ギュスターヴ・モロー
美術の人物図鑑シリーズです。
今回は、ギュスターヴ・モロー。
生年1826-1898年没
国籍 フランス
表現媒体 絵画
スタイル 象徴主義
関連人物 ウジェーヌ・ドラクロワ/ジョルジュ・ルオー、アンリ・マティス
関連サイト
ギュスターヴモローの作品一覧
ギュスターヴ・モローは1826年パリ生まれ。象徴主義の画家です。ロマン派のテオドール・シャセリオと交流。新古典主義とロマン主義の融合を試みたシャセリオから影響を受け、叙事的な歴史画を描くことを志す。
サロンで、サロメが洗礼者ヨハネの首を求める聖書の一場面を、作例のない構成で描き出した《出現》《ヘロデ王の前で踊るサロメ》で一躍評価が高まる。連作「サロメ」のファム・ファタル(運命の女)のイメージを作り、世紀末の芸術家たちにも影響を与えている。
86年、生前唯一の初個展をグーピル画廊で開催。その後任として国立美術館で教壇に立つ。後にフォーヴの一派となるジョルジュ・ルオーやアンリ・マティスらを育てた。1898年没。1903年に世界初の個人美術館として「国立ギュスターヴ・モロー美術館」が開館。
日本で見られる場所をピックアップ。
(今後も追記していきます…。)
岐阜県美術館
《ピエタ》1854
《聖セバスティアヌスと天使》
国立西洋美術館
《牢獄のサロメ》
《ピエタ》1876
《聖なる象》
アーティゾン美術館
《化粧》
群馬県立近代美術館
《救済される聖セバスティアヌス》
横浜美術館
《岩の上の女神》
大原美術館
《雅歌》
他に、海外ではギュスターヴモロー美術館で見ることができます。
2019.4-6にギュスターヴモロー展がパナソニック汐留美術館で開催されました。
まとめ
・象徴主義の画家
・「サロメ」のファム・ファタル(運命の女)のイメージを作る
・世界初の個人美術館が作られた人物
・ジョルジュ・ルオーやアンリ・マティスらを教える