ぷよちゃんといっしょ 第6話 「ぷよちゃん、 ねこを かう」
あるひ、 ぷよちゃんは おもいました。
「そとが うるせぇ!」
なにやら まどの そとから きこえて きます。
ガラッ! バンッ!!
「ニャー」
「なんだ… この いきものは…」
そうです。 まどの そとには ねこが いたのです。
ぷよちゃんは
「どうせ ねこなんて はらへってんだろ ずっと」
と おもっているので、
ねこに よーぐるっぺと かつおの たたきを あげることに しました。
「ニャー」
すりすり…
ねこは ぷよちゃんに なつきました。
そうです、
ぷよちゃんは いい はんたー なので、 どうぶつに すかれるのです。
ぷよちゃんは ねこに
「猫郎」
と なまえをつけ、 いえで かうことに しました。
そうして すうじつが たった あるひ、
ぷよちゃんは いつものように 猫郎ようの ねこかんを
かって かえっていました。
「♪ぷよちゃん かわいい ぷよちゃん だいすき♪
♪ぷよちゃん おしゃれ ぷよちゃん あいしてる~♪
♪ぷよちゃわわあああ…」
「ねころ…?」
まよいねこ ミケちゃんの はりがみ。
それは まぎれもなく 猫郎 でした。
ぷよちゃんは いえにかえって ねころうに ごはんを あげると、
かってあげた おもちゃで 猫郎が つかれるまで
あそんで あげました。
そして いっしょに ふとんで ねむりました。
ぷよちゃんは
猫郎と いっしょに はいる あたたかい ふとんが だいすきです。
つぎのひ ぷよちゃんは ある おうちに でかけました。
そのおうちは とても おおきく、
おやしきと いったほうが ただしい かも しれません。
『ピンポーン』
「これ、 おたくの ねこじゃ ないでしょうか…?」
「ミケちゃん!ウチのミケちゃん!どこ行ってたの今まで!探したのよ!
あなたが見つけてくれたんですか!?
ありがとうございます!!
ユキちゃん!お兄さんがミケちゃん見つけてくださったわよ!」
「ミケちゃーん!心配したんだよー!」
「本当にありがとうございます、
大したお礼は出来ないんですが、良ければ奥でお茶でも…
あら?」
ぷよちゃんは かえりに すーぱーで かぶきあげや よーぐるっぺ、
かつおのたたきを かって かえりましたが、
いえに かえりつくと なんだか しょくよくも なくなり、
だいすきな ゆーちゅーぶも みるきが おこらなかったので、
そのまま ふとんに もぐりこんで ねむることにしました。
へやが しずかに なって ぷよちゃんは よく ねむれそうです。
すこし ものたりないと おもう きもちは
いずれ きえてくれる ものなのだろうと、
ぷよちゃんは めを とじて おもうのでした。
おしまい。