人狼オフライン10 もっと反省会
人狼オフライン10の投稿者反省会です
内容は動画制作についてや、部分的なコメント返信、村の進行の是非、反省会や議論で触れられなかった点の掘り下げ、没議論など。
文量が無駄に多いので適当に流し読みしてください。
プロローグ~エピローグまでのネタバレ含みます
プロローグ+2日目↓
動画全体
文章レイアウト
全体的に読みやすい文章となるように意識しました。
文字フォントやサイズの調整のほか、1発言を最大3行に収めています。特に3行効果は大きく、文字数制約が入ることで冗長な文を削らざるを得なくなってました。
以下、文章を手直しした例をいくつか貼ります
before:
after:
before:
after:
これまで、実卓で矢継ぎ早に発言が流れていく感じを表現したくて、ぱっと浮かんだ文章を最大限採用して推敲をほとんどさぼってました。
実際のチャット人狼(短期)の発言量はるるだとこの半分以下、人狼Jだとこれ以上もちらほら、というイメージです。動画では3行がよさそうに思っています。
議論時間の尺意識
これまで可変(作者の都合でいくらでも延び縮みする)でしたが今回は5-6分程度に目安を設けました。それを超えたら議論の結びを考えています。
さて、今までどれだけ適当に作っていたか懺悔したところで本編に入ります
プロローグ+2日目
ニセキティは真でも偽でもおいしいので役持ちになりました。
神殺しの村っぽさについて
コメントにあった通り似通った部分があります。神殺しの村は人狼ゲームにおける偶然性の大部分が排除されています*1。
聴狂人村では狂人の位置と動きを狼が掌握でき、更に今回は狐もいないため、役職欠けがない限り人狼が村の展開を完全に操作できます。狂人欠けがないことも拍車をかけています。イレギュラーは狩人とその護衛先ですね。
そのため、人狼が合理的に動くこと、意図的に展開を作り出していることが推理の根底にあります。
そこに遅延霊能を入れて、この霊能露出が非合理的な村人陣営のものか、予定外の人狼陣営の騙りか、或いは想定内の騙りか、という枝分かれの材料が加わるといいかなと思いました。
合言葉被りは(実卓ではまず出ませんが)思いついたネタをとりあえず入れてみました
らあめんババアが両占いから投票されているのも偶然性排除(確定村人吊り)のひとつです。
没ネタに挙げた富岳→アパカレー投票による再投票は
一例として、霊能初手吊りを嫌っていた魔法使いが票替えし、生存意欲のないアパカレーとらあめんババアが票替えしないのを考えました。その場合アパカレーの真目が少し上がり、魔法使いが本編ほど白くなりません。
このように3日目以降の議論内容に大きく影響が出て、作り変えの手間が半端ないので没になりました。
進行について補足
この節では村の進行について投稿者が勝手に上から目線のコメントをします。
占い真狼・狂潜伏で考えるのであれば2手で潜伏狼を吊れない場合霊能結果黒は出てきません、つまり3日目に占い師から黒が出ない、3日目までに狼が吊れない時は霊能結果は不要なので信用の低い霊能を吊るのも一手ですね。とはいえこの村は灰が広く吊り位置もそこそこいるので灰吊りにしそうです。灰全体の発言力が強いほど霊能吊りに傾きます。
魔法使いが潜伏狂人吊りの可能性が含まれることをグレランの後押し材料にしていますが、その反論の一例としては、
「グレランで一手で狂人を吊れる確率は低い、ならば偽の可能性が高まっている霊能吊りが優っている」、など(当然これに対する反論も考えられる。以下略)
3日目
解説部
調査については、サンプルが最低500件できれば1000件単位で行えればよかったのですが人力では無理でした。ログの自動抽出プログラムを組んでいるところですが知識不足で実用に至っていません。これは今後の課題
ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙は、ゆっくり茶番劇を作りたかったので没にした人物をリサイクルしました
占い理由
ニセキティとしては元々自分が特攻刺し違えの騙りで終えるつもりだったのに加えて、真占いの「秀才占いの方がよかったか」発言や、囲ったのが後々ばれそうというネガティブな考えから、昼時間の段階で占い噛みを打診して役目を終えるつもりでいます。秀才としては信用勝ちも十分狙える想定をしていただけに、狼同士で連携がとれなかった部分です。狂人特定も3日目でようやく済んだりと展開の良さの割にgdってます。まあそうでないと狼の完勝ですね。
こういった実戦で起きがちなまぐれについては「ゆっくりできない人狼」が本当に巧いです。取り入れたいですが難しい。
