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与野中央公園5000人アリーナ工事による住宅被害と補償の進展について

2024年9月のさいたま市議会まちづくり委員会で、日本共産党の金子あきよ議員が「与野中央公園における工事の被害補償軟弱地盤の影響」について質疑を行いました。
本日は、この質疑で明らかになった内容を、皆さまにお伝えします。

1.   工事の被害補償について明らかになったこと


○金子昭代委員
2月議会で竹腰議員が指摘したように、与野中央公園の工事で、周辺住宅に被害が出ています。
例えば、ブロック塀に亀裂が入るなどです。現在、専門業者による調査が進行中ですが、進捗状況を教えてください。

○みどり公園推進部長
工事に起因する可能性のある住宅被害については、8月から調査を始めました。調査結果が出次第、住民に丁寧に説明し、必要な補償を行います。


○金子昭代委員
ブロック塀の亀裂以外にも、雨どいの外れやエアコンの室外機の傾きなどの被害も報告されています。これらも調査対象ですか?

○みどり公園推進部長
はい、ブロック塀だけでなく、雨どいやエアコンなど、周辺住宅のすべての被害を調査対象にしています。
工事に起因するかどうか、包括的に調査を進めています。


○金子昭代委員
工事による被害かどうかの判断は誰が行い、基準はどうなっていますか?
住民が納得できる基準を示すべきではないでしょうか。

○みどり公園推進部長
家屋調査は事前と事後の状態を比較して判断しますが、今回は事前調査がなく、判断が難しいです。ただ、補償コンサルタントや建築士が広範囲に調査し、その結果に基づいて判断します。


○金子昭代委員
住民は、事前に調査や基準が示されなかったことに不安を感じています。調査結果や補償基準を住民に説明する予定はありますか?

○みどり公園推進部長
調査前に住民へ説明しました。調査完了後も、その結果や補償基準を丁寧に説明し、住民に納得していただく予定です。

○たけこしの解説
住民の皆さんが説明を求めているのは、調査および補償の基準です。
それが不十分であるため、市議会で取り上げたことを受け止めてほしいものです。
住民としては、調査結果が出た後の対応がどのように行われるかが鍵となります。市の対応が住民の不安を払拭できるかが、今後の課題です。


○たけこしから一言

調査が進行中とはいえ、すでに工事による影響が住宅に出ています。
これからさらに大きな工事が予定されていますが、周辺住民の生活への影響を最小限に抑えるためには、計画の見直しや市、住民、業者間での密接な連携が必要です。

2. 軟弱地盤の影響


○金子昭代委員
与野中央公園の工事地域はもともと軟弱地盤で、住民は地盤沈下や工事による影響を心配しています。
2002年の鴻沼川改修工事でも地盤沈下が発生しましたが、市はこの問題をどう認識していますか?

○みどり公園推進部長
与野中央公園周辺が軟弱地盤であることは認識しています。
この地域は河川沿いの低地で、工事前から地盤の脆弱性が問題視されていました。
2002年の地盤沈下の事例も住民や県からの情報で把握しています。


○金子昭代委員
軟弱地盤にもかかわらず、大規模な工事が続く予定です。
住民からは、2002年の鴻沼川工事のように、地盤沈下や家屋への影響が広範囲に及ぶことを心配する声が届いています。可能性はどう考えていますか?

○みどり公園推進部長
2002年の工事では河床掘削が地下水に影響を与え、地盤沈下が発生しました。
しかし今回の工事は道路工事で、掘削深度も1〜1.5メートル程度なので、河川工事とは異なり、地下水の影響を受けにくいと考えており、同様の地盤沈下が広範囲に発生する可能性は低いと考えています。


○金子昭代委員
住民は、今後の工事で重機が入り、振動や騒音の影響が深刻化することを心配しています。市はどのような対策を講じていますか?

○みどり公園推進部長
軟弱地盤に配慮し、振動が少ない重機を使用し、工事車両が住宅地を通らないルートを選ぶなど、住民への影響を最小限にする対策をしています。
今後も地盤や環境に配慮し、対策を続けます。


○たけこしから一言

住民は、軟弱地盤の影響について大きな不安を抱えています。特に、過去の鴻沼川工事で地盤沈下が広範囲に発生したことを考えると、今後の工事も慎重に進める必要があります。住民の生活環境を守るため、市、施工業者、住民が密に連携し、さらなる被害を防ぐ具体的な対策が求められます。
質疑では現在の道路工事に焦点が当てられていましたが、「今後」に目を向けた視点が重要です。

4. 私の主張:自然豊かな憩いの場としての与野中央公園を目指して


私は、与野中央公園の未来を守るために、市民が安心して過ごせる「水と緑の豊かな憩いの場」として整備すべきだと強く信じています。

アリーナ建設のような巨大施設ではなく、この公園は都市化が進む中で、私たちが自然と触れ合える貴重な場所でなければなりません。
特に、周辺に暮らす住民の生活環境を守ることこそが、最優先であるべきです。
今後の工事計画では、住民の声に真摯に耳を傾け、慎重な対応が欠かせません。

工事が進む中でも、自然環境をしっかりと保護し、市民にとって真の憩いの場となる公園を実現させるために、全力を尽くします。

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