【🏸スリランカ遠征🇱🇰➁】〜2日目・3日目・4日目〜
今回は前回の続きということで、引き続きスリランカ遠征の様子をご紹介します。前回の記事をまだ読まれていない方は、ぜひご一読ください!
(前回記事↓)
2日目 2/10(土)
18時間の移動の末に到着したゴール
前回の記事ではゴール到着・ホテルへのチェックインまでをご紹介しました。軽くおさらいになりますが、私は2/9(金)の日本時間午前10時ごろに日本を出発。途中マレーシア・クアラルンプール🇲🇾での乗り継ぎを経てスリランカ・バンダラナイケ国際空港🇱🇰に現地時間午後11時に到着。朝まで空港で過ごしたのち、ローカルバスで4時間。南部の都市・ゴールへ到着しました。ホテルへのチェックインができたのは2/10の午前11時。ここまでほとんど寝れていなかったためすぐに仮眠をとりました。
友人との感動の再会1
夜ご飯は去年9月のタイ遠征以来連絡をとり続けている、インドネシアのマイケルカラモイ選手🇮🇩(世界ランク最高288位)と彼のご家族と一緒に食べることになりました。
彼とは去年タイISへ出場した際、試合前のウォーミングアップを一緒に行ったことで仲が深まり友人となりました。2006年生まれの彼は幼少期からインターナショナルスクールへ通っていたバックグラウンドがあり、母語であるインドネシア語に加えて英語を流暢に話すことができます。父親との二人三脚で世界のトップを目指している選手で、私自身彼の存在から良い刺激を受けています。
待ち合わせ場所は、ゴール市街のKFC。彼らよりも少し先に到着し、席を確保。間も無くしてカラモイファミリーが到着しました。握手と抱擁を交わし、近況について話しました。その後先方からの親切な提案で、スリランカ滞在中は一緒に練習することになりました。翌日の午前中に地域のバドミントン施設を借りて練習することを確認しあってその日は帰路につきました。
3日目 2/11(日)
酷暑の中の午前トレーニング
午前中は9時から12時までゴール北部にあるバドミントンコートを貸し切ってマイケル選手と練習をしました。コーチを務めるのはマイケル選手の父ロイさん。屋内気温37度の酷暑の中オールショートを中心とした繋ぎのショットの練習をしました。その中では、「時間の使い方」について詳しく教えていただきました。中高大と、日本・オーストラリアでバドミントンを学んできた自分にとっては「なるべくタッチを早くする」というのが正しいと考えていました。しかしロイさんには、「早くシャトルにアプローチすることよりも緩急のメリハリをはっきりつけることが大切。自分のスタミナとも相談しながら、一つのラリーの中でも休息時間を設けることが大切だ。シャトルが自分のコートにある限りは自分の時間。あえてタッチを遅くするのも賢いやり方だ。」と教わりました。これまでに聞くことのなかったアイデアで新鮮でしたが、やっていくうちにギアを上げるタイミングを掴めるようになっていきました。そして午前中の練習を終えることには4回の着替えをしており、かつてないほど汗をかいていました。
午後の会場練習
昼食をとった後は、試合会場での会場練習を行いました。この時間は主に大会開催日の前日に各国に対して設けられるもので、目的は主に2つです。
1. 会場の光に慣れ、シャトルの見え方を把握する。
2. シャトルの速さや風向きを把握する。
この時間は、インドネシアのマイケル選手に加えて同じくインドネシアのコー・ウィボヨ選手。そして中国深圳在住のカナダ代表・シャオドンシェン選手と練習をしました。午前中に練習した体育館よりは暑さは和らいだものの、依然暑いことには変わりなく、それに加えてシャトルがとても遅くラリーがなかなか終わらない傾向にありました。そのため疲労感をとても感じました。
仲が深まった夕食の時間
夕食はコー選手が手作りのインドネシア料理を振る舞ってくださいました。カラモイファミリー3人とコー選手、シェン選手は大会オフィシャルホテルでルームシェアをしています。そこへ招待していただきました。キッチンや洗濯機完備と設備は最高で、ビーチ直結、プール有りという至れり尽くせりの施設でした。コー選手が作る本場インドネシアのミーゴレンが大変美味しく、インドネシアを訪れてみたいとも思わせてくれました。夕食を食べながら、マイケル選手、コー選手、シェン選手と一緒にお互いの近況のついて話しました。どんなふうにトレーニングを行なっているだとか金銭面はどうやって捻出しているかとか全員が若い選手だからこそ腹を割って話すことができました。シェン選手とは3月の中国遠征でも同じ大会に出場予定で、再会が叶えばいいなと思っています。
4日目 2/11(月)
酷暑に耐性をつける午前中の練習
スリランカのような暑い環境でのプレーは私には経験がありませんでした。立っているだけで汗が滝のように出てくる環境で「暑い」と言う意識は試合中に敵になります。本来は次のラリーに集中しなければいけない中で「暑い」という意識はその集中力を削いでしまい一因になるのです。現にインドネシア選手やマレーシア選手、大会を通じて知り合ったインド選手に彼らの練習環境について尋ねるとエアコンのない体育館でひたすら練習をしているとのこと。スリランカの暑さに関してはほとんど気にならないと口を揃えて言っていました。流石に数日の滞在で暑さ耐性をつけることは容易ではありませんが、可能な限り環境に適応しようとしました。走り込みから、オールショートをひたすらこなして暑さをなるべく意識せずにシャトルを追うトレーニングをしました。その結果少しずつマインドが落ち着いていき冷静にラリーを組み立てることのできる場面も増えていきました。
マネージャーミーティングへの参加
BWF主催の国際大会では大会開催初日の前日午後にマネージャーミーティングという会議が開かれます。こちらについては後日「海外遠征のルーティン」という記事で詳しく説明したいと思いますが、端的に言えば大会概要の説明・棄権が出た場合はドローの組み直しを行う場です。各国の代表者が参加を義務付けられており、参加しない場合は選手が大会に出場できないばかりか罰金が科されます。多くの場合は、チームの監督(例えば日本代表では朴ヘッドコーチや以前でしたら舛田さん)が出席しますが、コーチや監督を伴わない選手は、選手自身が参加しなければいけません。今回のスリランカ遠征はオーストラリアからの選手は私1人だけなので私が参加する必要があります。午前中の練習が終わった後は昼食をとり少し休息をとったあとこのマネージャーミーティングへ参加しました。そしてそれが終わると正式な組み合わせと翌日の試合予定時間がウェブ上で発表されます。私の試合は午前11時過ぎの予定でした。この日は早めに就寝して翌日の試合に控えました。
私の対戦相手はインドの若手🇮🇳アンシュ・ビジャル・グプタ選手です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。次はいよいよ試合当日の様子をお伝えします!
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