチンもポストシュートで取り返しますが、横嶋選手が1:1から7mスローを獲得、原選手が決めます。

一方アルゼンチンはLBの選手が1:1を抜き去りシュートを決めます。反撃したい日本ですが横嶋選手はポストシュートを外し、続いてカットインシュートを狙うも着地の判定。しかし亀谷選手がサイドシュートをセーブして助けると、大山選手が速攻で3-2に。

DFを抑えきり、横嶋選手が速攻で1:1を仕掛けますが相手選手と接触し、膝をひねってしまう負傷、そのまま起き上がることができませんでした。まだ詳細は分かりませんが、軽傷ではなさそうです。ご無事を祈るばかりです。

ここで獲得した2分間退場+7mスローは大山選手が決めます。ここから日本は3連取。角南選手が1:1で抜き去り、DFを守って藤田選手が速攻で強引にサイドシュートを狙ってこれが決まり、次のDFは亀谷選手がシュートをキャッチして藤田選手にロングスロー、得点。

7-2となった10:30にアルゼンチンのタイムアウト。

7mスローで1点を失いますが、日本も途中出場の石立選手が速攻で1:1を仕掛け、相手の退場を誘います。

16分7-3となったところでウルリック監督がタイムアウトを取り、LBを佐々木選手に交代。直後の攻撃で石立選手がポストシュートを決めます。

DFでは相手ポストにひっくり返されてしまい7mスローを決められます。

永田美香選手がポストシュートを外しますが、藤田選手が飛び込んでルーズボールをキープ。その藤田選手は1枚目と2枚目の間を視野外でパスを受け取りシュート。会場が沸き上がります。

直後のDFで原選手がホールディングによる退場をとられるも何とか守りきり、石立選手がシュートを決めます。22分で10-4の展開に。

日本はスカイプレーを試みますが角南選手が着地の判定。サイドシュートで失点しますが、勝連選手がサイドシュートを決め、戻ったDFでは亀谷選手がサイドからのループシュートを止めて、今度は藤田選手がループシュートで応戦。

アルゼンチンはブラジルほど身長があるわけではありませんが、フィジカルの強さでポストを守っていた永田美香選手を退場させます。人数が少ないDFでも守護神亀谷選手がロングシュートをファインセーブ。

石立選手が枝を交わすクイックシュートで得点を決め、速攻で藤田選手がまた走りますがこれを外してしまい、戻ったDFで右足首を負傷してしまいます。ゲームからは退きましたが幸い大事には至っていなさそうです。

なんとか差を縮めたいアルゼンチンはRWが1:1からシュートを決めます。

DFを守った日本は永田しおり選手が速攻を決め、続いて大山選手が獲得した7mスローを佐々木選手が決めて前半終了。15-6で折り返します。

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後半はLB原選手、CB大山選手、RWに(同い年の)大体大中山選手が入ります。

まずキャプテン原選手がシュートを決めますが、アルゼンチンはLBのカットインシュートで得点。日本は田邊選手がルーズボールをとってサイドシュートを決めます。

しかしロングシュート2本とポストシュートを立て続けに食らい17-10となったところでウルリック監督はタイムアウト。

田邊選手がサイドシュートで得点しますが戻ったDFで2分間退場に。少ないDFではLBの1:1を止めることができず失点。次のDFでは勝連選手が相手のサイドシュートに対してロングステップで退場をとられ、7mスローで失点しまいます。

2人少ない状況ですがが頼れるキャプテン原選手がミドルシュートで得点しますが、LBのカットインシュートとポストシュートで連続失点すると、OFでは永田しおり選手がシュートミス、原選手がオーバーステップとなかなか得点が取れない中、シュート決めたのは角南選手でした。

アルゼンチンは7mスローを獲得しますが、交代した宮川選手がこれを決めさせずません。大山選手がロングシュートを決めるとアルゼンチンも決め返し、後半12分で21-15の6点差に。

もう少し話したい日本ですが、スカイプレーを失敗します。DFでは塩田選手がLBに1:1を抜かれますが永田しおり選手がフォローしチャージを獲得、速攻で角南選手がロングシュートを決めます。

続いて決めたのは期待の若手中山選手。普段はRBでプレーしますが今日はしっかりとサイドシュートを決めて今大会初得点。やはり同い年で同じ大阪だとすごく嬉しく感じました。戻ったDFでは亀谷選手がサイドシュートをセーブし、永田選手が7mスローを獲得し、再び大山選手が決めます。

アルゼンチンがポストシュートで点を取ると、角南選手が技ありのバウンドシュートで取り返します。

永田しおり選手がポストシュートを決め、24分で26-17となったところで日本はGKを宮川選手に交代。

OFでは永田美香選手が相手DFをひっくり返し退場を獲得。相手OFが少ない人数の中パッシブまでもっていくもののRWに決められます。

日本は石立選手がポストシュートを決めると、宮川選手がブラインドシュートをファインセーブ。最後に7mスローを獲得しますがここは河田選手が決め切れずゲームセット。

最終スコア

JapanーArgentina

  27   ー    18  (15-6, 11-12)

この試合のWOMはもちろん角南選手。カットインシュートからロングシュートと多彩な武器で相手GKからシュートを重ねました。ちなみに角南選手が貰ったリュックサックは小さすぎたようです笑(本人より)。

試合後には現地の子たちが待っていたので、選手の皆さんがサインと写真に応じてくださりました!

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OFではバックプレーヤー、PVを中心とした攻撃ができていましたがDFでは1:1が得意なLB、PVの守り方が課題となりました。

残すは強敵、圧倒的ホームのノルウェーです。昨日のアルゼンチン戦は快勝しましたが、今日行われたブラジル戦ではGKが大当たりし何とか勝利しましたが終盤までどちらが勝つか分からない展開に。ブラジルはシュートブロックを立て続けに取っていましたがおりひめジャパンの身長ではさすがにブロックで闘うことは厳しいかと思われます。加えて両サイドの速攻の速さとGKスローの正確さは群を抜いてうまいです。身長も平均190㎝位の高さで2017年世界選手権では銀メダルを獲得している超強豪国ですが、今日ほどGKが当たれば話は別ですが、十分日本にも勝機はあると思います。どう守っていくか、どう攻めていくかとても楽しみです。

おまけ:今大会中のタイムアウトはこのダンスがずっと流されていて、観客みんなが楽しんで踊っています!


ノルウェー戦は日曜日の18:25(日本時間は30日月曜日01:25)からです!


竹村大地

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