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左テールライトがなんか変

どうもタケジョーです。我が家に911 GT3(Type997)が来てから早いもので約2週間が経った。光陰矢の如し。けふは陽の国にゐるものよくすといふVLOGなるものの象りがため、少し遠いでし日光まで行ききたり。(今日は陽キャがよくするVLOG撮影のため、少し遠出して日光まで行ってきました。)

いや〜日光はいい!美味しいものがいっぱいだし、街並みも歴史を感じる。VLOGにはもってこいだ。せっかくだから日光東照宮にも参拝してきた。思いのほか敷地が広く、くたくたに歩き疲れてしまったけれど、今年一年のよい締めくくりになったと思う。

そんなこんなで家に帰宅し、ガレージにGT3を停めてしばし眺める。う〜ん、いつ見てもカッコイイ。走らなくても楽しめるというのはこれはこれでまた素晴らしい性能だ。

…が次の瞬間、タケジョーは気がついてしまった。左テールライトとボディパネルの隙間がやけに開いていることに。輸入車だし、こんなもんかな?と思い右テールに目を移すと、右はすっぽりと綺麗に収まっているではないか。一度気になってしまうと、原因がわかるまで気が済まない性分だ。しかも、たいした技能もないくせに、できることなら自力で直したいと思ってしまう。なんというか、厄介な性格に育ったものだ。ママ、ごめんなさい。

ぱっと見る限り、テールランプはエンジンルーム横にあるボルト2本と、もう一箇所フェンダー側にツメのようなもので留まっていることがわかった。年式が古い車は樹脂が痛む。どうせツメが割れているに違いない。そこでまずはボルト2本を外して少しゆさゆささせると、呆気なくテールランプが外れた。うーん、シンプル!

しかしてテールランプを眺めると、思った通りだ、フェンダーパネルに引っ掛けるツメが割れている。しかも、割れた部分を接着剤で補修した跡があったから、どうやら壊れたのはもっと以前らしい。しかしもっと気になるのはフェンダーパネルの方だ。右側と比べると、明らかに0.5~1.0 mmほど奥にいってしまっており、どうやってもテールランプのツメに負荷がかかる。

言い忘れていたことがあったが、私が買ったGT3は実は右リアに修復歴がある。修復内容の説明を受けた上で、それでも欲しいと思ったから、購入したのだ。いや、もっと正確には、修復歴があるからこそ、自分にピッタリだと思った。私はクルマをガレージに停めておくだけで満足するタイプではない。慣れてきたらサーキット走行もするだろうし、あっという間に10万kmと距離が伸びていくに違いない。

997型のGT3は既に値上がりを始めており、投機対象として見なされている。高値で取引されるのは、ずっとガレージに停まったまま時間の経過を待っていたような低走行車に限る。投機としての自動車はいかに新車同然であるかが大事なのだ。まして、「修復歴あり」などもってのほか。だからだろう、私のGT3は相場よりかなり安かったが(それでも十分に高額ではある)、中古車サイトに掲載されてからしばらく、買い手がつかずにいた。そんなGT3に、私は狂おしいほどの愛おしさを感じたのである。

きっと、大きな事故だったのだろう。右リアに受けた衝撃が、左のフェンダーをもわずかに歪ませたのかもしれない。テールランプのツメ割れは、このクルマが背負う壮絶な過去を表出させているように感じた。

さて、直しますか。実はもう直し方も考えてある。だけど、今年はもうあと2日しかないから、作業は来年だ。2022年は今年以上に、ポルシェな一年になりそうだ。

それでは皆様、良いお年を!

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