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【読書メモ】世界は経営でできている

ベストセラーとして平積みされていたので、本書を購入。なかなか面白い本でしたので、メモを残していきます。


要点

本書の要点は以下に集約されるだろう。

価値創造という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること

世界は経営でできているp193-194

これを理解してもらうために様々な事例を用いて、理解の手助けをしてくれた。あるあると納得したり、自分も気をつけなければと考えたりと面白く読ませていただきました。

取り入れたいこと

  • 目的やミッションを共有

  • 数値の背景を共有

目的やミッションの共有

本書にもたくさんの例が挙げられているが、目的やミッションを見失ってしまうことは身近にたくさん見つけられる。
ソフトウェア開発だと機能の数やソースコードの量が目的化してしまうことがある。これでは、あまり使わない機能や無駄なコードを量産してしまうのは致し方ない。なんのためのプロジェクトなのか、プロダクトなのかを共有する事が遠回りのようで、近道なのだろう。

数字の背景を共有

プロダクト開発をしていると、ユーザ数や利用件数などを目標とすることがある。プロダクトの初期であれば、認知度を高めるためにユーザ数をカウントし、販促に活かしていくことは重要である。しかし、一定の認知を得たあとはユーザが得られた価値を計測していかなければ、発展させることは難しい。
そのような背景をセットで共有し、今はこのためにこの数値を追いかけ、達成したら次の中間目標である数値に置き換えることをメンバーに理解して貰うことがやはり重要である。

OKRは良い仕組み

普段の業務ではOKRを活用しているが、本書を読んで改めて良い仕組みだと感じた。目標(Objective)と成果指標(Key Results)を併記することで、定期的に目標を再確認し、数値とのつながりを確認できる。実行上は、目標と成果指標をどう設定するかはかなり難しいポイントだが、挑戦する価値はあるだろう。


OKRとは

OKRは、Googleで採用されたことにより認知が広まった手法かと思います。野心的な目標の実現に必要な成果指標を数個設定し、それを1,2週間のサイクルで定期的に振り返る仕組み。以下のGoogleの記事が参考になります。


本書は経営を中心に日々の生活にも活かせる内容が読みやすくまとまっていますので、普段経営にはあまり関係がない人でも理解しやすい内容になっていると思います。

こんな人におすすめ

  • なんだか仕事や私生活がうまくいかないと感じる方

  • 気軽に経営について勉強してみたい方

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