東京ドイツ村の占い理由は少しだけ厚くして信用差が埋まるようにしました。
進行について補足
狂人が確定生存、霊能の信用が低く指定役にならない、(霊能の信用が低いので相対的に)占いに真がいる可能性が高い、翌日占い決め打ちを迎える上での情報集め、
以上の観点で占い指定2択がよさそうです。霊能吊りは、信用勝負に移行した噛み筋を含めたとしても、吊り余裕が1減っているのでやりづらくなっています。
霊能が普通に出ていたら霊能の指定でも可。グレランは狼側の票が全体の3分の1を占めている+組織票できるため厳しい。
4日目
本編
この発言はミスです
「玲音はどうして富岳に投票しなかったんだ」→「玲音はどうして富岳に投票したんだ」
もしくは「玲音はどうしてカペリートに投票しなかったんだ」
が正しい。すみません
ライン繋ぎ。
没議論
4日目は結構削ったり内容を変えているので、没にした部分を適当に貼ってみます。
↑の通り当初は玲音がもっと秀才を疑っていました。
本編は「吊り位置に狼がいる」という言い方でしたが当初は直接的に魔法使い村人打ちをしていました。それぐらい魔法使いを噛む気マンマンでいます。
没になった議論内容(議題:3日目の投票理由)
こんな感じで魔法使いが主体の投票考察を入れていました。没の理由はあまりにも魔法使いにペースが握られるのと、翌日の狩人2COによってこの考察がそんなに重要ではなくなるためです。
完成版では全体的に断定調を避けて考察や主張の可能性を絞り切らない形にしています。
5日目
本編
魔法使いの投票整理は元々4日目後半に入っていましたが
アウトプットが速すぎる+それほど村に重要な考察にならず流しになると思い朝一に移しました
狩人2の内訳は平和位置含パターンが複雑で、整理しきるのは困難。その感じをうまく出したいと思ってました。生存者に経験値高めっぽい人がいるのでわりとすんなり枝切りできていますが結果把握→真偽判断→進行提示までやるのは短期だとなかなか大変です。進行役がいないと特に。なので護衛指示も追っ付いていません。
動画のように片方だけ真占いの白のケースが最もややこしいです(狐なしの場合)。狩人がともに真占いの白の場合は狩人真狂確定。ともにグレーの場合は真狂、真狼いずれもありますがじゃあ狩人決め打ちから入ろうとなりやすいので。対抗狂人が見えた狩人視点でグレー吊り切り提案が可能となる。
秀才は、狩人決め打ちの分が相当悪いと見ています(理由は対抗が真の○で自身が騙りの○という位置関係、囲い疑惑を4日目で玲音に諮問されていること、また護衛位置分かれを客観的にみた妥当性に不安があることの3点から)。
そのため、狂人とラインを切ってでも自身の主張を通して5日目を乗り切り、最終日に偽の引き分け処理をさせる道を本命にします。玲音に誘導、或いは富岳と一緒にエンゼルに誘導すると、玲音票が秀才に入って引き分け以下になりそうで、玲音は狩人の真偽を決めかねているけど富岳を怪しんでいるので、富岳に誘導すれば玲音票が獲得できそうと踏んでいます。魔法使いと対立するのを避ける目的もあります(実際はそうならなかったが、護衛された村人は護衛してもらった狩人を信用しやすい)。
平和が出ない場合、エンゼルを狂人として誘導することは可能でも真占いの白貰いなので確定で明日が来る+PPの抽選を受けるエンゼル吊りにはなりません。4分の1で狼が吊れて、そうでなくても狂人が吊れて最終日に繋がる可能性が残るグレー吊りがベターな進行です。なので秀才はエンゼルに誘導するための狂人要素を集めていません。ログを概観して狂人扱いできそうな予感はあるという程度。
進行について補足
聴狂人でないならエンゼルは吊りませんが、
今回は聴狂人であるのと進行役不在の村人視点で分かりやすくするために狩人決め打ちがよさそうです。
狩人真狂読みで決め打ちを挟まずにグレーを吊っても、そこで狼を吊れないと村負け濃厚なので。実質1回しかグレーは吊れませんし、その1回のグレー吊りの精度が高まるのは狩人→グレーの吊り順に思います
護衛指示について補足
長いので別記事にしました(↓の記事の方が文字数おおいレベル)
https://note.com/takemislead/n/n4b8433fa3072
6日目
夜時間
魔法使い視点の導入は試験的に作ったのを採用した形です。
魔法使いは人外組み合わせと噛みパターンで考察していますが、単体から考察するのも有効だと思います。
