野鳥が好きです!#59「一夫多妻 セッカ!! 野鳥夫婦のこと」
【一夫多妻のセッカさん登場!!】
世界に生息する野鳥の9割が一夫一妻制といわれています。ただし、人間のように同じペアである程度一生続ける一夫一妻制もあれば、毎年相手を変える一夫一妻制もあります。
そんな中でも一夫多妻制の野鳥、日本で最も多妻な鳥は「セッカ」。ある調査では1羽のオスが11羽のメスとつがいになったそうです。このセッカの写真は先日、渡良瀬遊水池で撮影しました。
【おしどり夫婦は・・・実は毎年のお相手を変えている??】
ちなみにオシドリと聞くと一生一夫一妻制のようにイメージするかも知れませんが、毎年相手を変える野鳥さんなんです。オシドリ夫婦なんて言いますが、当のオシドリは毎年お相手を変えております(笑)。
【ヤマガラ夫婦は互いに愛情深い】
実は市街地でよく見る「ヤマガラ」は、ツガイの愛情は深く、社会的一夫一妻。つがい関係は一生維持することが多いようです。
野鳥を見ていると、この夫婦関係というのも多種多様で面白いですね。それぞれが生存戦略において選んできた道なのだと思います。カメラ越しに見ていると、そこに迷いはないように見えます。潔し!
素晴らしい野鳥の生態です。
セッカは【留鳥】
日本の中の同じ地域に一年中生息し、繁殖(子育て)をする。基本的には、夏鳥や冬鳥、漂鳥のように季節的な移動をしない鳥。
カメラ:パナソニック ミラーレス一眼カメラ 「LUMIX DC-G9-K」
レンズ:パナソニック 超望遠ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S H-RS100400
さて、日本野鳥の会の「野鳥撮影のマナー」がありますので、引き続きこのルールを守って、楽しく野鳥撮影をしていきたいと思います。
【野鳥撮影のマナー7か条】
①野鳥の巣には近づかない
②野鳥を追い回さない
③珍鳥や人気の鳥の情報を公開しない
④周囲の人や撮影場所選びは十分な配慮する
⑤餌付けや、環境改変は行わない
⑥自然にやさしいマナーを心がけよう
⑦ストロボは使用しない