国産レモンの呼び名について
国産レモンのブームが未だに続いています。
レモンそのものだけでなく、関連商品も数多く登場し、ヒット商品もたくさん生まれています。
日本一の生産量の広島県を初めとして、瀬戸内でたくさん栽培されています。
ただ、レモンの表記が様々あります。
広島レモン、大長レモン、瀬戸田レモン、瀬戸内レモン、広島県産レモン・・・
それぞれの違いは分かりますか?
結構、違います。
何度か聞かれたことがありましたので、簡単に解説をしてみます。
①広島レモン
”広島レモン”は、JA広島果実連の登録商標です。
JA広島果実連から出荷されるレモンしか、広島レモンと名乗ることができません。
”広島レモン”と表示されているレモンは、広島県で栽培されたものになります。
②大長(おおちょう)レモン
”大長レモン”は、JA広島ゆたかの登録商標です。
大長(呉市豊町)で栽培され、JA広島ゆたか から出荷されたレモンが、大長レモンを名乗ることが出来ます。
かつて、大長は大長みかんが有名でしたが、今はレモン栽培の方が盛んになっています。
③瀬戸田レモン
瀬戸田は、レモンの生産量が日本一です。
栽培の歴史の古く、明治時代から始まっていたとも言われています。
国産レモンブームの火付け役となりました。
”瀬戸田レモン”はJA三原の取り扱いですが、、商標登録されていません。
高品質なレモンが多いですが、名称だけで判断でいないため、取り扱っている業者が信頼できるかどうかの確認が必要です。
④瀬戸内レモン
”瀬戸内レモン”は誰でも使用できるため、産地や品質が不明確です。
信頼できる業者かどうかの確認が必要です。
⑤広島県産レモン
広島県で栽培されたレモンの可能性が高いですが、産地や品質は不明です。
JA広島果実連を経由せず出荷される広島県産レモンに付けられることが多いです。