美術館巡りの日々 2021 S/S vol.2
ついに来ました。東京国立博物館 日本のたてもの展。
●東京国立博物館 日本のたてもの 自然素材を活かす伝統の技と知恵
模型で数々の国宝や重要文化財を見ることができます。立体で再現されているので、臨場感もあり。
…沖縄の首里城。火災で焼けてしまい本当に残念です。(学生時代、修学旅行が中国の予定でしたが、当時はSARSの流行で沖縄に変更。…私にとっても首里城公園は思い出の場所です。)
※首里城は、メイン会場の表慶館から移動して平成館に展示
●表慶館(片山東熊)
会場の表慶館は、ふだんはあまり会場には使われていません。特別展やイベントの時に開館なので、内装を見られるのは結構レア。
本館では、設計図が展示されていました。
建築は片山東熊で、迎賓館赤坂離宮も手掛けた建築家です。
そしてなんと言っても、片山東熊はジョサイア・コンドルの教え子。
●本館(渡辺仁)
タイルやステンドグラスなどの装飾が優美。現在のものは、渡辺仁設計の建物です。
渡辺仁は、和光(旧服部時計店)・原美術館(2021年1月に閉館)の設計も手がけた建築家。
以前は、ジョサイア・コンドル設計の建物だったのだそう…資料でしかみることが出来ないのが悔やまれます。
●上野東照宮
一枚目の写真にあった唐門の裏側。拝観料を払うと中に入れます。
今年はお正月に日光東照宮に行きたいと思っていたのですが、上野にも東照宮があると知り来てみました。社殿も、とても良かったです。
●東洋文庫ミュージアム
行こう行こうと思いつつ、やっと来れました。
東洋文庫ミュージアムのモリソン文庫。三菱三代当主・岩崎久弥が購入した、ロマン詰まった本棚です。
企画展は、「大清帝国展 完全版」を観覧してきました。
●千葉市美術館「ブラチスラバ世界絵本原画展」同時開催、「田中一村展」「つくりかけラボ02」
千葉市美術館といえば、さや堂ホール。
旧川崎銀行千葉支店、建築家・矢部又吉の設計。
BIBは、
スロバキアの首都・ブラチスバラで開かれる絵本の国際コンクール。世界中から絵本が集まります。芸術・文化を存続させることを大切にするからこそ、"商業ベースにのらない"って所を大事にしているのだと思います。
日本人作家さんも何人かでていて、やっぱり好きなのは、荒井良二さん『山のヨーナ』展覧会のために作られた絵本で、もうね…すべてがアート。ユル可愛いのに、もう一冊のデッサン力がハンパない…。
きくちちき さんの『もみじのてがみ』も好きでした。原画も大きなサイズ感が最高に楽しかったです。言葉少なに、絵で楽しめる。こういう本を子供に読んであげたいと、思いました。
4階の図書館で展覧会にちなんだ本が読めます。
荒井良二さんや、きくちちき さんの絵本もぜひ手に取ってみて下さい。
田中一村は、
予備校の時に画集でよく見ていて覚えてました。しかも、中学の教科にでてくるエビのデッサンの人だったとは…!学生時代見ていた作家さんの作品が見れて嬉しい。
評価される前に亡くなられていて、日本のゴッホだなぁと、思って見ていたら、同じタイトルの記事を見つけてしまい…。やっぱり、ちょっと哀しくなりました。
つくりかけラボ 02(志村信裕)
影をなげる
おそらく、作家さんが作った見本。
以前、作品はグループ展やイベントで拝見していました。ワークショップも素敵。
持ち帰って作ったものをもう一度持ち込みするそうなので、今回は残念ながらあきらめました。
近隣の方はぜひに。
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