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『天皇の料理番』からジョサイア・コンドルの建築巡り
ドラマ『天皇の料理番』を鑑賞しています。
実はジョサイアコンドルの建築や、歴史的な建築が目白押し。
主人公が上京してきた東京の街並み。
ジョサイア・コンドルの建築、三菱一号館美術館が登場します。
丸の内に建設した初めての洋風事務所建築。現在の建物は、再建されたものです。当時は、複合施設として、いろいろな事務所が入っていました。現在では美術館がある他、むかし銀行として使われていた場所はカフェとして利用できます。
ドラマの中では、煉瓦造りの建物が土の道路に並んでいました。土の道路なんてまだビルディングがない当時の丸の内を感じさせます。
現在の三菱一号館美術館(ジョサイア・コンドル設計を再建)
主人公が、料理修行のため紹介された厨房に、今はなき鹿鳴館が登場します。
(江戸東京博物館 鹿鳴館の模型)
鹿鳴館は、もう現存していない建築なので、どこをロケ地にしているか調べてみたら、綱町三井倶楽部でした。実は、この綱町三井倶楽部もジョサイア・コンドルの建築。現在は、会員の方々や、結婚式の会場になっているそうです。
一般公開されていないので、実際に見学はハードルが高いのですが…こういうロケ地巡りからの建築巡りもいいですね。
他にも、今はなき英国公使館は兵庫県公館が登場。
新橋駅は、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室が登場します。
旧新橋停車場 鉄道歴史展示室(リチャード・ブリジェンス設計の再建)
リチャード・ブリジェンスは他にも、横浜の駅舎(現在の桜木町駅)や横浜税関、東京築地ホテル館も手がけています。横浜駅と新橋駅、当時はその地域を代表する建物だったことと思います。
主人公の兄が行く病院。湯島堂病院とでてくるのですが、こちらの病院は架空の名前だそう。順天堂病院がモデルではないかと言われていますが、ロケ地は栃木市役所別館。こちらもとても雰囲気がいいですね。大正時代の洋館なのだそう。
いつか伺ってみたいです。
今回は、私の美術館巡りの記録と、ロケ地ガイドのサイトを引用させて頂きました。
天皇の料理番 ロケ地ガイド
ロケ地巡りからの建築巡り。
もともと私はインドア派なので、お家でのんびり建築巡りも、なんだか楽しいですね。
TBS 『天皇の料理番』ホームページ