叱りすぎた日

今日もまた5歳の長男を何度も叱ってしまった。何度も叱る日は、長男の反発もすごい。反発すると、悪いことを(悪いと理解しつつ)さらにするので、僕がまた叱るという悪循環が起こる。最近、このパターンが多い。

今日の主なやりとりはこんな感じ。
・自然史博物館で海洋生物のおもちゃが欲しいと言ったときに、すぐに買ってあげなかった。結局妻が買ってあげた。
・そのおもちゃの箱をすぐに開けたいものの、開けるにはハサミが要る。僕は家に帰るまで待ってと言うが、長男は待てない。「なら、お店の人に自分で頼んでハサミを貸してもらいなさい」と言ったが、長男は嫌だと反発。結局、妻がお土産屋に頼んでハサミを借りた。
・歩いて帰宅途中に、長男がアイスを食べたいと要求。近くにはオフライセンス(小さなコンビニのような店)があるものの、アイスの単価が高いため、僕が「スーパーマーケットに着くまで待って」と言うと、待てない、もう歩けないと反発。結局、僕が長男を肩車して、スーパーまで行ってアイスを買った。
・スーパー内で、長男が走り、何度か他の客の邪魔になる。「走らないで」と何度も注意。スーパー外に見える次男に近づいて手を振りたいために、周りが見えていないので、また走る。
・帰宅後、長男はお腹がすいたので、何か食べたいと言う。ビスケットを上げるものの、僕が「夕飯前なので少しにして」と言うと、「じゃあビスケットをゴミ箱に捨てる。食べないでといったでしょ」と反発。結局、ビスケット6個で合意。
・夕飯はカポナータとチーズをソースにしたスパゲティ。肉・魚なしなことに、長男は不満。「どうして毎日肉を食べちゃいけないの?」と聞かれたので、僕は「健康のため」「環境負荷削減のため」と返答。すると、「チーズだけ食べる」と言う。
・トランプで神経衰弱をして遊んでいるときに、僕が連続で同じ番号のカードのペアを見つけたり、取得したカードの数が多くなったるすると、長男は「フェアじゃない」「そのカードは僕がもらう」「最初からやり直す」と反発。僕はルールを守ることの大切さを強く訴える。

箇条書きにしてみると、今日だけでずいぶんあったんだな。。。ちなみに、5歳児にこんなふうに言うの?と思われそうなことも含まれるが、実際は英語がかなり混じったやりとりで、5歳児に向けたつもりで話している。

次男が赤ちゃんなので、妻が長男に割くことのできる時間が減ったため、赤ちゃん返りがをしているのかもしれない。僕は、長男が成長するまで待ってあげるべきと考えるものの、悪い行動や言葉遣いを前にすると、つい叱ってしまう。イギリスではよくても、いつか日本に帰ったときのことを考えて、このままでは学校や社会に適応できるか心配になり、つい叱ってしまう。でも、叱った結果が出ていないどころか、逆効果になっているのではと思うことが多い。だから、叱りすぎなのかもしれない、言い方が良くなかったのかもしれない、あるいは僕のアプローチが長男には合っていなかったのかもしれない。

甘やかすことと、叱ることとのバランスがうまくとれないことがもどかしい。もう少し辛抱強く成長を待って上げるべきなのかもしれないけれど、何も言わなくて良くなるのだろうかと迷い、結局また叱ってしまう。

明日は大英博物館に長男と二人で行く予定(パパ嫌い、行かないと言われなければ)。何回叱るのだろうか、我慢できるだろうか、何度笑顔でいいよと言ってあげられるだろうか。

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