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芥川龍之介展 日本近代文学館

【2024.6.4 (Tue.)】

毎度御用達し 日本近代文学館 へ

今年も日本近代文学館で芥川龍之介展をやっている機を逃さず再訪
開催期間約2ヶ月あったとはいえ、新年度はじまってなかなかまとまった自由時間がとれず、結局ぎりぎりだった、、、危なかった、、

快晴の駒場公園内の東門より


これですこれです

館内は撮影不可なのでひたすら記憶とメモを残す

20分ほどのmovieも流れています
わりと最期に近い時期だったと想定されますが、なかなかハートフルなファミリームービーに仕上がっております
このmovie、実は今企画だけではなく至るところで(?)流されているので、また芥川龍之介に関する特別展などあれば違った場所でも出会えることと思います


気に入ったところだけmemoピックアップ


当時婚約者だった塚本文の家族宛に自分の写真の絵葉書を送る

正気か?ww
自分の写真で絵葉書を作る??ナルシストっぷりを感じました

「このはがきは私の知人が拵へてくれましたから一枚お目にかけます 家ではインド人に似てゐると云ふ評判でございますが如何ですか」
1917年(大正6年)8月24日

絵葉書に添えられた直筆

正気か?www
面白いところあるんですね

撮影不可で残念ですけど、実物はじっくり見てきました
たしかにインド人っぽい、、、かもしれない



泉鏡花と菊池寛の弔辞の直筆が本人のイメージとぴったりすぎて

なんというか、、繊細な、線の細い、針でさしたような、神経質な、、、と表現したくなる泉鏡花の直筆に緊張感を感じました

詳細は忘れちゃったけど、旅先?静養先?で泉鏡花夫妻と同室になったことがあって、それを気に親密な関係だったようです

(個人的には『文豪ストレイドックス』の僕(やつがれ)芥川と鏡花ちゃんの関係を思い出す…)


菊池寛の直筆、正直イメージそのもので笑いました
菊池寛の話『文豪、社長になる』(門井慶喜)の読了後だからかな

芥川宛の菊池寛の遺書(このときは死んでない、最初に心臓発作に見舞われたとき)も見ました
菊池寛のどがんとした文字が印象的、、どがん


もちろん芥川龍之介の直筆もある

芥川龍之介の文字、学校時代 丁寧、丁寧すぎる、、人柄がでています
菊池寛だけでなく友人たちが心配するほどの完璧主義者


ただ、、、

遺書の直筆やばい(語彙力)
けど見た瞬間本当にこう思ったんです、これはやばい、、って
死を感じる幼稚な文字、小さい、病んでる
正直ぞっとしたのと同時に愛おしくなりましたね


川端康成と

菊池寛の創刊した『文藝春秋』や同人誌「新思潮」の時代を考えると
川端康成は芥川龍之介の後輩にあたる

第四次「新思潮」創刊の芥川龍之介と
第六次「新思潮」に若き日の川端康成が携わっている

関東大震災のあと一緒に吉原の焼け跡を歩いた
「芥川龍之介氏と吉原」という川端の随筆が気になります


お土産ポストカードはこちら

河童カッパkappa

芥川龍之介が名付けた時分の書斎“我鬼窟”ってネーミングセンス最高じゃないです?


ちなみに
昨年の夏も芥川龍之介『羅生門』の展示をしていました


2023年度 夏季企画展
教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅰ
―芥川龍之介「羅生門」とその時代

高校の国語の教科書『羅生門』の最後の一文

下人の行方は、誰も知らない。

改稿後


下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつつあった。

改稿前

この違い…!!!
この違いについて昨年は国語の授業、はりきっちゃったな(//  //)


次は『山月記』

今は『山月記』中島敦の展示をしています
ので、近日中に行かなくては〜!!!

こちらです
楽しみです


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