大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!(埼玉県立近代美術館)
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します。
年末年始は、美術館チケット投稿をお休みしていました。その代わりに、新しいシリーズ美術人物図鑑もできました。
昨年に見た物ですが。新年の幕開けにふさわしい虎に因んだ展覧会を。
大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!
2021.11.16-1.6
埼玉県立近代美術館
同時開催でうらわ美術館でも展示をしています。初期には、読売アンデパンダン展に出展していたり、中村宏と立石紘一で「観光芸術」という企画をしていたのが興味深かったです。絵画だけでなく、漫画、イラストレーション、絵本などメディアを通じても芸術的なセンスが光る作家だと感じました。
立石紘一は、1941年に現在の福岡県田川市、炭鉱の街で生まれます。上京して、1965年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」の名前で漫画の連載をはじめます。
突如、1969年から13年間イタリアに移住します。漫画を応用した、画面構成やコマ割りにした絵画は、その独創的な画風で、イタリアの建築・デザインからも注目されるようになりました。ラジカルな建築・デザイン運動を行っていたエットレ・ソットサスやアレッサンドロ・メンディーニらと協働のイラストレーションも制作しています。
1982年の帰国後には、自作の漫画を編纂した『虎の巻』を刊行する一方、絵本の制作にも着手し、絵画では歴史やパロディ作品、絵巻物など幅広い制作活動を展開しています。
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