こういう編集にしたのは見栄えと同時に、内訳の幅が広すぎるのを緩和するためです。観戦者視点では魔法使い狼も可能性として残っていて、かつ最終日引き分けを模索する状況では、誰がどんな意図で発言しているか判断がつきにくくなります(人外が村人を騙すほかに、村人が人外を騙して票をばらけさせたり、そこから内訳を当てようとするため。純粋な殴り合いで勝っても票が足りないので他の手段をとる必要が生じている)。
なので1人確実な村人ポジションを欲していました。ただ、展開上確定白が出来なかったので最終日パートでオープンしました。
本当は魔法使い自身が玲音を村人寄りで見ている設定があるため玲音人外仮定の考察部分はほぼなく、アパカレーの中身についてがほとんどでしたが、不自然に感じたのであとから追加しました。
本編
最終日一番情報を持っているのは霊能ですが、ここの視点整理が速いと議論が円滑に進み過ぎるという大人の事情があります。
玲音、魔法使い同士の探り合い・ブラフは議論の本筋からの脱線度合いが強く、この状況では合意が最優先だろうと思いかなり削りました(ただし玲音が魔法使いを完全に信じきれていない要素として最低限必要)。
魔法使いは村勝利に貢献しましたが、魔法使いだけでは勝てていない試合であるのを表現したかったです。
玲音は、魔法使いが意味のない行動をしないプレイヤーだと考えています(=ぎりぎりまで投票を確定しない行為が票替えの意思を示しているように見える)。
アパカレーは、最後の魔法使いの殴り説得によって秀才に投票しましたが、
魔法使いは自明なことを叩きつけてるだけのつもりなのでそれが高度でなく、たまたまアパカレーにも理解できる内容だっただけです
このように偶然と結果論っぽさが強いのは当初狼勝利で考えていたためです。
夜会話+エピローグ
感想戦の尺
感想戦の長さも気分で変わります。7とか9は尺度外視で網羅気味ですが、今回は余地を残しつつ要点のみ振り返るようにしました。
結局は1つの脳みそから出た議論なので、前者を究めたところで頭打ちなのも懸念にあります。
最終日の投票
反省会にない部分として、これに加えて「秀才がどの程度狼に見えるか」というのが投票理由に絡みますが
狼位置がなんであれ2票入らなければ引き分けにできないので、玲音は魔法使いの票先に脳のリソースを割き、人外内訳予想に関しては二の次にしています
アパカレー狼・秀才狂人で見ているのであれば普通にアパカレーに投票して村負けになっているのが自然です
増やした発言
以下はあとあと必要なことが分かり慌てて付け足した部分です。
最終日1回目の投票結果から内訳は唯一つに推理できますが、その根拠を足しました
秀才の最終日の動き意図についての追記
没発言
擁護不能レベルな矛盾のため没
まず2日目夜時点では狼には霊能が狂人に見えている。霊能吊り誘導が建前だと読むなら梅田はむしろ噛まなくてもよい。
そして秀才は3日目の魔法使いのグレ2択提案に従っているので、霊能吊りの流れが出来てもしようとしていないはず(代えて魔法使い噛みにしていれば、という論調ならまだ分かるけど)。
このように完成から少し寝かすことでやばい部分が浮き彫りになることがあります。投稿間隔を空けるのはそのためです
2日目夜の噛みに深い意味はありません
真占いに●を撃てて霊能欠けまであり得て狩人を探す必要性が薄い、狼の噛みの自由度が極めて高い状況。加えて、綿密に作戦を練るわけでなくその場の流れを汲むタイプの2狼だからです。
正解の内訳について補足
正解の内訳(富岳狂人)を実際のプレイで追うのは難しめです。そのうえで、
この内訳についてはそれを言い出した時点で偽の内訳を述べている人外と見られかねないのが厄介です。相当な確証と根拠がないと1人外残りのケースは言い出せません。なぜならそれ以外では2人外残りの引き分け以下の状況であり、唯一の1人外残りケースを主張するのは楽観的に映る(=引き分け以上で心理的余裕のある人外に見える)ためです。
その他:感想戦の議題
ネタが足りなくなってきていたので、今流行りのChatGPT(3.5)に訊いてみました
こっちをベースにした方が有意義そう今後取り入れようと思います。
最後に
計画通りうまくいかないのが人狼ゲームの面白い所だと思っています。確定詰みを逃してしまったりうっかり破綻したり、故意ではない失敗が起きるのも人間同士なのであり得ます。村人が最善を尽くせなくてもそれは非難されるべきではないというスタンスです(反省会で反省はします)。
野良村の雑多な雰囲気が好きなのでそれを動画で少しでも出せていたら嬉しいです。
お付き合いいただきありがとうございました!!
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