実現!ハイブリット授業で生じた課題解決
9月議会で指摘した、市内小中学生がタブレットを用いたオンライン授業で使用するアプリ「Teams(チームズ)」の課題改善が実現しました。今日はその内容を詳しくお伝えします。
議会で指摘し、改善を求めた機能は
①子ども同士のチャットが教員から見えないところでできる機能
②画面から特定の生徒を外す機能
③録画機能
の3機能。現役の先生から、これらの機能があることで、いじめやプライバシーを侵害する事例が起きるのではないかという不安が私のところに寄せられ、緊急で改善を求めていました。
この質問を行った際の市の答弁は「改善に向けて研究をはじめたい」とあまり前向きとは言えるものではありませんでした。
しかし、質問同日に先生が抱かれていた不安が的中する形で、東京都町田市でタブレットのチャット機能を利用したいじめが発生し、小6女児が自殺する事例が起きたという記者会見が開かれました。この記者会見を受け、同趣旨の質問をしていたこともあり「さいたま市は大丈夫か」とマスコミ関係者から随分、声をかけられました。
こうした経過のもと改めて12月議会で改善を求める質問を行うと、市教委は「議員からご指摘いただいた機能については、いずれも設定変更して使用できないようにした」と答弁しました。
緊急の改善を求めた中で迅速に対応していただいた市教委のみなさんには感謝したいと思います。今後もGIGAスクール構想のもとで子どもたちの学ぶ環境は激変していくことが予想されます。そこで生まれる課題についても適宜指摘をしながら、子どもたちが安心して学ぶことができる環境整備をさらに進めていきたいと思います。
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