小劇場界の役者の真実と実態
■役者がやめていく理由は舞台の出演回数が増えたから!?
ある役者の先輩がこう言った。
「俺、今月も来月も再来月もそのまた次の月まで舞台が決まってるんだよね!」
「やべーな、、セーブしないと。」
え?何でやばいんだ??
有難いし、凄い事じゃないか!って私は思ったんだけど。
その先輩が言うには、
「周りの役者仲間が辞めていく理由ってさ、沢山舞台に立ちすぎたってことなんだよな〜。舞台に立てることは何よりも有難いんだけど、舞台に立てば立つほど、バイト出来ないからお金が無くなって生きて行けなくって役者辞めてくんだよね。」
と、こう言ったのだ。
何かとても悔しかった。
辞めていく理由が、凄く有難い理由だから勿体ないではないか!!
その辞めていった役者さん達はどこを目指していたのかは分からないし、どんな覚悟と決意で役者を志して、そして辞めたのかも分からないけど。
これが小劇場で活躍している役者の真実なんだなーと思った。
■役者はみんなお金がない!バイト三昧の生活
まさに、小劇場で活躍している役者はお金が無い。ワタシが働いているバイト先はみんな役者だからすごくよく分かる。
みんな必死にバイトしてお金を貯めて、忙しい稽古の合間をみて、稽古がある日でさえもバイト先へ直行して、1時間、2時間でもいいからと働く。
いざ東京に上京してきて、コレで芝居に没頭出来るぞ!!と思っても、現実はそんなに甘くはない。
月に10万~20万前後バイトで稼がなければ生きて行けない。
そうなると、もはやバイト三昧。
せっかく芝居をやりに東京に来てるのに、いつの間にか舞台の上より、ずっとバイト先にいる生活になって、どうにか1日1日を食いつなぐという日々。
自分磨きも、趣味も、レジャーも何にも充実させることが出来ない。
なんか、そんなの勿体ないじゃないか!
わたしは確かにまだまだ無名でお金なんて貰える資格も知名度もない。
だから、バイトしている。
■役者のくだらないプライド
役者なんだから、あんまりバイトしてるとか大っぴらに言わない方がいいよって言われることがあります。
正直、売れてないんだから芝居で食べて行けていないでしょ。
ということぐらい世間の人は分かりきってるのに、なんでそこを隠すのか?と私は思う。
バイトしていることを隠して、自分の恥ずかしい部分を偽って表部分だけ見せて生きていこう!なんてほうが、わたしにとっては正直かなりダサい。笑
ワタシはバイト先で起こったことも、今は動画のネタにしているし、それを配信して面白可笑しく?バカらしく?笑
この世に生み出してる。つもり。笑
だからこそ、もうただのバイトをしている感覚ではない。
常にエンターテインメントの材料になってる。
だから胸を張ってバイトしてる!と言える。
身になってるもん。
■最終ゴールなんて変わって当然!夢は変化するもの。
今はTwitterで毎日その日にあったことを動画で配信して、自分の中でコレだ!という物を探している。
何百回、何千回、何万回って挑戦してやっと見つかるんだと思う。
まだ自分のキャラ確立してないなぁー。
なんかブレブレだなぁー。って思うけど、ずっと続けていった先に見つかるものなんだから、それまで続けるしかない。
動画を撮る前と撮り始めてからで変わったのは、24時間動画のネタを探して生きてること。
周りをよく観察するようになったし、自分のセンサーもビンビンにたっている。笑
何か思いついて、メモして、実践して、見てくれる人の反応をみて、の繰り返し!
「役者じゃねぇのかよ!動画ばっか撮ってないで芝居しろよ!」って言う人もいるかもしれんけど、自分のために今はこれをやるべきだと思う。
自分の強みを見つけるためにね。
「何を目指しているの?」なんて聞かれることもある。
そんなこと私だけが知っていればいいことで、正直他人にとやかく言われる筋合いはないと思ってる。
大きな目標はある。それに向かって沢山挑戦していく。
だからころ挑戦していくうちにゴールは変わっていくと思うし、むしろ変わらないとおかしいんだと思う。わたしはね。
だから今は自由にやりたいこと、全部やりきってみたい!
自分の人生のストーリーを面白くしたい!!
さ、今日は沢山寝たから、明日沢山ネタが思いつくかも。
笑
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