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学校閉鎖初日

コロナウイルスの感染拡大と死者数の増加を受けて、今日からイギリス中の学校閉鎖が始まった。イタリアよりも約2週間遅れで、イギリスの感染者数と死者数の増加曲線が似ていて、行政や医療関係者はこの状況を非常に深刻にとらえている。僕の子どもが通う学校も閉鎖されて、今日から当分の間家で過ごすことになった。

まだ幼い子どもに、家庭内で一日のルーティーンを過ごしてもらうことは難しい。僕は先週から自宅で仕事をしており、妻も忙しい。だらけてしまわないよう、平日は学校に通っている間と同様に過ごし、学んでほしいと思っている。

今日、5歳の息子は、フォニックスと読書、算数を少しだけこなした。ブロックの組み立てもしたりして、一日目の自宅学習にしてはそんなに悪くなかった。これを毎日、数週間、あるいは数か月続けなければいけないかもしれない。今日はまだ外出はできる状態だったので、僕の仕事が終わった後はスポーツ用品店に買い物にもいった(結局閉店していたが)。

ちなみに、スポーツ用品店にはヨガマットやトレーニング用のゴムなどの在庫がないらしい。推測だけど、これから外出できなくなって家で運動するために、こういうものを買おうとする人が増えているのかもしれない。

その夜、ジョンソン首相からCOVID-19対策について、重要な演説があった。これから、外出についてはより厳しい制限が課さられることになった。週末に、イギリス各地の観光地が「休暇中のごとく」多くの観光客が集まり、多くの人々が、感染拡大を防ぐために他人との物理的距離をとるという政府のガイダンスを守っていないということが大きなニュースになった。人口の少ない景勝地に住む住民からは、観光に来た人に近づくことになるので危険で外出できないという苦情も出ていた。

こういう事態を重く見た政府が、今日ルールを厳しくした。これからは、一緒に暮らす家族などを除き、外で二人以上で会ってはならない。食料や薬など生活に必需な買い物は認められる。もし外出のルールを守らないようであれば、罰金もありうる。なので、明日からは外で警察を見ることも増えるかもしれない。イギリスの私的権限の規制は、イタリア、ドイツやスペインほどは厳しくはなかったが、これでよりそれらに近づいた。でも、一日に一度ぐらい、外で一人(あるいは家族)で運動することぐらいは認められている。大きな公園もまだ開き続ける。でも状況がこれ以上厳しくなれば、イタリアなどのように、外で運動することもできなくなるかもしれない。

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