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ドローンの新時代!無人航空機登録制度を楽しく理解しよう!
ドローンを購入したから早速、外で飛ばしてみたい!っと思っているあなた。
機体登録を忘れてませんか!?
無人航空機登録制度はドローンを飛ばす際の必須ルールです。しっかりと守らないと罰金刑になる場合もあります。
ただし、申請・登録さえしていればOKというわけではありません。
登録記号の表示やリモートIDが正しく機能しているか?
などなど必ず飛行前に毎回チェックしなければならない点があります。
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登録方法
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1.オンライン申請
オンライン申請は、国土交通省が提供するドローン情報基盤システム(DIPS2.0)を使って行います。以下の手順で簡単に完了します!
a).DIPS2.0にアクセスしてアカウントを作成。
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以上のやり方でアカウントを作成します。
b).所有者情報やドローンの情報(型式や製造番号など)を入力。
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
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c).登録料をクレジットカードなどで支払う。
d).登録完了後、登録記号が発行されます。
2.郵送申請
デジタルに不慣れな方は、郵送申請も選べます。
a).国土交通省のウェブサイトから申請書をダウンロードして印刷。(申請書はこちらからダウンロードできます。)
b).必要事項を記入して郵送で提出。(記入例はこちらから確認できます。)
c).審査後、登録完了通知が郵送で届きます。
【おすすめはオンライン申請!】
郵送申請は手数料が高く、時間もかかるのでオンラインが断然便利です。
3.費用と有効期間
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※同じ人が複数のドローンを同時に登録や更新申請するときだけ適用されます。
登録の有効期間は3年間です。更新手続きは有効期限の1カ月前から可能。
更新を忘れると再登録が必要になるので、期限管理はしっかりしましょう!
登録後に守るべきルール
登録が終わったら、それで安心…というわけではありません。
登録記号の表示・リモートIDの搭載など登録後も守るべきルールがあります。
続いては登録記号とリモートIDについてご紹介します。
1.登録記号
登録時に”JU”から始まる12桁の英数字が機体ごとに割り振られます。
ドローンを飛ばすなら登録記号の表示が必須です。でも、「どこに表示すればいいの?」「文字の大きさや色は?」と疑問もありますよね。
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耐候性を考慮して、次のいずれかを選びます。
【シール】を貼る。
【油性ペン】で記載。
【スプレー】で塗装。
【刻印】する。
【注意点】
他のロゴやマークと混ざらないように一連で表示してください。登録記号が雨や日光で消えたり、剥がれたりしない工夫も必要です。
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・【取り外せない部分】
バッテリーカバーなど工具を使わずに取り外せる場所はNG。
固定されている胴体部分を選びましょう。
・【外部から目立つ場所】
登録記号が隠れないように目立つ位置に表示してください。
・【見やすい場所】
墜落して拾われた場合すぐに判別できる場所に表示するのもポイントです。
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【文字、数字サイズ】
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※登録記号の文字の高さはドローンの重量によって違います。
【文字の色】
機体の地色とコントラストがある色を使いましょう。例えば、白い機体には黒、黒い機体には白が最適です。鮮明に見えることが大切です!
※必ず飛行前に登録記号に汚れや剥がれなどがないかチェックしましょう!
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2.リモートID
登録番号と同じく一部の機体を除いてリモートIDの搭載が必須になります。
リモートIDのインポート方法はメーカーごとに異なります。
例えばDJI機は以下の【DJIヘルプセンター】のサイトから確認してください。
DJIヘルプセンター
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【発信する情報】
登録記号:「ナンバープレート」。
製造番号:機体の製造番号。外付け型のリモートIDは該当するリモートIDの製造番号。
位置・速度・時刻情報:ドローンの現在位置や速度と時刻。
認証情報:登録記号などの発信に必要な情報。説明書にある方法で必要なデータを入力。
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ただし、特例に該当する機体は免除される場合があります。具体的には、法律で定められた一部の用途や状況で使われるドローンが該当します。
機体にリモートID機能が内蔵されていない場合でも、外付けのリモートID機器を装着することで対応可能です。事前に機体の仕様を確認し、必要なら外付け機器を準備しましょう。
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2022年6月19日までに登録手続きを行なった機体。
あらかじめ国に届け出た特定区域の上空で補助者配置や区域明示などの安全措置を取った飛行。
十分な強度で長さ30m以内の紐で係留して行う飛行。
警察や海上保安庁が警備その他の特に秘匿業務のために行う飛行。
※最新の情報は国土交通省WEBサイトをご覧ください。
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【インポートされているかチェック】
以下の画面のように”インポート済”になっていれば大丈夫。
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DJI Avata2は以下の手順で確認できます。
Goggles とスマートフォンを接続する。
スマートフォン画面右上の(…)をタップする。
【無人航空機システム リモートID】をタップする。
その他のDJI機は以下のサイトで確認してください。
【電源が入っているかチェック(外付け型)】
最新のDJIドローンなどは機体の電源をONですぐにリモートIDが有効になるものもあります。これはドローンに内蔵されている内蔵型のリモートIDだからです。
しかし、外付け型の場合はリモートID自体の電源をONにしなければなりません。
忘れるとリモートID機能が正しく動作せず、法律違反となる可能性があります。必ず飛行前の準備としてチェックしてください!
無人航空機登録制度
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目的は以下の通り
事故やトラブルが起きた際に所有者や使用者を迅速に特定する。
飛行安全の向上。
不正利用の防止。
対象となるのは重さ100g以上(バッテリー含む)のドローンで業務用・趣味用問わず適用されます。一方で、100g未満の「トイドローン」などは登録不要です。
1.ペナルティ
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【登録せずに飛行した場合】
1年以下の懲役または50万円以下の罰金。
【登録記号の表示又はリモートIDを
搭載せずに飛行させた場合】
50万円以下の罰金。
また登録していないドローンは保険の対象外になることもあります。何か問題が起きた時のリスクを考えると、登録は「安心を買う」という意味でも必須です。
2.メリット
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1.安全性が向上する
事故やトラブル時に所有者がすぐ分かり対応が迅速に。
これにより自分だけでなく周りの人の安全も守れます。
2.利用者の意識が高まる
登録を通じて「自分はルールを守る」という意識が芽生えます。
3.市場の健全化
登録されたドローンのみが飛行可能になると不正利用が減少し健全な市場が作られます。
特に商業用途が増える中、信頼できる運用環境が重要です。
まとめ
無人航空機登録制度はドローンを安全に飛行させるための大切なルールです。
ポイントは3つ
登録申請:100g以上の機体は必ず登録。(オンラインがオススメ)
登録記号の表示:機体に耐久性のある方法で表示する。
リモートID搭載:機能が正しく動作しているか確認する。
※登録記号とリモートIDは飛行前に必ず確認。
ドローンを飛ばす際は、登録と確認を忘れずに!
ルールを守って安全なフライトを楽しみましょう。
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